ソウルドアウト
店に店員が一人しかいないので、とりあいず、今回搬入した店の商品が大方なくなるまで、私も午後。店に出ていた。
私の体も毎日店に行くのはしんどくなってきたので、店は午後から開くことにした。
午前中は商品を作っている仲間への連絡もあるので公爵家で過ごし、お昼近くにアレクの待つ伯爵領に行く。
アレクと2人で最近一緒に昼食をとる毎日が続いている。
別に改めてアレクと話すこともあまりないが、アレクはジャム作りにがんばってくれているが、肝心な薬草研究が出来ない状態なのが気になる。
早くラルフに戻ってきてほしいと思ったが、アレクは私と2人で昼食をとるのを楽しみにしてるようだ。
何か新しい美味しい物を作ってもってきてあげたいが、お店がオープンしてからは、いろいろ忙しくてなかなか厨房に立てない。
公爵家の厨房は料理長、アンナさんを中心にローズとローズのお母さんが手伝ってくれている。
子供達の面倒もローズ親子に押し付けてしまって、申し訳ない。
オープンして、7日目だがそろそろ商品が無くなってきている。
スカーフ止めはすでに完売してしまい、繊細な細工のある髪かざり20個はスカーフ止めを買ってくれた令嬢達がすべて買ってくれた。
まだまだ、スカーフ止めと髪飾りは需要がありそうだが職人さんの手作りなので、大量に作るのは無理なので、サンプルだけ店に置き受注注文を受ける形にする方がよさそうだ。
先日、注文した髪飾りをカリナさんが館に持って来てくれた時、スカーフ止めと髪飾りを30個ほど追加注文したが、こんなに早く売り切れてしまうと思わなかった。
スカーフも残り10枚ほどになり、明日には完売しそうだ。
ポシェットはまだ20個ほど残っているがこれも時間の問題だ。
スカーフは残りの布であと60枚ぐらい作れるが、これは次回、商品を搬入するときにしようということになった。
商品を作りながら売ることは思ったより大変なことなので、月に一週間ほど店を開くことにした。
雇った店員のロザリンさんには店が閉店してる間は商品作りのほうに協力してもらおう。
アレクも一人であと20個ほど作ってくれたが、明日籠とジャムの料金を清算して彼に代金を渡そう。
ラルフが帰ってくれば、もっとたくさんジャムの瓶詰は作れるだろう。
でもこの調子ではなかなか伯爵領の名物にはなれそうにない。
お店の最終日にローズと一緒に店をと訪れたが、最終的にポシェットが2個しか残らなかったので、ロザリンとローズに贈呈した。 ロザリンさんにはポシェットは少し可愛すぎるが今後一緒に作ることになるので、見本品ということで渡した。
ジャム代と籠代をアレクに清算した。
もうすぐラルフも戻るのでこれで彼らの生活のために必要な物を買ってほしいと思う。
店の商品の仕事があるので、しばらく来られないが、ロメオとマリオは時々顔を出し、アレクの手伝いをさせるように約束した。
アレクは少し寂しそうだったが、ラルフ夫妻が爵邸に戻ってくる、2人が戻って落ち着けば、また公爵家に遊びに来ればよいと言って別れた。
最近アレクは年下の弟のように思え、私は困った婚約者様だと思った。




