第46話。結論
月1は最低でも守る様に頑張ります!
今の目標は週1更新です。
暖かく見守って下さるとありがたいです。
「久しいな・・・もも・・・スノーには会ったか?」
「はい・・・。御弟子を取られたのですね?」
「お前程では無いが逸材だ。」
誠の体は長い年月に渡り周囲にどんな高位の者にもバレ無いように結界を張っていた。
だがその代償は己の生命力そのもの。
肉体の再生を代償とする。
即ち不老不死ではあるが、永遠に老いてゆく肉体になってしまった。
ただの不死者となってしまっていた。
ももは悲しみにくれるわけでもなくただただ、胸の中に懐かしい主人を抱きしめていた。
「さて・・・もも随分強くなったな?」
「はい。誠様にまた仕えられるほど強くなって戻ってまいりました。他の者は死者も出ております。守護者全員無事で無いことが残念でありません」
「アハハハ。それは仕方が無い。人間である者も混じっている。今は後悔しか無い他世界から連れてきた者たちに死後の世界で会った。何度も謝り償いをして来た」
「誠様・・・」
「そしてまた誓おう、この世界を征服すると。だがそれには守護者全員を集めるのが先手だ。今の世界は恐らく、ももお前と同等の人間が少なくとも両手で数えるほどは居るだろう?」
それに対してももはゆっくりと重みをもたせて頷いた。
才能恐ろしさを実感して来たような顔をして・・・。
「それでいい・・・。俺は当分この肉体だ。霧も全てそろそろ消失する。お前たちに守ってもらうことになる。まずは何処かに住み当分仕事をして体力の回復に専念だ」
「御意」
相変わらず誠様は老いても美しく凛々しい。
あぁ・・・体が火照ってしまう。
慰めないといけないのだけれども・・・会わない間が長すぎて体が言うことを聞かない・・・あぁ誠様・・・誠様・・・。
大好きです
「誠様近くに集落があるけどそこでいいか?」
「いえスノーさんそこでは、3人が住むには不適切かと思われますのでその1つ先の街に致しましょう。誠様は肉体的に栄養が足らないようです。栄養のバランスを考えた食事をまずは手に入れるのが先決かと?」
「チッんじゃぁいくぞ!」
♪
「ケッ相変わらず混んでやがる。」
「スノーあの場所から良くここまで、意識だけで察知できるようになったな偉いぞ」
「えへへー///」
スノーは頭を誠に撫でられ頬を赤くし、口は緩んで喜んだ。
だが誠に肩を貸しているももはそれを快く思わないのか、少しだけプイッと顔を背けた。
街の周りには高いコンクリートのような者で作られた壁が立っており、城門に人が押し寄せていた。
平民から、商人まで様々な人が街に入ろうと待っていると明らかに貴族のような者が列の横を豪華な馬車で通り過ぎて行った。
「今の世界の資産王の1人だよ。」
「正確には資産王は12人居ます。その1人のエルメルドルフという方です。この街を気に入り永住したというお話です誠様」
「貴族の権限は?」
「ほぼ国の王と同じです。ですがあくまでも王への助言という形です。国に直接アプローチは行えませんが、建物の建築などは関与することができます。」
「間接的に国には関われるということか・・・厄介な連中が出てきやがったな。少し予想よりも厄介だ」
「力で押しつぶせばいいじゃん」
確かに力で圧し潰すことは可能だろうが、世界中にいるももと同じレベルの人間がそれを許すとは思えない。
だが私が最強なのは私が知っている。
だがもしその人間達を踏み潰したとしても、快く民は思わないだろう。
やるならば民を味方につけ、その者らが身動きできなくなってから踏み潰す。
根こそぎ・・・。
厄介な貴族共も殺してやる。
俺が法であり秩序だ。
逆らう者は何人たりとも殺してやる。
もう昔のような過ちは犯さない。
犯してはいけない・・・
だからこそ・・・俺の出来る最大限の国に平和をもたらしてやろう・・・
この世界にも奴隷制度は根付いているのだから
独裁国家を作りたいのではない。
ただ差別を無くしたいだけなのだ・・・
魔物も平等に人と暮らせれば・・・。
だが誠は長い年月伊達に眠っていたわけではなかった。
眠りに落ちていた中で何千回何億回と頭の中で人類の再構築を行い最高の手段と最高の手駒で人類の教育をしたがどうやっても世界は魔物との共存は不可能であった。
それはごく一部の理解力の乏しい人間と傲慢な人間が毎回毎回毎回毎回破壊をもたらしていた。
魔物は常に優しく、寛容でいたが人間は差別と侮蔑をし長い年月をかけて作り上げてきた信頼を最も簡単に破壊し魔物と対立した。
あくまでもイメージの中の話ではあるが、誠が構築するイメージはデータのようなチンケな物で構築したものではなく、実物を脳内で作り出すものの為ほぼ同じ結果が得られる。
そして誤差を作り出さない為に、数億という検証を行う。
そして誠は結論付けた。
『人は愚かである。それは私も含めて。ならば虐げられる魔物を守ろう。私は喜んで悪になろう。人などに手塩を掛ける暇など無いのだから』




