悪魔のようなあなた
私はアレクと一緒にロイドを連れ貴族学園に来ていた。
私にとって貴族学校は物語に出てくる学校のようでもあり、ロイドとキョロキョロしながら、構内をあるいていた。
ハリーポッターの学校のような古めかしい威厳のある学園だった。
私が貴族学校に行かなかったと言うとアレクは「マリアンは学校に行かなくても何でも知っているからな」と言ってくれた。
アレクとロイドは入学手続きをするため受付に行ったが私は空いてる教室を興味津々に覗いていた。
ロイドは学園の寮を選ばず、メリーアンの側にいたいので、侯爵家からの通学を希望した。
貴族学校は侯爵領の上の王都にあるので、馬車での通学は可能だが、私は寮生活のほうが友人もできるのと思ったが公爵家から通えば王都では泣く子も黙る有名な公爵家最大なエランドール家だ、平民でも誰も彼には手をだせない反面、友人を作ることもなかなか難しいであろう。
私から見るとロイドも商人というよりコツコツと研究するようなタイプでアレクに似た学者タイプである。
財務関係の勉強をするなら、将来は兄様の仕事を手伝ってもらっても良い。
彼の可能性は無限だ、そんなことを思って教室内の椅子に座っていたら、教室のドアがいきなり開いた。
教室に男が入ってきて、「ここは部外者禁止だ」と私の目の前まで来て言った。
私は彼を知っている、黒い髪に黒い瞳、その男は高校の時付き合っていた私を殺した直樹君にそっくりだった。
そして驚くべきことを私に言った。
「よう、久しぶりだな、ビビアン、合わない間に随分うまく化けたな、でも俺には通じないよ」との言葉に私はあせって彼の顔を見たが、彼は私に「元婚約者の顔を忘れたのか?小悪魔令嬢」と言った。
元婚約者、私が小悪魔令嬢? 私にはあなたのほうが執念深い殺人悪魔に見えるんだけど、、、
まさか私をこの世界までし執念深くおいかけてきたとか?私は軽いめまいを覚え、教室の机にしがみついた。
その時教室にアレクとロイドが迎えに来てくれた。
私の元婚約者だと名乗る男はこの学園の先生をしてるらしい。
アレクとロイドは何も知らず、彼に挨拶している。
私を殺した殺人者のにこやかな笑顔を見ていると、私は吐き気がしてきた。
やばいわ、私、あれが私のもう一人の元婚約者、おまけに執念深い私を殺した元彼にそっくりな人。
私は彼には2度と会いたくなかった。




