33話。ルールと奴隷
誠は次々と襲いかかってくるモンスターを殺して行く。
昼間は、人が多く今の技を見られると後後面倒なので威力が弱いということにすると注目も浴びないので、威力を弱めて使っていた。
だが夜なので、人が居ないので威力を“まだ”弱めて使っている。
「うーん・・・。採取が非効率だよ全く・・・。仕方ない、後で奴隷飼わなきゃな。」
既に依頼の量数は、クリアしてるのだが実験に使う量を大量に集めていた。
集めたものは、ももにも感知出来ない特殊次元の空間に保存している。
「アニキー、かなり殺してますね?」
「久々に封鎖も考えなければいけないかもな・・・」
「封鎖かー何十年ぶりだろうね?」
「80年ぶりだ。これは初心者ではなかった場合は、即処刑だクルーティ」
「久々に戦えるぅ⤴︎」
クルーティは、ウキウキと喜んでいる。
だが喜びすぎて、モンスターを踏んでしまう。
その瞬間アニキと呼ばれる男は、クルーティの首を掴み締め上げる。
「クルーティ、死者には礼儀を尽くせと言った筈だ。出来ないならお前も殺す」
「すい・・・ま・・・せん」
「わかれば良い」
「かはぁ・・・・はぁ・・・・」
「暗いんだから、踏むなよ」
「はーい」
さっきまで苦しそうにしてたクルーティは、直ぐに平然となる。
そして2人は、白いフードコートを着ている者を発見する。
そしてその者の前の道には、モンスターが倒れて居ないことを確認し、「クルーティGO」とアニキと呼ばれるものは合図を出す。
「ん?これは初めての薬草だ。毒草かもしれないが実験には役立つ」
そう言って、毟り取る。
誠は、モンスターが自然に沸くなら薬草も自然に沸くという考えで毟っている。
だが生えないと困るので、根を残し薄めたエリクサーを一滴垂らして次の薬草を探していた。
有る程度モンスターも狩り、薬草毒草も採ったので帰ろうかなと思っていた時、後ろから2人分の殺気を感じる。
そして、一人がこちらに向かって来ることも把握していた。
誠は後ろを振り向き冷静にこう言った。
「判断」
その瞬間、クルーティの足が止まる。
そして、黄金の天秤が現れた瞬間有罪に傾き天秤が壊れる。
「これはまた、殺人鬼ですか」
有罪に傾き天秤が壊れた時は、100人以上を殺した時のみ発生する。
「お前、何をやりやがった‼︎」
「んー?答える義務無し」
「判決有罪」
その瞬間、赤い鎖では無く赤黒い血にまみれた鎖がクルーティを締め上げる。
これは硫酸のように溶かす罪の血。
「ああああああぁぁぁぁぁあああ‼︎」
「罪を清算し(ry」
上から、攻撃をされる。
誠はバックステップにより回避、だがその男の攻撃の波動によって予期せぬ飛ばしをくらい、地面に手をつく。
「不意打ちとは卑怯だねぇ?」
「クルーティ大丈夫か⁉︎」
「アニキ・・・痛いよ、助けて、痛いよ、助けて・・・」
クルーティの手首と足首は、皮膚と肉が溶けて骨が露出し始めた。
不思議なことに出血が一切無い。
「おい!そのこ仮面‼︎クルーティの鎖を解け!」
「命令される筋合いは無いです。ましてや人殺しですよねその子」
「お前は、この荒野のモンスターを殺しまくっただろ!ギルド裏役人ポルトが言う。これから、貴様は荒野への立ち入りを禁ずる‼︎」
「裏役人?へぇ・・・モンスター保護までギルドはやってるのか?初耳だ。ギルドも大変だな」
「なに?受付で聞かなかったのか‼︎」
「何をだい?」
「馬鹿受付嬢め!」
ポルトは、何故か怒り始めた。
そして頭を下げて来て、クルーティの鎖を解いて欲しいと頼んで来た。
そして誤解があったことも話し始めた。
「ポルトさんの誤解ですね、そして私も惨殺しすぎたと」
「どうか、クルーティの鎖を・・・」
すでにクルーティは気を失なっていた。
骨まで到達した鎖は、他の肉を溶かすために液体が他の肉に付きとかし始める。
クルーティの喉はすでに溶けて声も出せない状態になっていた。
「そんな状態で解けば、出血し死ぬぞ」
「なんとかします!命だけは助けてみせます!」
「口ではなんともでも言える。それを現実化出来なければ、人は死ぬ」
「でも・・・もう治癒魔法でも・・・クソッ!」
ここで誠は、提案をする。
まずは今持ち合わせているお金を置いていくこと。
次に今日あったことは全て黙認すること。
次誤解で殺しに来た場合は、殺すということ。
「こでれいいかい?」
「はい・・・」
そうポルトは言うと、お金を地面に置く。
相当な額を持っていたらしい。
それから誠は、鎖を外しすかさずエリクサーをかけて治癒させる。
「後はこのガキ次第だ」
「・・・・」
ポルトは今起きた事が幻では無いかと思う心と驚きによって口をぱくぱくぱくさせる。
「それと何を俺はこれから守れば良い?」
「・・・・」
「ポルト‼︎」
「あっ!すいません」
「これから何を守れば良い?」
「はい。モンスターは自然に沸きますが、沸くスピードが決まっています。なので乱獲されますとそのスピードが追いつけなくなりますので・・・」
「なるほど1人で乱獲禁止か、それ以外は?」
「モンスターの置き捨てです。肉が腐ると病気が蔓延し、街にその病気が届けば問題になります。以上です」
「まて、殺人はありなのか?」
「承認はしていませんが、犯人発見が難しく・・・」
「ほとんど承認という状態だから自分の身は自分で守れと言うことか?」
「はい・・・」
「わかった。そのスピードを計算した上で狩を今度はやらせてもらうよ」
「スピードは日によって違いますのでギルドも最低数の時の量で私たちも教わってるぐらいで・・・」
「不可能?あとで試してみるさ。私はモンスターを回収するのでポルトさん達は巡回してて良いよ?」
「はい。申し訳ございませんでした」
そ言うとポルトはクルーティを担いで去って行く。
受付嬢が本来ならば、注意事項を話すのだが・・・
話さなかったと言うことが問題になったのでポルトがあとで本部に報告するとのことだった。
それから誠は、モンスターの首と体を次元に次々と入れて、転送装置まで戻る。
戻ると夜は明けていた・・・。
誠は、ギルドに向かうそうすると1人だけ受付の女性が座っていた。
「おはようございます。」
「今日はどのようなご用件でしょうか?」
「モンスター換金です」
「ではモンスターを置いてください」
この世界では収縮剤を使うことによりフィギュアのような大きさまで小さくできるが、肉体は生であり直ぐに大きさは戻る。
誠は事前に収縮させて置いたモンスターを全てだす。
そして換金。
依頼の薬草の事を思い出し、忘れず換金。
「Eランクに昇格出来ますが、なされますか?」
「あぁ頼む」
誠はギルドカードを取り出し手渡す。
ギルドカードには大きくFと書いてあるので恥ずかしい。
受付の女性は、機械にギルドカードを置いて操作してギルドカードを返してくる。
ギルドカードをもう一度改めて見るとEと大きく書かれていて変更されていることが伺える。
「依頼を全てクリアしないとランクは上がらないのか?」
「いえ、適正があると分かればランクを昇格させます」
「わかった、ありがとう」
誠はお金を受け取り、ギルドを後にすると受付の女性は、微笑む。
「まずは奴隷商にいかなきゃな」
そう言うと誠は、細い道を何本も進み、街の離れの離れまで歩き続ける。
「遠いな・・・」
想定していた遠さだが歩くと本当に遠いのが分かる。
そして民度がどんどん低くなる。
街の中心から離れると服が上質なものから粗悪なものへと変わり始める。
今ではもう、服を着ていない少女が当たり前のようにいる。
そしてお金を恵んでと言ってくる。
中には、夜の味を口走る子も・・・
誠は、また酷い世界に来てしまった事を再確認する。
街の様子を全て把握していたが、ここまで性格が歪んだ子どもをみると自分の力など糞の足しにもならないと思わされる。
そして1人の少女に声をかけられる
「お兄ちゃん冒険者?」
「お兄ちゃんは、方浪人。弓屋を営もうかなって思って来たんだ」
「ここのスラムで?」
「ここには奴隷を飼いにきた」
「ここの子どもは、病気あるよ。無い子は高くて買えないよ?」
「これでも?」
「全然足りないよ」
誠が全てのお金を見せても全然足らないと言われてしまう。
これには誠も驚きを隠せない。
「貴重な情報ありがとう。欲しいものが何か一つ手に入るなら君は何を望む?
「じゃあお兄ちゃんの冒険につれてって」
少女のその一言にヨリの姿が被る・・・。
「何ができる?料理は?掃除は?」
「・・・」
「そうか・・・。狩りはできるのか?」
「ここにいる子はみんな、傷物で人を殺した犯罪者」
少女は笑顔で簡単に口走る。
それがここの常識なのだろう。
そしてこれからもそれが常識。
「俺は他人に慈悲は与えない、俺は見返りを求める。狩りが出来るならついて来い。武器と服をやる逃げたければ逃げれば良い、だが奴隷商にも寄って行く」
「うん!」
揺れるロングの桃色髪
黒く汚れた肌。
そして幾度も皮膚を斬られた痕が全身を埋め尽くしている。
そして金色の瞳。
誠はその少女を連れて、奴隷商に向かう。
誠は、街の外れにある青いテントを見つけ入ろうとすると男に声をかけられる
「これは珍しいお客様ですね?」
「お前は誰だ」
「私は奴隷商人のドップルと言います。どうぞ此方へ」
誠は言われるがまま入ろうとすると桃色の髪の少女をドップルは蹴飛ばし、怪我を負わせる。
この街の外れには、ガラスの破片など腐る程落ちているので素足で歩いている少女や少年たちは足が血まみれなのだ。
「おい、ドップル俺のツレだ。これ以上の無礼を働くつもりならお前の命ここで尽きると思え。」
「これはこれは、お客様のお連れ様でしたか?申し訳ありません」
誠は、桃色の髪の少女を立たせガラス片を抜き取る。
だが少女は一切痛いとは言わない。
「痛いなら言っても良いんだぞ?」
「慣れてます。」
急に少女は敬語を使い始める。
これは、人に飼われたという意識によって行なって居るのだろう。
「これからは、慣れるな。分かったか?」
「はい」
いつの間にか笑顔だった少女は、笑みを無くし無表情にかわり、ロボットのようになる。
誠は、ドップルが見ていることも構わずエリクサーを出すなり、傷口に塗る。
正直全身に塗りたい所だがそれは色々問題になるのであとで自主的に塗らせることにした。
「これでよし。」
誠は、桃色の髪の少女をお姫様抱っこするとドップルに支持を出し歩き始める。
「歩けます。ご主人様・・・」
「後で足の裏にも薬を塗るけど良いかい?」
「はい。ご主人様の命令ならば」
誠はやるせない気持ちなるが、ドップルについていく。
暗闇を抜けた先で異様な光景を目の当たりにする。
「これが私の消費です」
鎖に繋がれ一切の身動きをさせない仕様に驚く。
誠はここに来る前に一度街で氣を使った時は首輪だけだった筈。
そして傷物のチェックと言い股を皆少女は開かされて居る。
他には獣人がいる。
獣も当然いるが目が狂ってやがる。
「おい、これはどう言うことだ」
誠の胸の中で少女は、顔をうずめてしまう。
「どう言うことかと言いますと?」
「これが常識か?」
「至って普通です。」
「一番安い奴隷はどれだ?」
「それなら隣のテントです」
そう言い腐敗臭のする隣のテントに連れて行かれる。
そこには、出血している者、瀕死状態の者、ガリガリに痩せ細った者。
「まともなのが居ないな」
「全員一応戦闘“センス”はございます」
誠は獣人の狐少女を選ぶ。
尾が白く。髪も、目も白い。
そして目もから赤い線が口の横まで伸びている。
「こいつは何故安い?」
「その“ゴミ”は観賞用&*奴隷です」
ゲズ野郎ども。
少女を玩具にしやがった。
「だが体が既にガリガリだぞ?」
「喉を前の主人に取られ、物が食べられません、それにいずれ死にます」
「なぜだ?」
「病気ですよ、じわじわと肉体を蝕む難病にかかったみたいで・・・」
誠はその白狐の少女の頭を鷲掴みして、脳の中身を調べる。
既に脳も萎縮を始めろくに機能を果たして居ない。
断片的に性格が読み取れた。
絶対服従、礼儀正しい、コミュ症
最後は別に構わない。
戦闘をしてもらえれば問題ない。
「おい、ドップル、この少女売れ」
「このぐらいでどうですか?」
そう言い出してきた数字は、今の所持金全てだった。
「まぁいい」
「どうお使いに?*奴隷ですか?」
「俺が治癒させる」
「無理を・・・」
「奴隷刻印はあるか?」
「当然料金込みの価格ですので」
「2人分だろ?」
「一本取られました!」
奴隷刻印は、デザインを指定できるらしいので、デザインは蝶。
誓約は、命令違反の場合、主人に危害を加えようとした場合、以下追記。
肉体に深刻なダメージを与える。
らしい、それ以外は渡された羊皮紙に記入すると効力を発揮。
そして裏面の魔法陣に手を当てて主人登録完了。
羊皮紙を燃やそうが無くそうがちぎろうが、主人はこれで永遠に誠となるそうだ。
もし解除したい場合は、ドップルに言うと解除可能らしい。
そして、主人の元から離れようとすると強制的に束縛、連行されるらしい。
方法などは企業秘密らしい。
「確かに」
誠はお金を全部渡して、少女2人を受け取る。
当然全裸だ。
白狐の少女は立てないので抱える。
桃色の髪の少女も抱え
誠は帰ろうとすると、「またのご利用お待ちしております」
と笑い送り出してくれた。
(笑っていろ、こいつらは私が最強の戦士に育て上げる)
と心の中で思いながらテントを離れる。
誠は、テントから離れ人目がつかない所で、少女の体を洗う。
「済まないな、奴隷刻印などしてしまって」
「大丈夫です」
もう1人の少女は立つこともままならず、倒れたままである。
仕方ないので、倒れたままで洗う。
地面にフードコートを敷いて。
そしてタオルで全身を拭き、服を出現させる。
「うーん・・・似合う服似合う服・・・面倒だ巫女服にでもしよう」
そして誠は少女2人に巫女服を着せる。
足の裏も治療し、桃色の髪少女は完璧かと思われたが此方も倒れる。
何故かと思い、見つめると急に熱を出していた。
「私も、まだまだ女性の扱いは素人ですね・・・」
そう言って神霊治療を施す。
エリクサーでは、体力がないまま薄めて飲ませると危ないのだ。
どこからか、エレナは⁉︎
と声が聞こえるがそれで他人が死のうと関係無い。
今回は桃色の髪の少女も持病持ちだったようなので神霊治療が最適である。
着せた巫女服を脱がせ胸に手を当てて、体内を治療して行くが、今の誠でも神霊治療は難しい。
何故なら、肉体強化まで併用で行なっているからだ。
誠はゆっくりと神霊治療をして終えると汗だくの少女を拭き、巫女服を着せる。
今度は白狐の少女だ。
此方は神霊治療で喉をまず念入りに治す。
そして、病の方も・・・。
彼これ4、5時間かけて肉体強化まで施し病も取り除く。
病だけなら30分で治癒させられるのだが肉体を間接的に強化は意外に難しいのだ。
“力を制御”している今では。
だがどちらの少女もガリガリなので食事が必要だ。
もう白狐の少女も歩けるだろう。
足のアキレス腱を切られていた事に誠は驚きはしない。
また狩に行く必要が有るが少し寝よう。
今は、宿も借りられないので次元で寝るとしよう。
寝ている2人の少女抱き抱え、フードコートは・・・消滅させ
次元の中にはいり、薬草のベットを作って少女を寝かせる。
そして誠は、自分の手の甲に奴隷刻印を施すと
誠は、眠りにつく・・・・。
読んで頂きありがとうございます。
少し、いらやしい表現がありますが健全な表現として捉えてください。




