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第四章 更なる力を求めて⑤

 第四章 更なる力を求めて⑤


 俺たちは冒険者の館で八十階にいるリッチと七十五階にいるゴーレムを討伐する仕事を一度に引き受ける。


 もちろん、その日の内に両方、倒す必要はない。

 

 モンスターを討伐する仕事は、基本的に三日から一週間くらいの猶予があるからな。ただ、その日の内に両方、倒せるのならそれに越したことはない。


 俺たちは第四階層の迷宮に潜ると、リザードマンやオーガを打ち倒していく。

 

 俺たちが強くなったせいか、装備を充実させているだけのリザードマンやオーガに苦戦することはもうなかった。

 

 また、俺たちは第四階層の構造を記した地図も買って持っているので、迷うことなく歩を進めることもできた。

 

 どこが危険なスポットなのかも地図にはしっかりと記されていたし、さすがお金を出して買った地図だけのことはある。

 

 ちなみに、アルカンデュラがいるというゲートまで辿り着くのに、必ずしもリッチやゴーレムのいる部屋に入る必要はない。


 もちろん、リッチやゴーレムのいる部屋を通れば、通路のショートカットはできるが。

 

 俺はリッチやゴーレムを倒すのは他の生徒たちのためにもなるということを意識しながら、通路を突き進んでいく。

 

 チェルシーはゴールデン・ボアが出て来ることを期待していたようだが、その期待は今のところ裏切られ続けている。

 

 そして、俺たちは現れるモンスターたちを蹴散らしながら、八十階にあるリッチがいるという部屋にまでやって来た。

 

 が、あいにく部屋の中にリッチの姿はなかった。留守にしているのか、それとも他の冒険者に倒されたのか。

 

 俺が二つの可能性を考えていると、魔法使いのローブを着た人間がスーッと背景から浮かび上がるようにして現れた。

 

 その現れ方はラムセスやアムネイアスを思い起こさせる。

 

 だが、良く見れば現れたのは人間などではなかった。フードを被った顔は白い骨を剥き出しにした骸骨になっていたし。

 

 あれはリッチと見て間違いない。

 

「うげー、あんな骸骨が動いてるなんて気持ち悪すぎだよ。ま、ゾンビよりかはマシかもしれないけど」


 チェルシーが大袈裟な身振りで言った。


「でも、あの出で立ちは魔法使いそのものだし、普通のアンデットとは明らかに違うと思った方が良いな」


 ハンスもリッチには高い知性が備わっていると思ったのだろう。


「うん。私もあのリッチからは凄い魔力を感じるし、さすがノーライフ・キングなんて呼び方をされるだけのことはあるよ」


 アリスも戦いたように言った。


「ま、俺は相手が誰だろうとやることは変わらないけどな。だから、あのリッチの骨はバキバキに砕いてやるぜ」


 カイルは槍をクルクルと回転させた。


「とにかく、気は緩められない相手ってことだろ、みんな」


 そう言うと、俺は剣を構えて、様々な魔法を使ってくるというリッチの出方を用心深く窺った。

 

 すると、リッチは手にしていた杖の尖端に火球を生み出すと、それを俺たちのいる方に放ってきた。

 

 火球は俺の足下、近くにぶつかると、勢い良く大量の炎を舞い上がらせた。

 

 まともに食らえば間違いなく大火傷していたはず炎だが、それでもその触手が俺たちの体には届くことはなかった。

 

 なぜなら、俺たちの体を薄い光りの膜が包み込んでいたからだ。だから、どんなに強い炎でも俺たちの体は舐められない

 

 これはアリスの魔法だな。

 

「みんなの体をバリアで包み込んだから、もうリッチの魔法は怖くないよ。でも、効果は永続しないから、それには気を付けてね」


 アリスがそう言うと、俺はバリアの効果が切れない内にリッチを倒さなければと思い、すぐに駆け出した。


 一方、リッチは間合いを詰めようとする俺やカイルに向けて火球を何個も放ってくる。


 その火球は正面から俺の体にぶつかって炎を吹き上がらせたが、俺はそれを振り払って前へとひた走る。

 

 そして、リッチの目の前まで来ると、殺人的な勢いで剣を振り下ろした。が、その瞬間、リッチの姿が掻き消えた。

 

 確実にリッチの体を捉えていたはずの剣が空を切るなんて。

 

「後ろだ、ディン」


 カイルの声で俺が振り返ると、かなり離れた場所にリッチがいて、先ほどよりも更に大きさを増した火球を放とうとしていた。


 それを見た俺は一直線に飛来してきたその火球をすぐに避ける。炎そのものはバリアが防いでくれるが、衝撃は体に伝わるからな。


 なので、まともにぶつかると吹き飛ばされかねない。


 俺が再びリッチへと迫ろうとすると、ハンスがすかさず援護するように矢を放った。が、矢が当たる前にまたしてもリッチの姿が掻き消え、別の場所へと現れた。

 

「どうやら、リッチはテレポートが使えるみたいだな。だとすると、その体は簡単には捉えられないぞ」


 そう言いつつも、ハンスはめげずに矢を放ったが、瞬時に別の場所にテレポートできるリッチには掠りもしなかった。


 俺もテレポートは厄介だなと歯噛みする。


 それから、俺とカイルは何度もリッチに接近を試みたが、上手く距離を取られて近づくことができなかった。

 

 ハンスの矢も全く命中させることができず、リッチの火球だけが俺たちへと執拗に降り注ぐ。もちろん、リッチの火球は全てバリアが防いでくれたけど。

 

 だが、気が付けば辺りは火の海になっていた。

 

 もし、バリアが張られていなかったら、部屋の中に充満した熱で俺たちは蒸し焼きになっていたかもしれない。

 

「どうやら、俺たちは無駄な追いかけっこをさせられているみたいだな。どうすればリッチのテレポートに対抗できるんだ?」


 俺が焦燥を滲ませていると、リッチは目も眩むような雷を落としたり、石の床すら切り裂く風の刃を放ったりもしてきた。


 やはり、リッチは多彩な魔法が使えるみたいだ。


 そんな魔法を幾度となく受け続けていると、俺を包み込んでいたバリアも次第にその光りを弱めていく。

 

 少しずつではあるが、炎の熱も感じられるようになったからな。

 

 このままだとバリアが切れて、まともにリッチの魔法を食らってしまう。

 

 そうなったら、一撃でやられかねないし、アリスはまたバリアを張り直すことができるだろうか。

 

「やっぱり、ここは私の魔法で何とかするしかないね。リッチの現れる場所は私が感知するから、ハンスは構わず矢を放ち続けて」


 そう言うとアリスは手を翳す。


 すると、掌にバチバチとスパークする光りの球が生まれる。しかも、光りの球から放たれる輝きは前とは比べものにならないくらい強かった。

 

 どうやら、尋常ではないエネルギーが注ぎ込まれているようだな。でも、消費できる魔力の総量が増えたのかアリスの顔は涼しげだった。

 

 ミノタウロスを倒した時もアリスは隠れていた敵を見つけ出したし、今度も同じように上手いくか。

 

「そこだね」


 ハンスの矢がリッチのいた場所を素通りすると、アリスはそう叫んでエネルギーを溜め込んだ光りの球を放った。


 すると、光りの球はその大きさからは想像ができないほどの早さで飛来する。それから、背景から浮かび上がるようにして現れたリッチに見事、命中した。

 

 その瞬間、目が焼き付きそうなほどの凄烈な光が迸り、空間がグニャリと歪んで見えるような大爆発が起きた。

 

 その爆発に飲み込まれたリッチは声にならない声を上げる。それはまるで生者に対する呪詛のように聞こえた。

 

 そして、光が消え、白煙が薄くなって見えなくなると、そこには破れたローブと、リッチが手にしていた折れた杖だけが床に落ちていた。

 

 他には何もなく、しばらく待ってもリッチがどこからともなく現れることはなかった。

 

 どうやらリッチはアリスの魔法を食らって消し飛んでしまったらしい。

 

「やったね、アリス。リッチを一撃で倒しちゃうなんて、並みの魔法使いにできることじゃないよ」


 チェルシーの声が弾けた。


「そうだな。リッチは魔法に耐性を持つローブも着ていたし、それを突き破ってリッチの体を消滅せたのは凄いとしか言いようがない」


 ハンスも驚嘆したようだ。


「ああ。でも、今回ばかりは俺の槍の出番はなかったし、こんな敵がこれからも現れ続けるかもしれねぇと思うと少しぞっとするが」


 カイルは槍の柄を持ち直した。


「まあ、そこはチームワークを重視して戦うしかないんじゃないのか」


 一人では勝てない相手でも、みんながいれば必ず勝てる。今はそう信じて戦っていくしかないと思う。


「とにかく、体力にまだ余裕があるなら、このままゴーレムも倒しに行きたいんだけど、どうする?」


 そう問い掛けると俺はアリスの顔色を窺った。


「私なら平気だよ」


 アリスは別段、無理をしている風でもなく言葉を続ける。


「私がアムネイアス様の元で磨き上げた魔法の力はこんなもんじゃないし、ゴーレムとだって問題なく戦えるよ」


 アリスがそう言ってくれるなら、俺も何ら遠慮することなくゴーレムのいるところに赴けるな。


 俺はみんなの体力に問題がないことを確認すると、リッチのいた部屋を通り抜けて、また通路を歩き始める。

 

 その途中でゴブリン・リーダーが現れたが、俺たちを見るとジリジリと後退して、手下のゴブリンと共に逃げてしまった。

 

 リザードマンやオーガもその場で身構えたまま、俺たちに襲いかかろうとはしなかったし。

 

 勝てそうにない相手に対して、じっと様子を窺ったり、速やかな退却ができたりするところを見ると第四階層のモンスターは判断も的確にできるようだ。

 

 それからは特にモンスターと戦うことなく、俺たちは七十五階にあるゴーレムがいるという部屋にまでやって来た。

 

 そこには体長が六メートルはありそうな巨大な石の人形がいた。手や足が極端に太くなっているので、何ともアンバランスな体型をしている。

 

 更に顔の目に当たる部分には光を放つ窪みがあり、それが意思を宿した人形であることを証明しているように見えた。

 

「あれがゴーレムか。確かに一筋縄で倒せるような相手じゃなさそうだし、みんな、気を引き締めていくぞ」


 俺は剣を振り上げると、ゴーレムに向かって疾駆する。


 ゴーレムもスピードに欠ける動きで歩き出すと、どんなものでも押し潰せる太い腕を俺の頭に振り下ろした。

 

 が、俺はその腕を簡単に避けると、金の煌めきを見せる剣を一閃させる。その一撃はゴーレムの腕に当たったが、強い手応えと共に弾かれてしまった。

 

 さすがに石でできた腕を切り落とすことはできないか。

 

 カイルも鈍重な動きを見せるゴーレムの足に果敢に槍を突き出す。だが、穴を開けることはできなかった。

 

 ハンスの矢も飛来したが、突き刺さることすらできずにカランと弾かれる。たいした防御力と言えるだろう。

 

「物理的な攻撃じゃ全くダメージが与えられねぇみたいだな。どうすりゃ、この木偶の坊を倒せるんだ?」


 カイルは薙ぎ払うようにして繰り出されるゴーレムの腕を避けながら言った。


 木偶の坊と言えども、その攻撃力は侮れない。もし、腕の一撃を食らったら、人間の骨など粉々だ。

 

 繰り出される攻撃にスピードがないのが、せめてもの救いだが。

 

「とりあえず、ディンとカイルの武器には雷の属性を付与させてみるけど、通じるかどうかは分からないよ」


 チェルシーがそう言うと、俺の剣が青白い光りに包まれ、バチバチとエネルギーを発散するようにスパークし始める。


 それを受け、俺は雷の属性を持つ、剣をゴーレムの足に叩きつけた。が、ゴーレムは全く堪えた様子がない。

 

 電気は流れたはずなのにノーダメージか。

 

 カイルも槍の穂先を付きだしたが、ゴーレムが感電した様子はなかった。またしても、ダメージを与えられなかったことに、俺も焦慮する。


「属性付きの剣も駄目か。ゴーレムの体を破壊するには生半可な攻撃じゃ駄目だな。さあ、どうする?」


 俺は自分にも問い掛けるように言った。


「なら、私の魔法の出番だよ。一切の手加減なく、最高の威力を持つ魔法を叩きつけてあげるから」


 そう言うと、アリスは腕を前に突き出し、掌から眩い白光を生じさせ始めた。


 そんなアリスのいる方にゴーレムもドシドシと走りながら迫る。ゴーレムの足が床に付く度に、部屋全体が震えた。

 

 知性は感じられないゴーレムではあるが、魔力を練り上げているアリスには危険なものを察知したようだな。


 俺はゴーレムの前進を止めるために何度も足に剣を叩きつけた。それでもゴーレムの足はビクともしなかった。


 そして、ゴーレムはアリス目の前に辿り着くと、大木すら薙ぎ倒せそうな腕を勢い良く振り上げた。


 俺はアリスの魔法は間に合うか、とハラハラした。


 その瞬間、アリスの紫電を纏った掌からゴーレムの腕に匹敵するような太さを持つ光線が放たれる。

 

 アリスの放った魔法はゴブリン・リーダーを消し飛ばした時に見せたものと同じものだった。が、放たれる光の強烈さはまるで違っている。

 

 まさに必殺の威力を秘めた魔法だ。

 

 そして、その光線は正面からゴーレムに激突し、空間が爆ぜ割れたかのような大爆発を引き起こす。

 

 その際、目が潰れるかと思うほどの激しい光りを盛大に撒き散らした。

 

 かまいたちのような風も部屋の中を荒れ狂ったし、粉塵も舞い上がってゴーレムの姿を覆い隠した。

 

 俺もやったかと思う。

 

 だが、粉塵の中からゆったりと現れたゴーレムは全くの無傷だった。体のあちらこちらから白煙を漂わせているが、その足取りはしっかりとしている。

 

 さすがのアリスの魔法もアダマンタイトで作られているというゴーレムの頑強な体には通じなかったか。

 

「今のは全力を出し切った魔法だったんだけどね。それなのにピンピンしていられると、ちょっとショックだよ」


 アリスはハアハアと息を荒げていた。

 

 その様子を見るにアリスも相当、魔力を使ってしまったようだし、同じような威力を持つ魔法はもう放てないだろう。

 

「やっぱり、退却した方が良いかもしれないね。今のところ、これと言った弱点も見つからないし」


 チェルシーは完全に弱気になっていた。


 確かに、アリスの魔法以上の攻撃力を生み出すことは今の俺たちにはできない。であれば、退却も一つの手だろう。

 

 ゴーレムは逃げることは難しくない相手でもあるし。

 

 でも、こんなにタフなモンスターが、あまり重要ではない部屋を守っているところに、不可解さを感じる。

 

 なので、俺もゴーレムには必ず大きな弱点があるはずなのだと思い直した。

 

 一方、ゴーレムは俺の思案を余所に大きな足で、諦めずに槍の穂先を突き出し続けるカイルを踏み潰そうとする。

 

 カイルも素早い身のこなしで、それを避けた。

 

 俺は攻撃をカイル一人に任せると、離れたところからゴーレムの体を良く観察する。弱点は必ずあると何度も自分に言い聞かせながら。

 

 そして、ゴーレムの伸縮する関節に目を向けた。

 

 あそこに剣を命中させられれば、もしかしたら、ダメージを与えられるかもしれない。そう思った俺は再びゴーレムに接近する。

 

 それに気付いたゴーレムも巨木のような腕を俺に叩きつけてくる。俺は迫り来るゴーレムの腕をかいくぐりながら、関節の部分に剣を叩きつけた。

 

 すると、剣は柔らかな手応えと共に、ゴーレムの腕の関節をあっさりと切断する。それから、ゴーレムの腕はゴロゴロと床を転がった。

 

 それを目にした俺は迅速な動きで、ゴーレムの足の関節も切断してのける。すると、ゴーレムはバランスを崩して、床に倒れた。

 それから、何とかして立ち上がろうとするが、大きくて重い体が災いしてか、どうしてもそれができない。

 

 じたばたする動きはまるで赤ん坊のようだ。

 

「このゴーレムは関節が弱点なんだ。確かに、こんな大きな弱点を持ってちゃ、ゲートの守護は務まらないよな」


 そう言って、俺はゴーレムのもう片方の足の関節も切断して、完全に立ち上がれないようにする。


 こうなってしまっては、もうゴーレムもただの石の塊に等しい。

 

 そして、それを見たカイルはゴーレムの顔に力一杯、槍の穂先を突き出した。空間に穴が空くような一撃がゴーレムの額に命中する。

 

 すると、ゴーレムの額はパックリと割れて、命が失われるように窪みの光りもスーッと消えた。


 それを見た俺も冷や冷やしたものを感じながら胸を撫で下ろす。みんなの顔にも安堵の表情が浮かんでいた。

 

 こうして、倒すことが不可能だと思われたゴーレムは沈黙した。

 

「よっしゃ、色々と苦労させられたが、ゴーレムも打ち倒してやったぜ。ま、今回もディンの機転に助けられたけどな」


 カイルは槍を振り上げながら喜んだ。やっぱり、ゴーレムを打ち倒した達成感は大きなものがあるよな。


「ああ。ディン君の戦いに対する洞察力は並々ならぬものがあるよ。これも持って生まれた才能かな」


 ハンスは粉塵で汚れた眼鏡のレンズを拭きながら言った。


 今回の戦いではハンスも良いところは全く見せられなかったからな。だから、その目にもどこか薄弱とした光りがあるのだろう。

 

「そうだね。私も魔法の威力を高めることばっかり考えてたし、これからはもう少し広い視野を持って自分を鍛えないと」


 アリスも思慮深さを滲ませる。


 まあ、魔法が全く通じない相手が出て来たのはこれが初めてだから、アリスも色々と考えさせられたはずだ。

 

「何だかんだ言っても、結局、乗り切って見せるのがディンなんだよね。これからも頼りにさせて貰いますよ、先生」


 チェルシーはニヤニヤしながら俺の肩に手を乗せた。


「そんな風に言われると、俺も恥ずかしくなるな。でも、大切なのはあくまでパーティーのチームワークだと思うし、みんなもそれは忘れないでくれ」


 俺だけの力に頼り切られても困るし、みんなが自分にできることをすれば、それは大きな力となって、どんな敵をも打ち砕くのだ。


 少なくとも、俺はそう信じている。


 その後、かなりの体力を消耗した俺たちは、無理をせずに学院へと戻る。


 チェルシーはその途中でゴールデン・ボアと出会えなかったことを、何度も残念がっていたけど。

 

 そして、俺たちは寄り道することなく冒険者の館に行くと、リッチとゴーレムを倒したことを報告した。

 

 すると、冒険者ランキングは一気に十位にまで上がり、再び【ラグドール】の実力を他の生徒たちに知らしめたのだった。


《第四章⑤ 終了》



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