ブドウの実
少しブドウを持ち帰ってきたので、私は厨房にいたコックさんとアンナさんとローズにブドウを食べてもらった。
皆コクのある甘さで、美味しいと言ってくれた。
「コックさんはこれで何を作るんですか?」と聞いてきたので私はお酒をつくるというと皆とても驚いていた。 「ジャムにしても美味しそうですね」とアンナさんは言った。
ジャムもこのブドウなら、美味しく出来そう、明日ジャム用にすこしブドウを持ってくる、とアンナさんに約束した。
厨房にある大きな瓶があれば、出しといてもらうようにお願いした。
今日は父様と兄様はいつもより早く屋敷に戻ってきたので、私はさっそくエールビールの樽のことを兄に聞いた。
父はビール製造の公爵家に私の頼んだ、子樽のビールを持って来てくれた。
出来上がったスカーフ止めの代金を伯爵令嬢のレイナと支払いに行き、ピザとたくさんの調理パン、エールビール、レイナさんご自慢のアップルパイの差し入れに職人さんは大変喜んでくれた。
注文の残りの分も頑張って作ってくれると約束してくれた。
子樽のビールを買った時、我が公爵家に大樽のビールもたのんだが、こちらな予約待ちで1か月ほどかかるらしい。
やはりお酒は男性には人気があるようだ。
私はブドウで兄にお酒を造る、と言うと兄は驚いていたが、葡萄酒は少し甘いので女性が飲んでも美味しいし肉料理にも良く会うと言うと、「楽しみだ」と言ってくれた。
今度ワインが出来たら、伯爵令嬢を誘って、皆でご飯を食べようというと、急に兄はお酒も飲んでないのに赤くなってしまった。
はやく伯略令嬢のところに行って釣書を出さないと、彼女は美人だし、器用で仕事も出来そうなので、他の人にとられるよ、と私が脅すと、兄はきゅうに焦ったように部屋をウロウロしはじめた。
兄様をからかうと、面白い。
空の大樽が残ってないか?と兄にきくと、地下に8樽ほどあるという。
空樽を公爵領に10樽もっていくとビールの大樽一個と交換してくれるらしい。
兄様、その樽私に下さい。 明日伯爵領にもっていきます。
森のブドウの酒が何樽できるかわからないけど、8樽ぐらいはできるでしょう。
足らない樽は公爵家で貴族にたのみ集めても良いし、残りのブドウはジャムにしても良いし、とりあえず、年末年始のパーティーにむけて葡萄酒を頑張ってできるだけ作ってみると兄に言った。
2週間後には、ワインの試飲会をするので、兄様も期待して待っててねとウィンクすると、兄はびっくりして目をぱちぱちして、「なにか目にゴミでも入ったのか?」と心配してくれた。
私の魅惑のウィンクは兄には通じないらしい。
明日はラルフも来てくれるので、私は夕方から厨房でアンナさんがパンを焼く隣で、明日食べるフルーツパイをいっぱい作った。
明日朝少し早く起きてミートパイも作ろう。
今日の夜はトマトスープをつくってみようと料理長に行って、私はトマトスープにいれる、平べったいヌードル(うどん)を小麦粉をコネて伸ばして,切って作ってみた。
今日は私も食事をしたら、早めに休むことにした。
ローズにもポシットができたら、刺繍をしてもらわないといけないので、休める時は休んでお母様についていてあげてほしいとたのんだ。
なんだかローズのお母様も昼間体の調子が良い時、ローズと一緒に厨房を手伝っていると聞き、庭にある小さな家をそろそろ改装しないといけないと思った。




