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悪役令嬢って誰ですか?  作者: 雪風花


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ローズの兄

次の日の朝、父と兄がいないので、厨房のすぐ隣の使用人達の食堂で皆で食事をしていた。

アンナさん、子供達、屋敷の泊まり込みの護衛の2人、それとマリオにも夜、父と兄が屋敷にいなかったので泊まってもらったので、一緒に食事をしていた。

そんな中、玄関で執事がなにかもめている。   

さっそく、マリオと護衛は玄関に出向いてくれたが、私も後から付いて行った。  

玄関でローズはローズの母と朝食を一緒に食べていたが、兄の声がするので、ローズも部屋からでてきた。

今日は護衛がいつもより少なく、手薄になっていたので、屋敷の門も、上手くぐりぬけたらしい。

ここは私が領主代理として、彼に対応しないといけない。   

応接間の外には2人の館の護衛を待機させて、執事にローズの兄を応接間に通すように言い、マリオとローズを連れ応接間に出向いた。

ローズの兄はローズにお金を貸せと言ってきたようだ。

ローズはお母さんを引き取り、面倒見ているので兄にお金を貸す必要もない、と思っていると「私は母との生活のため、お金は貸せません」とローズはきっぱり兄に言った。

「ローズ、兄を見捨てるのか、子爵家を見放すのか?」兄の言葉にローズは「兄様が最初私と母を見捨てたのでしょう」と答えた。

はいはい、そこで話は終わりにしましょう、我が屋敷からお帰りくださいと私が言うと、しぶしぶ、玄関をでて、我が家を後にした。

ローズに、兄様に調べてもらっているが、もう子爵家は長いことはもちそうにないので、覚悟はしておくように、と私は言った。   

ローズは「兄はお金のことばかりで、母親のことは何も言わなかった、今日兄には自分の意見をはっきり言え、兄とは訣別した」といった。

彼女も母にはもう少し様子を見てから伝えると言ってくれた。     

ローズにとっても彼女の母様にとってもつらい決断をしなくてはいけないと、私は思った。





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