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悪役令嬢って誰ですか?  作者: 雪風花


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兄様とアルフレッド様の事業、恋のキューピット作戦

兄様はアルフレッド様に力を貸し彼の2つの事業を全面協力を約束していた。

アルフレッド様の伯爵家に兄様は最近頻繁にいくようになった。

時々お供にフェルナンド様を連れていくこともある。

フェルナンド様も最近、領地経営に意欲的で、積極的に事業に関わり勉強したいようだ。

この3人で事業の再興をしているので、私はどんな事業か詳しいことは知らないが、私は彼等に携帯用軽食を毎回用意して応援している。

アルフレッド様にあれからあらたまって会うことはないが、兄様とアルフレッド様が作った新事務所にたまに私がお弁当を持って行くことがある。

そんな時、時々事務所で顔を合わせることはあるが、彼は丁寧に私にお礼を言ってくれる。

優しい人なので、なんとか彼に新しい婚約者を捜してあげたいと思った。

兄様は冗談で、彼の婚約者が見つかるまで、もう一度彼と婚約してあげたらとふざけて私に言うが、デリカシーがないのか? 自分に素敵な婚約者が出来たので、脳内お花畑になっている。

妹に3重婚約を勧める兄様は相当頭のネジが緩んでいる。

兄様こそ誰が彼に素敵な婚約者を捜してあげてください、と兄様に言うと、今まで婚約者がいなかった自分に探せるはずがない、とキッパリ言う。

まあ、そうでしょうね。  

そんな軽口をたたいていると、アルフレッド様は私たちの話を聞いて、笑っている。

フェルナンド様もその話に乗りたかったようだが、私はフェルナンド様には頼まない。

彼が絡むとますますフェルナンド様の婚約の話が遠のきそうで頼めない。

それにフェルナンド様には、恋人はいるが、友人というのがアレクしかいないんじゃ、友好関係が狭すぎる。

アルフレッド様は「もう結婚はあきらめている」と穏やかに言ってくれたが、あきらめるのはまだ早い私がなんとかしてあげたいと思った。


そう言えば、ローザも元子爵令嬢で貴族学園に通っていた。 

アルフレッド様が現在25歳と言うと彼は彼女の確か、3級上だ。彼女に聞けば、彼に憧れていた令嬢を知っているはずだ。

何しろ、アルフレッド様はなかなかの美丈夫だもの。

私はさっそくローズにアルフレッド様の貴族学園でのことを聞いてみた。

ローズは私の話を聞いて、アルフレッド様が卒業後、お嬢様と婚約したことを風の噂で聞いて、とても羨ましかったと言った。  

私は貴族学園に在籍してた時、彼は女性徒のあこがれの的でした。

「売れ残ってしまった私以外、そのころの私の友人は、皆結婚してしまいました」と寂しそうに笑った。

もしかしてローズも彼に憧れてたの? 可愛くて美人のローズは彼にお似合いだろう、と私は思った。

ローズはもともと子爵令嬢だし、形式的な子爵の令嬢の爵位だけなら、お父様が国王に頼めば、何とかなるだろう。

ローズのお母さんも最近ではすっかり元気になり厨房に入り皆の食事の手伝いをしてくれている。

また、手先もとても器用なので、ローズと一緒に既製服のスカートの刺繍をお願いしている。

いつまでも私の世話をさせているより、ローズにも幸せになってほしい。

私は早速、アルフレッド様、ローズ令嬢のラブラブ作戦を開始した。

まずはお兄さまと彼の伯爵領の事務所にお弁当を持って行ってもらう。

そして兄様から彼女を紹介してもらう。

同じ貴族学園に通っていたなら、どこかに共通点があるかもしれない。

彼に憧れていたローズに学園のどこかですれ違っていたかもしれない。 

彼女は可愛くて美人だったので、一年生だった彼女を覚えているかもしれない。 

私は期待をこめて、お兄さまにローズと彼を引き合わせキューピット役を引き受けてもらった。

キューピットと言うには、顔が怖すぎるけどね。   なんとかなるだろう。

恋の矢が2人にあたれば、その後はコワモテのお父様がなんとかするだろう。


恋の弁当を持ったビーナスが馬車に乗ってやってくる作戦、開始ですよ。







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