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ぼっちの庭案内2





「馬鹿っぽい!ってなんだよ?!?!」



口が半開きで、目も片方瞼が降りていて顔のパーツがいろいろと中途半端なルアン。

不満と言うよりかは「ハッ!」とおかしな言葉が聞こえてきたと言わんばかりの顔だ。


半端な表情でもって美男子は美男子なんだな……と明後日な思考に走りそうになる思いを強制ストップしてミネはいつも通りに感じたままを淡々と言葉にする。



「……そのまんま。でも、良いと思う。」



「どっちだよ?!?!」


さっきまで恥ずかしさを隠す様に装っていたのに、ミネが良く解らない事を言うもんだから、ルアンはコロリと心情も変わり、赤ら顔を全面に出してルアンが楽しそうに笑う。




だが、ミネも可笑しな事を言った自覚もあるのだ。だが、言葉のままなのだから、この様にしか言いようがない。




「美味しい力なんだな!」とルアンが言った。


これまで、“便利だ”と言われたり、“生活に役立つ力”と言われた事はあっても、ルアンの様に良い力--「美味しい」と言う幸せの感情をもたらす力だとは誰にも言われた事がなかった。


しかも、何の余計な感情の入らぬ、素直に、心のままに言ってくれたのだと解る笑顔付きだった。


だから、「“馬鹿”みたいに正直な言葉」はミネの心に大きく響いた。







「ルアン、……………………イイ奴だ……。」

ボソボソ……。



「ん?なんだ?!?!」



「いや。……………………なんでもー。」



ずっとひとりで気を張ってきたミネの心が少し緩んだ気がした。







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