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大人の恋心 (LOVE YOU/スピンオフ)  作者: 設樂理沙
27/83

大人の恋心 27

27.


" The Supreme Brunch Time 最高のブランチTime "



 俺たちは魚が釣れるのを待ちながら、学生時代の話や仕事の話をした。

 

 俺の釣り歴が昔学生時代にかじった程度だとバレてしまったのは

少々痛かった。


 職場に釣り好きな人間がいれば続いていたのかもしれないが。

 学生時代に何度か経験し、就職してからは慰安旅行などの旅先で

二度ほどお遊びで楽しんだ程度だった。


 だけど今回のことで全く経験がないというのではなくてよかった

と思った。 


 人間何事も経験っていうけど、身をもってしみじみそう感じた。



 桂子さんが何やら釣ったスズキに片栗粉をまぶし油で揚げ

魚の天ぷらを・・そしてみそ汁の素を使いこれまた魚の切り身を

入れみそ汁を作ってくれた。


 ごはんも口当たりよく炊き、揚げた魚に天つゆをぶっかけて

魚の天丼の出来上がり。


 熱々なのでふたり、フーフーしながら口に入れた。


 「うまいっ、ひょぉ~味が染みてる」



 「スズキがふわふわしてて、おいしいですね」


 「飯の炊け具合もGoodですね」


 「はい、柔らかくておいしいです。

 スズキも久しぶりでう~んっ、おいしいっ」



 桂子さんは謙遜もすることなく、正直な感想を言いながら

美味しそうに食べた。



 みそ汁もインスタントとはいえ、魚の切り身がいい味を

醸し出していて、旨かった。



 俺と桂子さん、ふたりの静かな川べりでのブランチTime。

 最高ぅ~。


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