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悪役令嬢って誰ですか?  作者: 雪風花


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伯爵領の商会へ、モジャモジャ頭と行く

侯爵邸に戻り、父と兄に今日のことを話した。

子供達はメイドのローズにめんどうみてもらっている。

父と兄の取り調べはすすんでいて、この窃盗団は他国の人もいたようだ。

盗んだ商品は、その他国の人達が、売りさばいていたようだ。

父は王宮に盗難品をすべて持って行った。

盗難品の中には王宮の秘宝も含まれていて、この事件は王宮の者も関わっているらしい。

主に、侯爵、伯爵の盗品が多く、中には家宝もあったので、盗品の多くは届け出がでていた。

盗品は国から戻すようだが、今回のことで大変王宮は公爵、伯爵に恩を売ることが出来、私達公爵家に大変感謝しているらしい。     

じきに、多額の報奨金が我が公爵家にでるらしい。    何しろ王宮の家宝がとりもどせたんだもの、

莫大な報奨金が出るのだろう。

父は、「報奨金の一部で私が好きな大きな高価な宝石を買ってくれる」といったが、大きな宝石はもういらないな。    大きな宝石なんて。私の美しい顔が目立たないじゃない。

一部は私の貯金にして、残りは護衛2人にわけてやってほしいと父にお願いした。

護衛の2人は今回よくやってくれた。     彼等には婚約者もおり、将来結婚したら、お金もたくさん必要になるだろう。    

今日は出かけていたので、夕食はコックさんにまかせたが、父、兄、子供達に簡単な空揚げを作ってあげた。

醤油がないので、香辛料と塩を軽く振り作ったが、なかなか皆に好評だった。

コックさんも、カツ、空揚げは美味しいといってくれたので、我が家の定番になりそうだ。

今度、カツにかけるトマトソースをトマトで作ってみようと思う。  

「ビビアンはいつから料理が出来るようになったんだ? 」  

兄は私に不思議そうに聞いてきた。   「服の好みも以前と違うし、これならすぐ嫁にいけるな」

父も私を見てそう言ったが、いえいえ、お父様、私はいつまでもこの家に居座ります。

だって居心地いいんだもん、 お兄様の結婚までは、この家にいるつもりです、と父に答えておいた。

これには兄も苦笑い、お兄さまにも誰か良い婚約者見つかるといいんだけどねぇ。

そういえば、誘拐された伯爵令嬢がお兄様のこと、素敵だって言ってたので、釣書でもだしてみれば、、、顔も姿も綺麗な人だったしね、と私が言うと、兄は考え込んでしまった。

怖い顔してるけど、案外優しいし、純情派なのかもしれないね、兄様は、、、、


次の日、コックさんとカツサンド、卵サンド、ジャムサンドを朝たくさん作った。

朝はスープとパンと野菜サラダ、ローストハムなどだが、お昼に皆が食べられるよう大量に作った。

今日は私の護衛さんのロメオとマリオも元気よく館に顔を出した。

昨日の休み婚約者達に会って、美味しいものたくさんレストランで食べたのかな?

私は近く出る報奨金の話を彼等にすると、2人ともとても喜んでくれた。

そのお金で小さな家を買うのも良いしね。    

午後は私の護衛で馬車を伯爵領に出してくれることになった。

商会で何があるかわからないので、腕の良い護衛がいたほうが、良いかもしれない。

私は、2枚ほどとっておいた、以前のまあまあ派手な服をきて、鞭とナイフをドレスの中に隠し、馬車でモジャモジャ頭と私たちの分のサンドイッチと香りのよい茶葉を持って伯爵領に行った。


伯爵邸に入ると、入口がすこし片付いており、私たちは食堂の隣の、物が騒然とおいてある居間に通された。    もじゃもじゃ頭の名はアレクサンダーと言う立派な名があるらしい。

彼は今回行く、商会の資料を出してきてくれた。  

商会は小さいながら堅実な商売をしていたようで、資産もかなりあったようだ。

父親が2年前に亡くなったので、叔父夫婦が後見人と言うことで、商会と家にはいってきた書類はあったが、彼等の子供のことは記載されていなかった。

また一か月ほど前に子供が消えたが、子供達の失踪届も出ていなかった。

ロイドが言った通り、彼等が子供を売ったことで、間違えないと思った。

私はキッチンでお茶の用意をして、サンドイッチを出し、皆で昼食をとった。

彼は私のお茶を入れているのを見て、それから服を見て、「素敵だぁ」とつぶやいたが、こいつ目が悪いんじゃないの? 感覚可笑しいんですけど、、、、

食事を済ませ、私たちは、馬車で街の小さな商会に出向いた。

商会は閉まっていて、ながらく仕事をやっている様子がなかった。

売り店舗との札がかかり、店は売りに出されているようだ。

私達は自宅へと馬車を走らせた。





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