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41話。他国の状況

今回は誠様要素少なめです‼︎

トントンッ。


「どうぞー開いてますー」


「おい、カイン‼︎いつになっても偵察の阿呆どもが帰ってこないぞ!どこに派遣しやがった‼︎」


「あーアークさんお疲れ様です。え?今回は近くの狂森の偵察ですね」


「はぁ⁉︎なら直ぐに帰ってくるじゃねぇか‼︎」


「ちょっと・・・」


その部屋は、全体がコンクリの打ちっ放しの部屋で、窓が2つあるだけの部屋。

そこに似合わぬ家具があった。


高級そうな漆塗りの長机に、社長椅子に座った白銀の髪の男は、突如背後に現れたアサシンの情報を聞く為話をストップさせた。

長机には大量の書類がぶち巻かれており、山盛りだった。

机に乗らない分は床に置かれており、仕事の苦労さが見て取れた。



「アークさん、部下は死にました。死体は第一処理室に有ります。」


「だいいちぃ⁉︎何の冗談だ?」


「冗談なら良いのですが、残念ながら現実です。確かあの刀マニアの部下が居たでしょう?」


「・・・あいつか・・・。別に良いがこの辺一帯が禿るぞ?」


「構いません。木は植えればいいだけの事」


「あーあーわあったよ・・・。」



白銀の髪の男は、書類を読み漁りながらアークと話をしていた。

だが誠実感が感じられるのは不思議だった。


アークと呼ばれる男は赤髪で短髪。

190cm程のゴリゴリのマッチョで両腕に謎の刺青が彫ってあった。



「お願いしますね。私は手が離せなくて・・・」


「悪いないつも・・・。後処理ばっかやらせて」


「良いんですよ。」



書類をアークが覗き込むとその殆どが他国との外交や、死体処理の案件であった。

もしこの男がこの国に居なければ直ぐにこの国は消えて無くなるだろうといつも思っている。


上のお偉いさんは、国を動かすだけ動かし

ゴミ処理はこの銀髪にやらせているようだった

机もイスも全てアークが、自前で買った物だった。


よく見ると机もイスも磨かれており、手入れが行き届いていた。

アークは全く気づいていないようだったが・・・。







「んー。こりゃ・・・凄いな」


「どんな剣を使ったのかゎくゎくしますね‼︎」


「俺は行かないぞ!まだ他の案件がある。お前に毎回付き合ってられないんだ・・・。」


「しくしく・・・しくしく・・・」


「涙出てねーぞ‼︎」


「アロマさんは何て?俺一人で良いって?」


「お前を推薦してきたよ。どうかなって」


「じゃあ行ってきます〜場所はもう調べてあるので直ぐに首を持って帰ってきますー」


「ラーゲルお前の首がここに乗らなきゃ良いんだがな・・・」




アークは少し表情を曇らせていた。

ラーゲルと呼ばれた青年は背中に6個の様々な剣を背負っていた。

円を描くように剣は差し込まれており、紫色や青色黒色と全て配色は違く、どれも禍々しい雰囲気を醸し出していた。


だが何故だかいつものように張り切って送り出せない

それは死体の切り口から溢れんばかりに染み付いた、恐怖や殺意とはまた別ものの“何か”によって不安が拭いきれなかった。


ラーゲルは、片目を包帯で常に巻いており、長髪。

包帯を一度外したことがあったが、生で見るものではなかった。

まぶたが切り落とされ目玉が露出。

常に目を湿らせている為、包帯が必要らしい。


厨二病と煽る者がいるが、ラーゲルは気にせず期待に応えるように【おのれ!我が目がまた暴走をし始めた!民達よ離れよっ!クッ・・・ウッ・・・】と演技をしてくれる心優しい青年であった。








誠の今日の訓練は中止であった。

モモの命を戻す為に、あれやこれやとやっていた。

だがどれも効果がなく、依然ミイラにようだった。


そこで誠は己の肉体を毟り、薬にすることを考えた。

当然生命エネルギーだけを抽出するのは容易いことではない。

だが誠は、それを新しい次元の狭間で試行錯誤する。


次元の狭間もどうやら種類があるらしく、知識の狭間という場所に篭り脳をフル回転させていたがどうも成功しない。



「時間がここまで惜しいとは・・・懐かしい経験だな・・・」



まだ人であった頃の自分を思い出し、薬を作っていたら簡単に成功してしまった。

誠はそれでまた昇華する。



「余裕が無いと俺でも失敗するんだな。ハハハッ」



高々と笑いながら出来た透明な液体をコップに注ぎ込むと、モモの元へと戻る。

すかさずモモの口へと写そうとするが、飲み込む力までもが失われ始めていた。

死なぬように誠が、口からかなりの生命エネルギーを与えたのがまだ足りないようだった。



「口からの生命エネルギーじゃ濃度が薄いか・・・」



生命エネルギーとは直で写すよりも濃度を上げて摂取した方が肉体は再生する速度が速いらしい。

誠が口に透明の液体を含むと、モモの唇に合わせると吸い付くような潤いが戻り始めた。


まずは口周りから、顔、胸、お腹、脚・・・と全てが戻った頃には、誠も精魂つき果たしたのか眠りに付いていた。



「あらあら・・・誠様がこんなお近くで寝ているなんて・・・。ここは天国?それとも地獄?ふふっ。」


モモは誠の生命エネルギーをダイレクトに受け継いだ為以前より遥かに強くなっていた。

だがそれでも誠には届かなかった。

それでもモモは、膝枕をして誠の頭を撫でながら至福の時を過ごしていた。


私の作品を生暖かい目でご覧くださってる皆様本当にありがとうございます。

生暖かいな・・・(笑


これからも頑張りますので、皆様の暇つぶしになるような作品を書いていきたいと思います◟́◞̀

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