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悪役令嬢って誰ですか?  作者: 雪風花


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私とアレクとの結婚

私はアレクサンダーと平民になった後、公爵領の港の教会で結婚式をあげた。

結婚式の参加者は私達は平民になったので、お父様、お兄さま夫婦、ローズと婚約者アルフレッド様、ラルフ夫婦と公爵家からは代表して、アンナさん、執事のマークさんが参加した。

ロメオとマリオには会場の警備をお願いした。

結婚式にはフェルナンド様とその妻ジゼルさんは伯爵になったばかりで領を離れられなかったので、代わりに素敵な披露宴を提案してくれた。


結婚式の一か月後、私は体調が少し悪くなってしまった。

最近食欲があまりない。 ローズは心配してくれて、あれこれ美味しい物を私たちの屋敷にもってきてくれるが、吐き気が酷く私はとうとう果物を少ししかとれない状態になってしまった。

お父様が公爵領のお抱えのお医者様を連れて来てくれたことで、私の妊娠がわかった。

どうやら私達の結婚は出来ちゃった婚になってしまったようだ。

やはり王宮の秘宝の威力はすごいものだと変なところで感心してしまった。

アレクは子供を授かったことをとても喜んでくれたが、そんな私の体を気遣ってとても心配してくれている。

私はアレクに病気ではないので、そんなに心配しないで、とそのたびに言っている。


私の屋敷にはお父様、お兄さま夫婦、アンナ様をはじめ料理長など、お見舞いとお結わいの人たちが絶えない。

私が元気だったらアレクサンダーがアカデミーで仕事をしてる間、公爵家の屋敷に入り浸るつもりだったのに、ちょっと赤ちゃんのことで、番狂わせになってしまった。


ラルフ夫妻がフェルナンド様の伝言を持ってきた、伯爵領がもう少し落ち着いてきたら、私達の顔を見に来るとのこと、そして伯爵領でする披露宴のことを話し合おうと伝言でつたえてきた。

ラルフの奥さんのミモザさんは私の体が落ち着くまでは公爵領の屋敷にいてくれると言ったが、あちらの屋敷でラルフさん一人では寂しいだろう。

この屋敷にはローズがいてくれるので、あちらの屋敷を頼むとお願いした。


私達の披露宴にはたくさんの人達に参加してほしいが、私たちの公爵領の家では少し小さい。

お父様は公爵家の大広間の使用を許可すると言ってくれたが、平民になった私達には使えない。

そこで私たちの伯爵家の広い庭で披露宴の代わりにガーデンパーティーを開こうという計画をフェルナンド様が提案して私たちは賛成したのだ。

私のつわりが落ち着いたらその時にガーデンパーティーをしようとフェルナンドに伝達の返事をした。

アレクサンダーの研究室には今研究員が以前の研究室から来た人が一人いる。

アレクは今新しい野草を使い薬の開発と冷害や暑さに強い野菜の開発を目指している。   

彼は優秀にもかかわらず、男爵と身分が貴族の間でも低く研究室では重要な仕事はさせてもらえなかっtので、アレクが自分の研究室に引き抜いたのだ。

来年になれば、彼の研究室には、難関アカデミーの試験を潜り抜けた薬草研究特化の人が何人か入るだろ。

その話を聞き、私はアンドレ様のことを思った、アンドレ様は平民になので、あんなに希望していた入ったアカデミーで肩身の狭い思いをしてないだろうか?

アンドレ様は食堂の娘さんと結婚したと公爵家に報告に来ている。

私はその時侯爵家にいなかったが、兄様に彼の実家からもらった手切れ金代わりの家を売り、アカデミーのそばの食堂の近くに新しく家を建てるとのこと、そして私たちの結婚を心から祝っているとの私に対しての彼からのメッセージを兄様から伝えられた。

私はその話を聞き、同じ目的を持ち戦った戦友の彼の新しい門出を祝い、少しではなく大分多めのお結わい金をロメオを通して送った。

アンドレ様はそのお結わい金を渡した際、ロメオから快く受け取ってくれたそうだ。

その後「ビビアンの好意をありがたく受け取る、我が戦友よ」と手紙を私に送ってくれた。


お父様に頼みアカデミーではあくまで成績が優秀な研究者を尊重して、身分の差で差別することが出来ないよう、王様に頼んでもらおうと思った。

王様はさっそく王宮アカデミーにフェルナンドの兄?であるアレクサンダーが平民になったこともあり、

そのことを徹底させ、以後違反したものは審議会にかけ、研究員をやめてもらうとアカデミーに通達を出してくれた。

これは王宮アカデミーが存続しているかぎり、アカデミーの法として、定着させるようだ。

やはり公爵家のお父様が王宮に税金のことで恩を売ったのが大きいと思った。

これで平民になったアレクはもちろん、アンドレ様も安泰だ。


ロメオとマリオの給金は公爵家が払うとお父様からの申し出があったが、私は以前買った趣味の悪いやたら大きな宝石をたくさん持っていていて売れば相当なお金になることがわかったので、その宝石を売って彼等に給料を払うと断った。

それなら、せめて伯爵領のラルフ夫婦の給金をこちらで払うとお父様は言ったが、アレクの給料でラルフ夫婦の給金は十分賄える。

それにアレクには疫病の薬のロイヤリティがある、お父様に言った。

私もそれに伴いマスクを売り出すつもりだ。

王家からもたくさん報奨金、慰謝料を貰ったのでもしかしたら、その辺の貴族よりお金持ちかもしれない。

 


お母様から私に譲ってもらった宝石は、肖像画に描いてあったお母様がつけていた宝石の首飾り4点は私が形見としてもらったがその他の物は兄様の奥様になったカリナさんに渡した。

カリナ様はたくさんの宝石を最初辞退していたが、この宝石は代々その家をひく継ぐ物の物だからと言うと彼女も納得してくれた。

私は平民になったのでもうそんなに宝石の装飾品は必要ない。


今は少しつわりで体がきついが、アレクと公爵家の皆の助けで新しい家で何とか新婚生活を頑張っているけど、新婚2か月で妊娠がわかり3か月目でつわりが酷いなんて、ちょっとアレクが夜可哀そうだな、と思ってしまった。




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