朝のおねだり作戦
ローズは早朝、私の隣の部屋に越してきた。 部屋はまだ彼女のベッドだけだが、今日ローズと一緒に買い物に行き、いろいろな物を揃えたい。 あと、図書館に行きたいので、場所を教えてほしいので、今日の朝食は気合を入れてお母様風に変身するからね。
私はローズに手伝ってもらい、髪をお母様の肖像画に似せて,結おうと思った。
ローズはいつものように、私の髪を高く結い上げようとしたが、ダメダメ、その頭だと、小鳥が頭の上に巣を作りそう。 ハーフアップにしてね、と私は言った.。 ローズは上手に私の髪を結い上げ細い白色のレースのリボンを髪に編み込んでくれた。 これなら、ヘアーアクセサリーはいらないものね。
以前のビビアンはごつい髪飾りをつけ、顔より髪飾りが目立つ花魁風の髪型をしていた。
あのセンスには誰もついていけない。
お母様のフランスの細かく繊細なレースのついた、白い服を着た。
ローズがメーク道具を持って来てくれたので、私は薄化粧をして、赤い口紅をクリームとまぜて、ほんのすこしだけ、薄く塗った。 こんなもんでよいかな?
ローズは私を見て、「お嬢様、別人のようです」と私に言った。
そうです、私は別人なのです。 以前のビビアンではありません。
さあ、これで支度が出来ました、お父様とお兄様におねだり大作戦ですわ。
私は朝食をとりに食堂に行くと、お兄様とお父様は私をみたとたん、固まってしまった。
私はお願いをきりだした。 もちろん私のお願いは、通りましたがお父様は誘拐されるといけないので、護衛をつけると言い出しました。 こうして私はメイドのローズと初めてのこの世界の街に護衛2名を付けて、馬車で出かけました。




