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5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
二章 ミルズ王国 動乱編
52/129

51.ミルズ王国到着

 その日の夕方…

「見てみろ森を抜けたぞ」

「おぉ……」


 3人の前には広大な平地が広がっていた、そしてその平地の先に都市が広がっており、さらにその奥には山々が見える。


「あれがミルズ王国だな。」

「ああ、それと、奥の山脈がコロラド連邦との境、ベルベスト山脈だ。」


「よしとりあえず陽が落ちる前にミルズに入ろう。」


 3人は平原を越えミルズ王国に到着した。

到着した頃にはすっかり暗くなっていたので、その日はとりあえず宿に泊まることにした。


「この国にはどのくらい滞在するんだ?」

「野宿も続いてたし数日は滞在しようか。

物資の調達と、あとカミルが覚えられる魔術の魔導書を見つけないとね。」


「じゃあ俺が旅に必要なものの調達はやりますので、カミルの魔導書はボスにお願いできますか?」

「うんわかった。助かるよ。」


「カルマは行きたいところないのか?」

「俺も扱える魔術を増やしておきたいからどっちにしても魔導商店には行きたかったんだ。」


「そうか。私は魔導書を見ても何が何だかさっぱりだからカルマに任せよう。私は一度戦士教会を見に行くとする。」


「聞き込みか?」

「まあ、そんなところだ。」


3人は翌日からの方向性が固まったところでそれぞれが就寝した。森を抜けるのに疲れたのか3人共その日はすぐに眠りについた。


 次の日カルマは部屋を出て魔導商店に向かう。

ハウロスとは途中まで方向は一緒だったが途中で別れた。

カミルは朝から街に出かけていた。彼女はいつも早起きだ。


 このミルズ王国では魔導商店ではなく魔導図書館と呼ばれ、公共的施設として扱われているようだ。

場所も王宮に隣接しているとのことだ。


 カルマは王宮の方へ向かい街中を歩いていく。

ミルズの街は数年前に内乱があり王が代替わりしたと聞いたが、内乱などなかったかのように平穏である。


 大都市というほどではないが、街は建物も多くありどこかカストリアに似た雰囲気である。

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