怪しい教会
とりあえず、馬車に隠れていた12歳ぐらいの男の子を自分の部屋に隠した。
メイドのローズに言って何か彼に食べるものを頼んだ。
彼は貪るように食事をした。
食事が終わり、私は彼に尋ねた。 彼は公爵領の子供ではなく隣の伯爵領から公爵領の教会に親に連れられ妹と一緒に来たようだった。
「僕達は叔父さんに教会に売られたんだ」少年ロイドは私にそう話した。
彼の父親は伯爵領で小さな商会をやっていたが、彼の父親が仕事の途中馬車の事故で亡くなると彼の叔父にあたる父親の弟夫婦が彼の家にのりこんできた。
名目上は幼い子供たちの後見人ということで、この家に入ってきたが、彼等にも子供がおり、この家ののっとりを計画したらしい。
さっそく兄様に相談しようと思ったが、今日は領地の偵察で父親の代理で出向いているので、私は父の書斎に出向いた。 父は私の訪問に驚いたようだが、私は今までの出来後を父親に話した。
あの教会は子供のあっせんなどの仕事もしているのでしょうか? 私の問いに父は、あの教会は、侯爵領にあるが、父と母が結婚したとき、王家から送られたもので、管理は王家がしているらしい。
「最近そこの司教が変わったと王家から報告を受けたが、我が公爵領で起こったことなので、捨ておくわけにもいかないので、こちらでも調査しよう」 父はとても悪人顔だが、正義感が強く、どうやら良い領主様のようだ。
あと今、港に停泊している船についても調べてほしいとお願いした。
そこには今保護している妹が乗っているとこことを報告した。
その船は明日の午後、荷の積み込みが終わると、他国に出発するらしい。
もし人身売買のようなものが、あれば、私も黙って見ているわけにはいかない。
兄が戻ったらすぐ、港まできてくれ、船の荷を調べてくれることになっている。
少年ロイドはメイドのローズにまかせ、とりあえず、兄が戻るまで、私と護衛の2人は、何か怪しい動きはないか、あの船を見張ることにした。




