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ぼっちの狩り





「ハムレモとエ----ッグサンド!!!!!」



もぐもぐもぐもぐ……。


「美味しいッ!!!」



さて、この朝食で肉が無くなってしまった!



「……ピンチだ……。」



もぐもぐゴックン。



「美味しい!」



ミネは頬袋いっぱいにご飯を詰め込んで朝食を食べている。

……いや、正確には頬袋なんて、一応人なのでないのだが、サンドウィッチは大きく頬張って食べる方が何故か美味しい!からこうなっているのだ。


コレはミネの持論なので、ナンダソレ?!と呆れた事を言われそうだが……………ミネはひとりだからそんな対象はもちろん居ない。



「さすが、レモと!!!爽やか瑞々ゥ!!!」



レモととはもちろん、レモンととまとの合成作物なのだが、爽やかで瑞々しくて美味しい野菜なのだ!



「ふぅ……。しかし、さすがにもう行かねばならないね……。ピンチだし……………………はぁ……。」






カチャ。

……。


パタン。


カチャ。

……。


パタン。



「はぁ……。」



何度食品庫を開け閉めしても無い物は無いままである。


諦めの悪いミネは朝食後に半地下のこの倉庫まで来て何度も何度も、……何度も何度も、開け、覗き、閉め、コレを繰り返したが……。


いい加減諦めて半地下から這い出てくる。




「仕方ないな。今日は日課が終わったら狩りだ!……………………はぁ……。」






※※※※




朝食、洗濯、掃除、水やり、作物の調子のチェックを終えてお昼ご飯も食べた。




「れっつごぉ----……はぁ……。」




ヤル気は完全に無い。


何故か?




「--------今ッ!」

--ビィィィィン!!!



グワァ!!!



長草で編んだ自前のロープを勢い良く引くと、動物の鳴き声と共に首の長くて胴体がまん丸の飛ばないらしい鳥が引っ張り上げられる。


この辺でたまに出会う美味しい鳥だ。



ミネのロープは出かける前に長草で編んだ物なのだが、ミネの庭中の河辺に自然と生える草でかなりの背丈になる細い草なのだが、完全に雑草。

ただ、細くて丈夫なので、今日のようにロープとして使用する事で、草刈りと消費を同時に行うかんじとなっている。




「--------おぉ。」


ブゥゥゥゥゥ……ブッ!!!




ゴロゴロゴロゴロ……ドンッ!


--ザンッ!




今度はミネお手製の長草ロープを網のように獣道に密かに設置していた所、胴の長いブゥと鳴く動物が掛かった。



罠に絡まりそのまま木に当たって自滅したが、すぐさましっかりとナイフで仕留める。


野生動物を侮ってはいけない。


生命力が強い為、油断していては危ないのだ。





そのまま何体も罠に掛けてしとめていく。

ほとんどが鳥であるが、今日はブゥもいた。

大量である。



--が。




「……………………はぁ……血抜き……毛抜き…………。」





ミネは血が苦手だった。それに生々しい毛抜きも。

しかし、何年も自活の為狩りをしていれば嫌でもするようになる。



「生きる為だからな……。」



嫌な事は一気にやってしまって、機会は少ない方がいい。



だからミネはいつも大量に狩って一気に加工する。





「食肉と、羽毛だ。頑張ろう……………………はぁ……。」





ボッチで居ると狩りは自然と上達する。




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