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悪役令嬢って誰ですか?  作者: 雪風花


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アンテナショップ、ポシェットと新しい商品提案

ビビアンが午前中、皆の昼食の手伝いをしていると、商家3人娘の一人、アリーが古いドレスをいっぱい持って我が屋敷にやってきた。  

倉庫の奥に眠っていたもので、父からの許しを経て、タダ同然でこちらにたくさん運んできた。

ドレスの程度はあまりよくはないものだが、工夫して作れば可愛いポシェットが出来そうだ。

古いドレスでも豪華なレースがたくさんついている服も何着かあったので、このレースを解き、ポシェットの飾りにするつもりだ。

襟元の防寒に大きな四角いスカーフの提案をすると、彼女は目を輝かせた。

スカーフにする布をどうするか、問題だ。   

ドレスの上につけるのだから、上等なシルクの布が必要だ。     色はとりあえず、3色ほど、用意したい。   3人が集まった時、そのことも相談しようと思う。

午後は彼女がおすすめの宝石の買い取り店に一緒に付き添ってくれるので、昼は屋敷の皆と食べることになった。

厨房はアンナさんが加わったのでいつでも美味しいパンが食べられる。

私は何点かの総菜パンを提案したので、これに野菜スープを添えるだけでも、美味しい昼食になる。

今日はパンには挟むジャガイモとひき肉を使った平べったいコロッケを提案した。

そのうちハンバーグも作る予定だ。   朝から頑張ってトマトを煮込み、香草を入れ、塩と砂糖を少し入れたトマトソースを作ってみた。   まあ、少しトマトケチャップとは違うが、似たような味になった。

これをコロッケに少し欠けて、野菜と一緒にパンにはさめば、コロッケパンができる。

珍しいものが好きみたいな父様も兄様も、気に入ってくれるかな?

朝厨房に顔をだした、ロイドとマリールウはとても喜んで食べてくれた。

ローズも手伝い、ローズのお母様には良く煮込んだ肉と野菜のスープと柔らかなチーズパンを特別に作った。   

チーズパンは私の護衛2人にも好評で美味しかったので今度アレクを訪ねる時昼食に持っていくことにした。

午後私は隣の公爵領の宝石屋で自分が買った一番大きな宝石のついた首飾りを売った。

私はこの宝石を自分の領の宝石ショップで買ったようだが大変高い値がついた。

私は公爵家で大変我儘で贅沢な暮らしをさせてもらっていたんだな、と思った。

父様と兄様には、これからは感謝して生きていこうと改めて思った。

この一部のお金を使い高級シルクの布地を我が領の港街で買っても良い。

我が領の港の街には様々な異国の船が入り、上等な珍しいものが溢れている。

素晴らしい布も店にはおいてあるだろう。

後の2人の商家の令嬢は、私の公爵家の子飼いではない、少しこの公爵領からは遠い場所の伯爵領と子爵領にあるが、商家の父親は、娘の命の恩人ということと、我が公爵家と何かかかわりを持てば、自分たちのビジネスにもつながると娘たちを暖かくこちらに週に一度、来させてくれている。

スカーフの布は当面私が買うが、彼女達のためにも、商品が評判がよければ、3人の商家に布の調達を頼んでも良いかもしれない。     

私の店は3人娘と私のアンテナショップとして営み、商品が売れれば、マージンをとり、彼女達の商会で品物を売ってもらうことも考えている。    

何とかロイドの両親の店をロイドが16歳になるまで、維持してあげたい。

ロイドが別の道に進むのであれば、メリーアンが店を継いでも良いし、先のことはわからないが、あと4年頑張りたいと思う。


 


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