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ぼっちのおすすめフルーツ





「タムさん???」



何で固まってしまったのか解らず、タムさんへと尋ねる。



「ん?--あ~ミネ??」


「うん、何?」


「パンに、サラダ。ジャムが3種と…………何で大量のレモン???」


「うん、フルーツ。」



にっこりとタムさんに微笑んでみせる。

さては、レモンの瑞々しさに驚いたな?!?!

新鮮だからね!今朝採りたてだし!



「…………………………………………そーだった……。」


ボソボソと何かを言ったタムさんの声は小さすぎて聞こえない。


「ミネの中では“食べる”果物……だもんな……………………。」


続く言葉も何を言ったのか聞こえなかった。




「ま、旨いんだろうから食べてみるか……。」




そう言ってタムさんはフォークを伸ばす。



黄色い果肉に木製のフォークが深く刺さる。

その果汁が少し滴りながら、タムさんの口へと運ばれていった……。




--が。



「~~~~~~~~!!!!!酢ッぱぁァァァァァァ!!!!!!」


顔のパーツを中心に寄せて悶絶するタムさん。




そんなに酸っぱかっただろうか???



ならばと、違う皿の物をフォークに刺してタムさんの口に突っ込んでみる。



「なら、これどーぞ!」


--むぐぅ。


「----!…………甘い。」




「うん、そーなんだ!」



タムさんは不思議そうにふたつの皿を見比べる。



両方にレモンが盛り分けてあったから、どうやら一皿ずつ分けてあるのだと思っていたらしい。



「ミネの分と、俺の分だと……。」


「違う違う!それぞれ別物のレモンだから!」


ちょっと得意気に言ってみた。

これは自慢の一品達だからな!



もちろん、ただのレモンではない。


「“スーパーレモン”なのだ!」



ミネがいろんなレモンの味を見続けて品種改良してきた集大成とも言えるものなのである!!!



「酸っぱいレモンと酸っぱいレモン。」


「甘いレモンと甘いレモン。」


「それを繰り返して生まれた!!!」



「その名は、レモレモ酸。と甘レモレモ!!!!」



どー!タムさん?!

さあ、どんどん食べていただこうではありませんかッ!!!



「これで、レモンという素晴らしい物の魅力に気づいてもらえるはずだよ!」


なんだかキラキラとした空気を撒き散らすミネをミネタムさんは思った。



「……馬鹿なのか?」




当のミネは何故?という顔でキョロんとしている。




「だからレモンは世の中普通は食べないんだよ!!!」




タムさんに叫ばれてしまった。






おすすめフルーツ、レモレモ……レモン

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