木箱に入った金貨の使い道とワイン
金貨の入った木箱は全部で12個あったようだが私が5個とったのは、かなり欲張ったようだが、私があの密輸船を見つけ、船の中に皆を誘導したので父も兄も何も言うことなく、渡してくれた。
木箱の一つはロメオとマリオに報奨金として渡した。
兄弟で仲良く分けて、家でも買ってほしい。
これだけあれば、家、2件分ぐらい余裕で買える。
でもこの公爵家の近くで家を探すのは難しいのかな?
公爵家は庭も館もかなり広く、近くの土地もたくさん持っている。
父も兄も2人のこと気に入っているので、近くにある土地を少し分けてくれるよう頼もう。
まあ、怖い顔はしてるが、彼等は私にはかなり甘いので可愛くお願いすれば、なんとかなるだろう。
伯爵令嬢に頼んだスカーフ止めはどれも素晴らしいもので、かなり安く提供してもらったので、エールビールがきたらお礼にピザを焼いて持って行くことにした。
まずは我が館の皆に食べてもらうことにしたので、アンナにピザづくりの手伝いを頼んだら、彼女もピザとはどんなものなのか、興味深々だ。
チーズは豊富にあるので、トマトソースの上に肉や野菜を乗せ上にはいろいろなチーズをのせてみた。
簡単でかなり美味しい。
屋敷の者たちに好評で子供達も喜んで食べてくれた。
ローズのお母様も最近顔色が良くなり、私達にもにこやかに挨拶してくれる。
マリオになにか職人さんが好む酒のようなものはないか?と聞くと、麦でできたエールのようなものがあると言った。 この世界にもお酒があるのだ。
果物で出来たお酒はあるのか?と聞いたら、ないと答えた。
え、ないの? 果樹酒は? 私はきゅうにワインが飲みたくなった。
ブドウのような果物はこの国にあるのだろうか?
もしあるなら、アルカポネも真っ青になる、悪人顔の2人がワインを作れば、この国はすごいことになる。
バラ色の人生が私にはまっている。
今度伯爵邸に行ったら、アレクにブドウの木がこの国にあるのか、聞いてみよう。
彼なら、植物学に詳しく、いろいろな学生の頃、研究のため領土をまわっているだろう。
伯爵家は大した特産品もない貧乏な領土だから、ブドウ畑を作り、ワインの製造を手掛けてもよい。
ワインを売るのは公爵家のお父様とお兄さまが、がんばってくれればよいし、アンタッチャブルだわ。
カジノだわ、などとエールビールが思わぬ方向に行ってしまった。
ちなみにエールビールは王宮になじみの深い公爵家が極秘で作り独占してるらしい。
だから、ビールのくせに、とても値が高いようだ。 許せない。
ビールなんて、ホップがあれば、出来そうだけど、簡単に出来て、料理に合うのはワインだよねぇ。
ブドウの木がどこかにあれば、、、美味しいワインが作れる。
早くも私は美味しいワインのことを考えていた。




