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23話。謎の沈没船

誠が外に出ると、じいさんが目の前に立っていた。

「ほっほっほ。何処に行くんです?」

「ここは普通。見逃してくれるんじゃ無いのか?」

「私の感知能力はもも様よりも高いですぞ?」

誠はももの能力感知で感知されないほど、気配を消して出たのだが

それ以上のじいさんの感知能力で捉えられてしまったようだった。

「行き先は海中に沈む謎の沈没船だ。」

「あそこですか?あれは不思議ですよね」

なにが不思議かと言うと、沈没しているのに船内に空中が満ちているのだ。

船は木で出来ており、びちゃびちゃで腐っているらしい。

なのにも関わらず壊れず空気が満ちて魔物が徘徊していると聞く。

その魔物達は、不死とまで聞く。

「不死ならば仲間にするのも良いだろう」

「ほっほっほ。誠様の目的は水の妖精とクラーゴンの隷属化でございますよね?」

「知っていたのか?」

「いえ、憶測でございます」

「鎌かけやがったな」

「行きましょう?水の精霊もみてみたいですし。」

「お前は、水の中でも息ができるしな」

「私よりも海の中で強い者などいませぬよ」

「ポセイドンを超えたか?」

「ほっほっほ。」

「恐ろしい奴が仲間だな」

「仲間なら心強いのでは?」

「そうだな」

誠は、空間を裂く。

行き先は海中の沈没船だ・・・。


到着し、足元の木を踏むと水がじんわり出てくる。

慎重にあるか無いと滑るほどにコケが生えている。

沈没船の中は特に湿った空気でも無いのだが・・・とても、下の方から邪悪な氣を感じる。

力はかなり強大。ドレイクが本気を出しても勝てないだろう。

邪悪な氣は2体いる。片方はかなりデカイ

クラーゴンだろう。来た甲斐があった。



「ほっほっほ。弱そうなのが2体下に居ますね。しかも海中です。誠様戦えますかな?」

「海の神は今や、じいさんか。ポセイドンも涙目だな」

「ほっほっほ。そんなことありませぬよ」

今誠がいるのは船内の一階。

階は氣で把握する限り13階。

したに行くに連れ強い魔物が徘徊している。

誠は進む。氣を張り巡らせながら。

今の氣は、仲間にする最低ラインの強さを選別する氣。

この氣を通り抜けられる者は、一応合格とする。

どの魔物も抜けられないまま10階へ・・・。


「期待はずれも良いとこだな」

「ほっほっほ。その氣は強すぎますよ。」

「ここの魔物が弱すぎなんだ」

「昔の饕餮(とうてつ)以上の人材をお探しで?」

「いや、伸び代が有る者を選別している。強くても伸び代が無い物は要らん。」

「ほっほっほ。お厳しい。」

「じいさんお前は、限界突破してるな」

「ほっほっほ。なんのことですかな?」

「言いたく無いか?なら構わない」


それから最下層13階で、誠の氣を全魔物がすり抜けて攻撃をしてくる。

スケルトンや、ブラックフィッシュ、それに得体の知れない生物。触手か・・・時代遅れだ。

翼を持つミミックや、レッドスケルトン

なんかもいる。


「逸材ばかりだが、どいつもこいつも使えん。死ね‼︎」

誠の死ねと言う“命令”により、13階の魔物は全員死亡する。

ブラックフィッシュは、鱗を剥いで、3枚におろすと、中々の脂ののり。

刺身にしてじいさんと試食。

最高クラスの大トロのように溶ける。

人肌で溶けてしまうほど、脂が乗っていた。


「思わぬ収穫だったな」

「ほっほっほ。着いて来てよかったのぉ。」

それから誠達は、ブラックフィッシュを回収した後、船の割れ目から14階層、海の中に突入する。

誠は海でも関係ない。氣を使えば水は体に触れない。

じいさんは体を龍の形に戻し、泳ぐ。

化け物だ。

邪悪な殺気の小さい方から見ることにする。

楽しみは取っ手おくのだ。


岩場を抜けるとそこには、水で出来た体に宝石のように輝く肌。

その姿は人魚をイメージさせる。

服は着ておらず、裸。

だが水の体のため青い。

周りにいるのは、小さな翠龍。

他の取り巻きは、ブラックフィッシュの亜種、サンダーフィッシュならぬ者がいた。

体は黒と黄色の混同色。ヒレは赤い。牙がサメのように鋭い。


「厄介だねー」

「ほっほっほ。雑魚どもがどれだけ集まっても結果は同じですよ」

「じいさん狩ってしまって良い。水の精霊は拘束してくれ。」

「ほっほっほ。お安い御用」

じいさんは、取り巻きを全て喰べる。

小さな翠龍は、水のブレスを吐くが、それおも喰べる。

サンダーフィッシュは雷を発生させじいさんに落とすが、厚い鱗には傷一つ付かない。

サンダーフィッシュは雷を纏い、突撃とするがじいさんには関係ない。

取り巻きをたいらげると、水の精霊を締め上げる。

水の精霊は、両手を天にあげると、じいさんが凍りついていく・・・。


「じいさん大丈夫かー?」

「ほっほっほ。」

じいさんは凍る体を鱗を逆立て破壊する。

水の精霊を今まで以上に締め上げる。

だが水の精霊は、悲鳴すらあげない。

声が出ないのか?誠は疑問に思い、水の精霊に近づき体を触る。

水の精霊は、恥ずかしがるが、束縛のため動けない。


「じいさんもう少し、拘束しててくれ。水の精霊に呪いがかかってやがる。それを今から解くから押さえててくれ。暴れるからな」

誠はじいさんに命令すると水の精霊の胸を掴む。

そのまま腕を奥に押し込み始める。

水の精霊は、もがき苦しみ拘束しているじいさんを振りほどこうとする。

誠はお構いなしに、どんどん腕を入れていく。

心臓のような物を誠は握り潰しすと水の精霊は今までよりもより一層暴れ始める。

水の精霊の美しい肌に吸盤模様が現れる

クラーゴンの物であろう。

誠は暴れる水の精霊の肌を優しく撫でる

撫でた所は、吸盤の跡が消え、美しい肌に戻る。

全身をやり終えると水の精霊は気を失いぐったりする。

すかさず、誠は洗脳を開始。

終わり次第、次元に放り込む。

誠の仮面が般若に変わる。

フードコートは禍々しく、黒くなる。

じいさんも、距離を置く程に危ない存在に変わる・・・。

誠はクラーゴンを殺しに行く。

次の一歩を踏み出した瞬間誠はじいさんの視界から消えるのであった。

読んで頂きありがとうございます。

日に日にブックマーク数が増えることとても、嬉しいです‼︎

ありがとうございます♥️

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