お父様とお兄様の帰還
お父様とお兄様がお城からたくさんの報奨金を受取り帰ってきました。
馬車にはたくさんの金貨が積まれた箱と小さな宝石箱が入っていました。
私達が笑顔でお父様を迎えると、私には後で話があるので、お父様の書斎へと来てくれと言われた。
私は報奨金の分け前を貰えるのかと、わくわくしながら書斎に行ったが、話はそんな話ではなかった。
まずは金貨の入った箱を3つと宝石箱を私にくれた。
金貨の箱3つ、それに宝石箱、いささか不満そうにしていた私に「この宝石箱には王宮の宝がたくさんはいっている」 大変価値のあるものだ」と言ってきた。
中身を確認するとどれも古めかしいデザインで時代を感じるしろものであった。
どうせ代々王宮にいた、もう亡くなった側妃のものでしょう、王家の装飾品なんて、お金に代えるのは難しそうだし、家宝にするなら、兄様の結婚する人に渡せばよいし、私はもう2つ金貨の入った箱のほうが良いと言った。
これには父は苦笑い、そして「これは王家から是非おまえにと言ってきたものだと」私に言った。
それとと、今度は兄が何か私に言いづらそうに「お前に王家から結婚話がある」と言ってきた。
エーーーえ、この悪役令嬢で名高い私に王家から結婚話とは? 私は驚いて父に言うと、「実は、、、アブダビ王国に婿に行った王子がいたのだか、このほど彼の乱行で離婚して、我が国に極秘で戻ってきた。
是非、彼には新しく公爵の地位に与えるので、出戻り息子と結婚してほしいそうだ。
ちなみに公爵家の未婚の娘にはすべて婚姻を打診したが、断られたらしい。
父様はもうすでに伯爵の婚約者がいると断ったようだが、社交界でも有名な悪役令嬢に婚約者が出来たとの話に王家は俄かには信じられないようだった。
冗談じゃないわ。そんな不良品私に勝手に押し付けるとは、、、
以前の私なら偽装結婚して、気に入らなければ彼をビシバシ鞭で鍛えなおしてあげるけど、仮にも婚約者がいるし、この自由な生活をそんな男にじゃまされたくない。
一度王からは、婚約者を連れて、王城に登城するようにとのことだった。
面倒くさい、王家の宝を国外に持ち出すのを阻止した私が、なぜこんな目にあわないといけないの?
忙しいのに私がお城に登城じゃなくて、普通、王が公爵家へ婚約祝いの品をもって、来るのが正しいと思うので私は父に城にいきなくないと、言っておいた。
どうしてもと言うことなら、多分アレクだって、お城なんて、行ったことは、あまりないと思うので、2人でお城探検でもしてみようか?などと思ってたりした。
とりあえず、宝箱の宝はいらないので、金貨をもう2箱くださいと、金貨の箱を5つ、ロメオをマリオに私の部屋に運ばせた。




