表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/20

会議後のひととき

 グリースが会議室から退出した後、会議に参加したグリースの部下達は口々に愚痴をこぼした。

 「グリースの野郎ありゃないぜ。俺たちに責任全部押し付けやがって。国王に怒られたのだって自業自得だろ」

 「それにさあ、なにが 同僚の仕事の管理もお前達の仕事の内だ だよ。それはお前の仕事だっつーの! 」

 「というかアイクがあの量の仕事を全部一人でこなしてたってほんとか? だとしたらとんでもねえぞ」

 「そもそも何でアイクはクビになったんだ? 」

 「まさかお前知らないのか? あいつはよくムカつくからとかそういう理由で人をクビにするようなやつなんだよ」

 「さすが、俺達のクソ上司は格が違うな」

 全員が全員、思い思いに言葉を述べていく。

 グリースを庇うような言葉は一つも出てこない。

 皆があのゴミカスクソ上司グリースに恨みを持っているのだ。

 手柄を横取りされた者もいるし、一日で二十時間以上働かされた者もいる。

 毎日のように仕事をサボり、少しのミスでもすぐに怒鳴る。

 グリースは典型的なクソ上司だった。

 「今回の件が国王に全部ばれてクビになったりしねえかな」

 「いっそ国王にチクるか。あいつはいつも仕事をサボりまくっているクソ野郎ですって」

 「俺、宮廷魔道具師辞めよっかな。残業ばっかで全然楽しくないし」

 「俺もそうしよっかな。というかこれから連れ戻されるアイクかわいそうじゃね? 」

 「さすがに同情するわ。よし、決めた。俺今回の件が一段落したら退職届グリースの顔面に叩きつけて辞めてやる! 」

 「俺は続けるかな。まだグリースがクビになる希望を捨ててないから」

 「いやいや、あいつは仮にも侯爵なんだぞ。さすがにクビにはならねえって」

 とこの時は誰もが思っていた。

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ