↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生したのに何も出来ないから、、喫茶店を開いてみた  作者: k
一章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/499

34 食事

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

8/14 21:30


ガツガツガツガツ

モグモグモグモグ


ガツガツガツガツ

モグモグモグモグ


どれだけ食事をしていなかったのだろう


はらぺこ巫女


だけでは無く、アルと名乗る少女も目の前に置かれたご馳走

カレーライスに釘付けである


亭主は少しだけ眺めると

「ん、まぁ今日は奢るから!喧嘩なんかすんなよな~  あ~あと、固めが良いとかそういうのは受け付け無いんで宜しく~」

納得した様に副菜を机に並べ、トッピングの目玉焼きとチーズ焼いている


「ん!」

おかわりをよこせとばかりに皿をジンの前に置く


「ん! じゃないでしょうが、おかわりってちゃんと言いなさい、天下の巫女様なんだろう?」


「  おかわり」

少し間を空いたが照れる仕草も無ければイラつく様な顔もしない


「うむ、素直でよろしい」

(可愛いじゃないの)


釜と鍋には米とルーがたっぷりと入っている


実はこの材料

本日の昼過ぎにリッツと名乗る行商人が『無償で』大量に置いていった品の一部である

ジンからしたら勿論覚え等無く、意味が分からなかったのだが近々(きんきん)にまた来るとか言っていたので貰える物は貰っておく事にしたのだ



「んで?アルはどうしてそんな廃墟にいたんだ?」


「も? むぐうう  むぐ」

「あ~あ~ごめん良いや、食べてから、落ち着いたら喋って」

少女の皿横に水を置く


「むぐぐ  ぅ  ぁ、ぁりがと」

小さく、誰にも聞こえない様な声で呟く


「しっかしルトーーお前の手柄だったんだってな~」


「にゃっ  うにゃにゃ あにゃにゃにゃん」


ハックハグ モッモッ ハグ


子猫は皆と一緒にカウンター上に並んだ鳥肉と格闘中である




(なんだ、お前  ここの子だったのか)




「すみません、ジンさん 巫女様 少し熱くなっちゃいました  申し訳ないです」


「あ~いや、キーロ、あれはロリ巫女が言い過ぎじゃって」


「いいーいいーいいーいい!!ま~た始まるから止めろって、カセンは酒飲んでろよ」

棚から一本適当なのを取って赤鬼に放り投げる


「お~?そこまで怒ってるとかではないんじゃが まっ、聞くに聞けんからジンに任せて大人しく聞いとくとするかのぉ」

機嫌を良くしたのか酒瓶をキャッチするとそのままグラスを使わずにあお


「おい、私にも酒」

巫女が片手にスプーンもう片手にグラスを持ち、揺らす仕草をしている


「わんぱくかよ! ん~まぁ?なんか頑張ってくれたらしいし今日だけな!?」


「あん?」


リッツの訪問を知らない為、一瞬だけ不思議な顔をするのだがそんな事よりおかわりを求めている様子だ


「流石と言うか何と言うか、お二人共に昨日の今日で良く飲みますね~  しかし今日はジンさん太っ腹じゃないです?」

従者は完全に二日酔いが覚めていないのだろう

笑顔は欠かさないのだが、カレーは中々減らない


「うん、その件はまた来るらしいからそん時にまとめて聞こうと思ってさ、、ってか今はそれより」



そう

問題はアイリそっくりのこの少女

ディーン王国から多額で討伐依頼が届いているアルが優先だ


(何やったら5千万とかってデカイ額で追われんだよ)

美味しそうにカレーを頬張るアルを見てから


皆の顔を見回す


(空気も入れ替わったし、このメンバーなら大丈夫だとは思うんだけど額が額だしなぁ、多分大きな事だ慎重に出すべきか?)

引き戸から例の依頼表をチラ見してから


「とりあえず食べ終わって落ち着いたらで良いからさ? カセン、風呂入れてやってよ」


「お~わかった~」


「も ぺ!?  ぇ、、そんな、ぃいいよ」


「良い訳あるか!そのままじゃ流石に飲食店なので衛生上アウトだっつの!」

良きと思い吐き出した言葉だったのだが


場が再び静まったどころか


「ぁ、そ、そうだよね、ごめん   臭いよね」

少女のスプーンが止まる


「ああああえええ!?いやそうじゃなくてさ!あのあのあのえっとええとえっとそのそのその」

若い女の子をへこませた事で逆にテンパりが一気に最上級に達した


折角の空気を台無しにした主人公に、隣のカセンも呆れ顔である



そんな中

巫女が『一旦』食べ終わったのか、酒を手酌しながら小さく


「あ~、、なんだ、その   言葉足らずだった かもな  すまんな」

溢し、目線をズラす


なのに


「シエル様!謝るって事を出来たんですn ぎゃうっ」

いつも通り言わなきゃ良い事を言って従者がグーでやられる


だが


やはりただでペナルティを受けている訳では無いらしく


「う~いたた~いやぁ、アルちゃんすいませんね~実は つい昨日、機械型の異形に襲われたものでして」

次の本題へと移す



!!?



「な? あいつら!」

アルが凄い形相でシフを見る


「、、ふむ、何か知っているんですね?ゆっくりで良いので教えてもらえますか?  大丈夫、我々は味方です」




・・・




(え~と)


(依頼書 いつ見せよう)


もたついている間に良い所を持って行かれた


そんな気がした三十路はゆっくりと引き出しを閉める


アルちゃん未成年ナンデスヨネ~

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。