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39話。戻ってきた魔神‼︎

もう5ヶ月!五ヶ月!Ⅴヶ月ですよ!

申し訳ありません!

もう死ねよ!と思った方、本当に申し訳ありません!


失踪して無いですよ!

少し他の小説を書いていて暇が・・・

言い訳は見苦しいですね。本当に申し訳ありません。

懐かしい3人で歩くこの暗闇の中は、昔とは一味も二味も変わっていた。

饕餮はより忠誠心が高まり、モモはより愛しさを高め美しさも格段に上がっていた。


1番驚いたのは、じいさんがいつの間にか合流していて驚いた。

気配が全く感じられなかったのは、年の功のなせる技なのか・・・それとも?


気付いた理由が、杖の青い光・・・。

作った時も遥かに手入れをされている事に驚きを誠は隠せなかった。

本当にプレゼント程度だったのだが・・・。



到着すると一番最初の世界に戻る。


戻るなり誠は肺いっぱいに空気を入れ込む。

以前よりも空気が淀んでいる。

魔力とは、良い魔物が住めば澄んでいる魔力となる。


例えば・・・山奥の空気は澄んでいる。これと同じようなものだ。



「誠様余りにも空気が淀みすぎでは?」


「・・・。愚王共が魔物を怒らせ狂わせたのだろう」


「誠様。街づくりについてですが、地上と地下どっちに成されるおつもりですか?」


饕餮(とうてつ)今回は地上だ。当分はここで生活すると共に当分は空気の淀みが無くなるように・・・」



誠めがけて、ファイヤーアローが飛んでくる。

だが誠の周囲には結界が張っており、何人も誠が許さなければ触れることすら叶わない。


「誰だ?」


「化け物めが!我が魔族を殺しに来たのか‼︎」


「貴様ら、誠様を化け物呼ばわり・・・。この方は神を越えしお方だぞ!」


「ならば何故、この世界は愚王によって民は虐げられ魔物は居場所を無くす⁉︎神なら変革して見せよ!」



「無論そのためにきた。お前らと民が共存出来るような世界に作り直そう。そしてこの世界に他力本願で神など居ない事を再確認させてやる」


「我らは、フィーマン。」


外見は、フィッシュマンの様な形だが、尾びれもエラも無くしたただの人型だった。


「お前は何と言う?」


「仲間からは長老と呼ばれておるわい。」


誠とモモ、饕餮じいさんは、長老と共にその集落へと向かった。

ミーシャやモカやモコは間で眠っている。

流石に誠達が、勢揃いすれば気絶は必至


村に着くと、病気が当たり一面を覆い尽くしていた。

木々に囲まれているせいで、大きな風が吹かない為ずっと病に悩まされているようだった。

魔物はこの時代、肩身が狭いらしい。


簡易で建てられた病院に腐ったもの達が集まっていた

他に家らしきものは無かった・・・。







病気は、体の自己再生能力を遥かに上回る速度で腐らせるというものだった。

それも個々の免疫力に対応して・・・。


「どうですかな?魔族の落ちぶれようは?」


「これは酷いな。全員焼き払え。おんな子どもは生かして子を作らせろ。じゃなければ全滅だ」


「なんじゃと⁉︎貴様血も涙もな」


「無いね。私に慈悲を求めるな。死ぬ事それは摂理だ悲しむ事はない。こいつらの魂は魔物として転生させてやる」



まだ不安という顔をしていた長老出会ったが、泣いている親、子ども、父親、親族など気にせず目の前で焼き殺ししていく。

苦しみはない。

それは誠の炎だからである。

そして死ぬと灰にならずに消えてしまうのも特徴であった。



「なんて無慈悲なことを‼︎」


「あなた方にはまだ分からないでしょう。誠様の苦しみと悲しみ。そして“配慮”の意味が・・・」


「そんなもん分かるか‼︎私の息子を返しなさい!」


「なんなら今ここで死ぬか?それでも構わん。死にたい奴は俺の元に来い。その覚悟がある者だけだ!」


「誠様・・・」


モモや、饕餮、じいさんは誠の辛さをしみじみと分かってしまう。

だが他の者は親族を焼かれたという事実しかなく怨みが募るだけであった。



「覚悟もない者に、死という言葉を使わせる気はない!」



誠は病原の発生源を探しているとふと、思い立つ。

魔物に言葉が通じている事に。

それを考えたら、問題など容易だった。


「誠様?」


「この世界は、全体的に格下に下がったようだ」


「「「?」」」


誠は村の中央へ行き、村に残っている数人の男とおんな子どもを集め上げると、声を大にしていった。


「お前らは、弱くなりすぎた。人間に近づき過ぎたのだ‼︎先ずは貴様らを鍛え直す!おんな子どもも容赦はない!死に物狂いで、怨みを晴らせ!」



誠はまず周囲の木々を選定する事を饕餮に頼み、モモに生き残った魔物の体調管理を。

じいさんには、愚痴を聞き諭す役目をお願いした。


そして誠は民の憎しみ、怨み、嫉み、そして魔物に近づけるために素手で、殺しにかからせた。



「死ねぇー‼︎」


「弱い!踏み込みが弱い!懐を抉るように!」


「消えろ!」


「遅い!戸惑うな!敵に悟らせるな!」


「クソッタレ!」


「やけくそになるな!強いては事を仕損じるぞ!冷静に冷静になって考えれば倒せるぞ!」



「そうだ上手い上手い。もう少しだ」



子ども達は純粋に誠を殺しにかかってくる。

慕っていた兄を姉を・・・妹を殺されれば当然怒り狂う。

そして母親を亡くした怒りなどもぶつけてよかった。

子ども達の目には魔物である殺気が点り始めていた。



だが・・・。


「やる気がないのか?」


「貴方にぶつけたところで何にもならないでしょう?」


「お上品ぶったブスが調子にのるなブスが。お前のような魔族が居るから格が下がるのだ。ブスが性格までブスになれば、救いようが無いんだよ!ブスが!」



じいさんの仕事が忙しくなるなと誠は思いつつも、相手を激怒させる。

言いたくはない。だが魔物の炎を灯さなければコイツらは確実に滅ぶ。



「いい加減にしてくれ!」


「長老どうした?」


「見るに堪えない!」


「そうか・・・。それは仕方ない。お前は器ではないという事だ」


「器?」


「王たる器。村長としての器。人の上に立つ価値がないと言っているのだ」



長老は、腰に差していた脇差しを抜き誠に襲いかかるが皮膚を切り上げることもできずに刃は折れる。


「貴様か・・・。武器を使っていたのは‼︎」


誠は無意味に戦ってたわけではない

民が落ちぶれる時は必ず意味がそこにはある。

無い物が生まれた時などは、該当することが多い。

それを使い間違えると尚更・・・。


誠の皮膚は黒く染まり上がり、爪は龍のように鋭くなっていく。

真の魔物の姿を現した様に・・・。


「貴様は万死に値する!民の神格を下げたのでは飽き足らず、人に近づけるなど言語道断!苦しみながら永遠に死ねない間で生きるがいい!」


4体(手脚)をちぎり、いつぞやぶりかの不死の世界へと放り投げる。

当然折れた刀も・・・。


それを見ていたもの達は、自然と頭が下がっていく。

力とは何なのか?

を無意識のうちに分からせられてしまっていた。






「皆顔を上げろ‼︎お前らが目指すのはこの力だ!」


「悪用することは許さん!魔物だから悪!そんな訳がない!魔物は優位種族ではあるが故に妬まれる。」


「苦しみを知り、人々を助けられる魔族と進化しろ!その為の協力なら私は、力を使う事惜しまない」



一層深くなる民の頭は、中々上がらなかった。

子ども達は尊敬の眼差しで、女は色目を使い始めた

だがモモが、そんな事許すわけもなく色目はことごとくへし折られた。



「も少し、急所を狙いなさい」


「いい感じだ。強いて言うならば、隙が多いね」



誠はそれからも多くの女子どもと手合わせした。

1日まるっきり使い果たし、民が疲れているとモモが料理を作って持って来てくれる。


「シチューか。うん。絶品だ。」


「ありがとうございます、誠様」


じいさんもヘトヘトになりながら戻ってきてシチューを食べていた。

少し面白く、つい吹き出してしまった。


饕餮はかなり先まで選定をしてきて、偵察までもこなしてきていたため、遅くなったが誠は1人帰りを待って労っていた。


「モモ様のシチューは美味しいですね」


「不味くてもそう言わないと殺されるぞ」


「ハハハっ。確かにそうです」


「誠様、偵察してきた結果エルフ、ウッドマン、ウルフマン、半獣、ベアー族が辛うじて生きていました。」


「ですが・・・ほぼ虫の息。それと大半が正気を失い魔物から人へと近づいたためか、人語も話せず狂人となっている者が多いようです」


「そうか。魔物界の早期確変が必要だな。だが今はこのフィーマンを再考させる」


「仰せのままに・・・」


「シチューが美味しいな・・・」


「心に沁みますね。モモ様の愛は」


離れず、更新したお話を読んでいただいた皆様有難うございます。


5ヶ月とは・・・。

もっと短かった気がしていました・・・。

本当に申し訳ありません。

今回から街づくりはじまります!

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