22話。街⁉︎と思ったら・・・。
次元を歩く。いつも、この暗闇を歩く・・・どこまでも繋がっているこの暗闇。
最近はエリクサーを1万個程複製し、灯りを増やしてはいるがまだ足りない。
なんとも広い空間だ。
数分歩くと出口が見える。
いくらワープで次元を歩くと言っても、少しばかり時間はかかる。
そんなに万能じゃ無いんだ、コレ・・・・。
ひゅーん‼︎とかイメージしてたんだけど、流石に無理だった事に誠は最初落胆していた。
今は慣れて、これも一興と考え楽しんでいる。
「誰だ?貴様ら⁉︎我がテリト・・・ど、ど、ど、ドレイク様⁉︎」
誠達が次元から現れると翠龍は驚きを隠せず、動揺し始める。
最初にドレイクはここの龍は格下と言っていた事を思い出し、なるほど。と納得する。
「翠龍。お前のこの迷いの洞窟を我が主がテリトリーにしたいそうなのだ。」
「困ります!私たちにも生活が!」
「人語を喋るか。なるほど、確かに格下だ」
「貴様‼︎」
「お兄ちゃんに仲間でも無いのにタメ口だめ!」
そう言うとヨリは殺気を解放する。
ヨリの殺気解放は、誠の殺気解放の1%以下であるが中々のものである。
「なんだこの殺気⁉︎貴様か!小娘!」
「ドレイクこいつ低脳なのかそれとも、戦闘を1度も経験していないのか?」
翠龍の容姿は、蛇のように長い。それでいて空中に浮かんでいる。シェ⚪︎ロンなんかを想像して欲しい。
あれを青く染めて体に紅い宝石のような物が胴体にはめ込まれている。宝石の間は水色の鱗で繋がれている。
ー⚪︎ー⚪︎ー←のように。
「後者だと思われます。私達竜族でも戦闘童貞はいますゆえ・・・。」
「童貞ってお前・・・・」
「まぁいい。邪魔だ消えろ。仲間にしても無意味な奴はいらん。しかも伸びしろがすでに無い。饕餮はかなりあったのに・・・。」
「饕餮?あの牛と一緒にするなぁぁぁぁああ‼︎我が取り巻き。リトルドラゴン!奴らを噛み殺せぇぇ!」
「落ちたな・・・翠龍・・・」
「お兄ちゃん?殺していい?」
「殺気で殺して見ろ?」
「難しいよぉ・・・・」
「ヨリ?お前は翠龍よりも優秀だ。大丈夫出来るさ」
ヨリは集中する。殺気を今よりも今よりも、解放することに・・・。
誠はその間、氣でドレイクとヨリを包み込み、集中を阻害されないようにする。
「何故だぁ⁉︎何故当たらん⁉︎」
翠龍は焦る。一撃も敵に当たらない。
次第にイライラし始める・・・。
翠龍は限界を迎え。水弾を放ってくる。自分の分身?であるリトルドラゴンを巻き込んで。
「翠龍!お前は分身を!」
ドレイクは怒り放つ
「あぁ?ドレイクさんよ?こいつらは俺の道具だ。俺の鱗から出来た言わば、ゴミだ?それを殺してなにが悪い?」
これには、誠がキレる。自分の分身でさえ、まともに使えないのだ・・・。
自分を律して、高める事など到底出来ないだろう。
翠龍は水弾やブレスで取り巻きを巻き込む。最後の一匹が残る。
そいつに向かって放たれた水弾を誠は掻き消す。
「殺すんじゃねぇよ?」
誠の殺気は、5%まで解放された。
今の誠の隣にいるヨリは辛うじで、意識を保てる状態であった。
ドレイクは後方に居たが、気を抜けば死に至る所まで殺気で命をガリガリ削られて居た。
「なななななんだよ⁉︎なにが悪りいんだよ⁉︎」
翠龍は、かなり遠くに居るので軽く命が削れるぐらいである。
「そうか、なら死ね」
次の瞬間、誠の周囲にあった殺気は全て、翠龍に向けられて、翠龍は心臓の鼓動を停止させる。
その瞬間、空中に居た翠龍は地面に落下する
「ドレイク!ヨリ!大丈夫か⁉︎いまエリクサーを飲ませてやる!すまない!またやってしまった!」
「ヨリは大丈夫だよお兄ちゃん。それよりドレイクさんの方が危険!」
ドレイクは、瀕死状態であった。
後方に居たドレイクは既に命が殆ど殺気により削り取られ、死ぬ寸前である。
「エリクサーだ!飲め!飲めば、命が戻る!こないだ予備で新しく開発しといた試作品だ!」
この試作品は、エリクサー改。本来のエリクサーの1万倍の効力があり、一滴で砂漠地帯を樹海にするほどの生命力を持つ
これを飲むと命が伸びる。または、回復する。
傷は、体と精神に干渉するものがある。それの精神治癒版のエリクサーだ。
かなりの改良を重ねて、作ったものであり、まだ複製を含めて3つしか出来ていない代物である。
ドレイクに飲ませると、命が回復する。
「ドレイク。お前もヨリも不死にしとこう。死ぬことは許さない・・・。」
「仰せのままに・・・」
「誓います」
「我は我が、仲間に不死の力を宿す!」
「なんで毎回、言うこと違うの?」
「これは、別に言わなくても良いんだ。ただ言った方が雰囲気が出るから言ってるだけだ。不死と言ってるが不老不死だからな」
「えっ⁉︎」
「あぁヨリは、20歳ぐらいまでちゃんと成長してから不老になるから大丈夫だ」
話しを終え、周りを見渡すと、リトルドラゴンは、全員死亡。
さっきの殺気で死んでしまったようだ。
誠はリトルドラゴンに近寄り、言う
「全部次元に放り込む。一匹だけ実験として育てる。翠龍の鱗から生まれたならば、翠龍になる可能性がある。無くても翠龍にする。以上!ドレイク!ヨリ!次元にリトル共を入れてくれ!」
「御意」
「はーい」
そう言うと、エリクサーを取り出しかける。
死者はエリクサーで蘇るのだ。
かけた後、キュピ?と言う鳴き声とともに青い小さな二足歩行のドラゴンが生き返る
「さてと、お前は・・・キュピで良いか?」
「キュピ♪」
喜んでくれたようなので、終了
リトルは全部入れ終わったので、辺りを再度見渡すと、池が1番奥にある。
そこに翠龍が浮いて居た。
近づくと、黄金の魚が泳いでいる。
キュピは、池に入り魚を食べる。キュピキュピ言っていて、なんともかわいい。
他には、特別なにも無い。
と言うことなので、ここだけ空間を変化させ、どこまでも広がる空間に変える。
念じれば広がる仕組みにした。
池の上に玉座をいつの間にか帰ってきて居た、モモが作り始める。
「モモ⁉︎」
「はい?なんでしょうか?」
「いつ帰ってきた⁉︎」
「今さっきです。拠点にしよう。と誠様の顔に書かれて居ましたので、玉座をこの上に作らせて頂いております。」
「ももには、かなわんな」
まずは、テーブルなどを配置する。
ここは洞窟なので岩だらけ。
なので誠が氣によって、全体をツルツルにしてから、家具を置く。当然、氣でコーティングしてある。
「うーん。絨毯なんかも欲しいな。」
「そう言えば誠様。街は何処に作るのですか?」
「ここは、俺たちの家にする。」
「街は違うところに作る。確か空に神殿があると聞いたことが有る。そこを街に変える。今後の予定はそんな所だ」
「私達に家は・・・必要無いのでは?」「必要だ。お前もヨリも女性だ。ここを使え。俺たちは次元に住む」
「ふざけないでください。部屋ならいくらでも誠なら作れるでしょう?」
「それで良いのか?」
「構いません」
「ヨリもそれでいいよー!」
「ならそうする」
それから、今“起きて”居るじいさん、もも、饕餮、キュピ、ヨリ、ドレイクの部屋を創り出す。
全部屋念じればスペースが広がるようにして有る。
「さてと、キッチンでも作って、料理をするか!」
「やった♪」
「わーい!」
ももとヨリは喜ぶ。そのあと饕餮がボロボロになって帰ってきて、食事で身体を癒し、じいさんは余裕の表情で帰ってきて、飯を食う。
ドレイクは飯を食べて、また忠誠心が強くなったみたいだった。
キュピは、黄金の魚をたらふく食べた後で、誠が一匹捕まえ複製。池に放流。
そのあとキュピも料理を食べて、凄く喜んでいた。
食事を済ませ、夜になったので皆各自自分の部屋に行く。キュピとの部屋以外は、ベッドがある。
誠は皆が寝た事を確認し、洞窟を出る・・・。
読んで頂きありがとうございます。
改行を今回からさせて頂いて居るので、多少読みやすくなっていると思います。
今まで読みづらく申し訳ございません。




