19話。誠死す
まずは何からヨリと戦わせるべきなのなだろうか?俺が召喚されて最初に狩った魔物がいいか?いや、やはりここは、定番のスラ⚪︎ムとかがいいだろう。決まりだ、スラ⚪︎ムが良い!
今いる場所は、草原・・・。創作草原が正しい。ここでは誠の思い通りに全てが進む夢のような世界である。
「ヨリ今から、魔物を召喚するそれを狩れ、武器は今から用意するいいか?」
「はい!」
誠は手の中で剣を作り出す。模擬刀日緋色金だ。ここでの模擬刀は斬れ味が少し下がるという意味だ。
「これをやる。俺と同じだ。長さは半分程度だが斬れ味は、最高だ」
「ありがとうございます!」
「では第一の魔物召喚する!」
「出でよスライス!」
スライムをただ召喚するだけではつまらない。このスライムは超硬い。普通の方なならまず斬れない。ヨリの刀なら、まぁまぁ硬いぐらいで斬れるだろう。誠の刀なら余裕だ。
「行きます!」
スライムに向かって走る、剣は下げたまま、スライムと相対する瞬間振り上げ斬る。だが硬い。すんなり斬れると油断して居たのだろう。弾き返され、腹に一撃貰う。だがフードコートによってダメージは一ミリも喰らわない。
「STOP‼︎ヨリフードコートを脱げ。代わりに服をやる。これは防御力は無い。」
そう言って渡されたのは、ホットパンツと半袖。確かに、防御力はなさそうだ・・・
「攻撃は全て喰らうな。喰らえば痛い。そして死を経験しろ。始め!」
誠は着替え終わったのを感じ取り間髪入れずに開始させる。
ヨリは、急な開始の合図により、刀を焦って取り損なう。その瞬間スライムの触手のような手が伸びてきて、腹部に入る。ヨリは、ゲロを吐く。腹が貫通するんじゃ無いかと思うほどに痛い。立てない。苦しい。息が吸えない。
「ヨリ、攻撃は避けるんだ。まずは攻撃を避けられるようになったら、休憩を取る」
創作世界は、異世界の時間軸と離れており、10000倍の速さでこちらは進む。よって超高速で修行が出来るのだ
「早く立てヨリ。立たねば死ぬぞ?開始!」
スライムのスピードは初期の饕餮と同じ。2撃目の時はダンタリオンとおなじである。3撃目はビフロン4撃目はテトと決めてある。喰らえば喰らうほど早くなるそして攻撃も重くなる。ビフロンあたりで腹は避けるだろう。
「まっ・・・」
声を出すことさえ難しい。ヨリは苦しみに甘え立たず、3撃目を貰う当たった場所は左脚。当然もげる。
「あが・・・・あ・・・・・・・」
声が出ない。痛いのに声が出ない。気絶は出来ない。そうゆう風に今は誠の呪いをかけられて居る。
「苦しみに甘えるな。甘えれば死ぬぞ」
4撃目が右腕右足、左腕に連続攻撃。全部もぎれる。血は空中を舞い。草原は赤く染まって行く。ヨリの服は徐々に血を吸う。赤く、赤く姿をかえる・・・
「痛いか?痛いだろ?それが甘えだ。甘えて立たなければ死ぬ。口で剣を持ち戦え」
ヨリは心の中で後悔していた・・・今から自分は死ぬ・・・戦えない・・・なにが神速だ・・・死んだら同じだ・・・さようなら。
「死んだか」
最後の一撃は、ももの一撃と同じ。創作世界が壊れ始めるほどの衝撃。瞬時に再生させる・・・。
ヨリの顔面は潰れ脳がペースト状に成り、飛び出て居る。誠はそれを見て、「甘えるな」それだけを呟く。そして、岩を出現させそこに座りじっと耐える。
ヨリはまだ死んで居ない。不死効果をこの創作世界では手に入れられる。ようは永遠に敵を殺さないと痛めつけられ続けるのだ。
「早く、立ち上がれヨリ」
ヨリは心の奥で、お兄ちゃんは馬鹿なの?ってずっと思っていた。立てるわけが無い。だって体が動かないんだもん・・・
「ヨリ一つ教える。大サービスだ。氣合いだ」
氣合い?なにそれ・・・?わかんない。痛いよお兄ちゃん。助けてお兄ちゃん。痛いよ・・・。
誠には全て悲痛の叫びが聞こえる。誠は涙をさっきから流し続けて居る。罪悪感に塗れ、日緋色金刀で自分の体を斬る。何度も何度も何度も斬る。そして再生。斬る斬る斬る。再生の繰り返しを行い同じ痛みを味わう。心臓だって抉り出す。脳だって、目玉だって、陰茎だって切り落とす。それほど誠は苦しい・・・。ヨリの苦しさを受け止められずおかしく成りそうなのだ。だが、誠は鬼にならなければならない。
神速剣術は、死を受け入れ痛みを受け入れそして相手を受け入れ、斬る。これが大原則なのだ。ヨリにはどれもが足りない・・・。
ヨリは何処からか聞こえる声に耳を傾ける。「おいお前弱いなー俺は誠だよ。誠。俺がお前に力をやるよ。それが誠の意思だ。だがお前は神速剣術の基礎が出来て居ない。今から話すからそれを聞け。それが出来たら力をやろう」
それは誰が仕組んだわけでも無い。第二の誠曰く、無意識の中でヨリに力を与えたそうだ・・・。
話を聞いたヨリは氣合を理解する。神速剣術とは何かを理解する。理解するのに時間がかかり過ぎた。誠の精神は、既に崩壊を始めた。脆い。なんとも脆いせいしんである。
ヨリは氣を発動。そうすると傷ついた体は元に戻っていく。不思議とスライムの攻撃は体に当たらない。これが氣。お兄ちゃんが教えてくれた氣。お兄ちゃんがくれた力の氣。お兄ちゃんと一体化したこの力・・・。ヨリは自分の体を抱きしめる。そしてスライムを手刀で切り刻み、殺す。
「お兄ちゃん。終わったよ?」
誠の精神は崩壊しきった。もう誠は居ない。
その瞬間三人は、気づく。
「「「誠様!」」」
創作次元が裂ける。3人が入ってくる。じいさん、饕餮、もも。どれもがお前を殺すと行きこんで・・・
「お兄ちゃんが・・・」
「「「お前を殺す」」」
そのあと3対1でヨリは殺され、次元に落とされる。誠を3人は囲み、必死に声をかける・・・100年1000年10000年・・・いくら経っただろうか・・・?分からない。
まだ3人は声を出し続ける。既に次元に落ちたヨリは死んでいる。
誠は浸っていた。あまーいあまーい汁の中で・・・・。なんと楽なのだろう。この世界は・・・。苦しみが無い・・・。その時ふと思いつく。俺は、「鬼畜」?
その瞬間、3人は意識を失ったそうだ。ここからは誠のお話。
誠は甘い世界から意識を取り戻す。何年寝ていたのだろう?髪の毛がヤバイほど伸びている。筋肉はやせ細り、立てない。誠は、まず自分の肉体強化を魔法で施し、時間を全て戻す。
自分以外の時間を・・・・
誠は一度死んだ。これで本当の鬼畜の誠を誠は手に入れる・・・。ここからが。本番だ。我は鬼畜。鞍馬 誠。
読んでいただきありがとうございます。
誠殺しました。ちょっと、殺してみようかなと・・・。ですが性格は変わりません。敵にもっと容赦が無くなります。
仲間には優しく。敵には鬼畜に
なので、死んで性格がー!みたいなキャラ崩壊は起こりません。




