王様の決断
私達が王の所に案内されると、王様は私達を見て、「このたびは申し訳のないことをした」と謝ってくれた。
王様が私達に謝罪してくれ、私もお父様もある程度は満足したがその後の言葉が悪かった。
「貴重な皇室の宝の媚薬を息子がビビアンに使ってしまった、私の監督不行き届きだ」の言葉に私はすこし腹が立った。
そのために私がどんな目に会ったか、思い出しても胸がムカムカする、ラインハルトには重い罰をあたえてほしい。
私はフェルナンド様はいまどこにいるのか、王様に聞いた。
彼は隣の部屋で休んでいる. 痺れ薬を打たれたようだが、命には別状ない。
私は王にフェルナンド様はラインハルト様に酷い目にあわされたラインハルト様に厳罰を与えてください、お願いした。
王様は少し悲しそうな顔をして、「ラインハルトはフェルナンドを嫌っていたのは知っていたので彼からフェルナンドを遠ざけようとしたが、まさかそれほどの憎悪を持っているとは思わなかった、ラインハルトは国宝の秘薬を無断で使った罪で貴族牢に入っている」と私達にいった。
彼の王位継承権は剥奪され、第2王子のフィリップに移るようだ。
「このたびに事で、公爵家は多大な迷惑をこうむった」お父様は王に言った。
「そうじゃのう、特に公爵家のビビアン、その婚約者アレクサンダーには申し訳ないことをした」と言った。
「私はフェルナンド様との約束の婚約期間がすぎたので褒美としていただく報奨がありますが、王都の大きな庭付きの豪邸を買えるだけの資金をさらに一件分追加してほしい、と言った。
公爵家、伯爵家のアレクサンダーにも何か恩恵を与えてほしい、と言った。
公爵家への恩恵は後で考えるが、私への報奨金は早速手配すると約束してくれた。
アレクサンダーには現在は疫病の薬を作るための臨時主任ということであるが、王宮アカデミーの新しい研究室の主任の地位が約束された。
お父様は、私に「王様に随分欲張った請求をしたなあ」といった。
ハイ私はがんばりました、と答えておいた。
公爵家に戻る前に私達はフェルナンドが休んでいる部屋に行った。
彼はだいぶ落ち着いた様子で私達のことがわかったようだ。
私の手を握り、「僕は姉様のために最後まで頑張った」といった。
頑張った?頑張って私に呼び掛けてくれていたけど、かえって私を心配させてた、それに最後はほとんどぐったり寝ていたような気がしていたけど、と私は思ったが、まあそういうことにしておこう。
私達はまた明日もカリナさんを連れ見舞いに来るとフェルナンドに言って、城を後にした。




