春の日差しの中で、、、
私は伯爵領の街の中で大きな空き店舗を買った。
ここには、婦人用品の店にした。前の店の商品、の一部とブラウス、スカートと出来たら普段使いのドレスを置くつもりだ。
生地は上等な物を使い同じデザインの物をオーダー品より皆に安く提供する。
既製服はこの世界にはまだなく、普段に着る服は自分であるいは知り合いの仕立て屋さんに頼むのが、一般的だ。
もちろん王都や公爵領などの主要な街にはオーダーメイドの高級店はあるが、貴族専用で大商人の娘でもなかなか入りずらい。
アニーの商家ではドレス用の生地を買ってくれた客から服の注文を出されると、店専属のドレスの仕立て屋さんをその屋敷に派遣するようになっている。
私は商家3人娘と相談して、シンプルだが質の良いブラウスのデザインを何点か作った。
サイズはいまのところMサイズだけだが、そのうちLサイズも作るつもりだ。
スカートは同じデザインだが3色ほど揃え、希望者には希望の位置に花のワンポイント刺繍を提供することにした。
端のコーナーには、ご主人や恋人のためのコーナーを作りプレゼント用のシャツを置いた。
今のところアレク体型に合わせてMサイズだけだが、ロメオやマリオ体型のLサイズも作らなくてはいけない。
私の店の商品が好評ならば、3人娘の商家でも既製服を取り入れるということになっているので、3人娘は皆気合が入っている。
商品自体は、侯爵領の屋敷で作っているが、彼女等は両親や店にも一目置かれる存在になっている。
自分のお小遣いにと始めた仕事だが今では兄弟達にお小遣いをあげる存在になっている。
屋敷の女性軍に見せたらとても好評で予約注文を特別に受け付けることにした。
兄様、アンナさん、ロメオ、マリオの服はLサイズなので緊急にサイズ違いも作るつもりだ。
私はさっそく出来立ての白いブラウスと水色のスカートでアレクの屋敷を訪れたが、青々と成長した畑の中で彼は眩しそうに私を見た。
明日貴族学校にロイドを連れて行ってくれるアレクには、水色の開襟シャツをプレゼントした。
この国の標準体型のアレクの体に合わせて作ったシャツなどで、彼にとても似合っていた。




