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転生したのに何も出来ないから、、喫茶店を開いてみた  作者: k
一章

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37/499

35 声明

本作品は群像劇です、目線、日時にご注意下さい

7/13 22:00


逃げ出したは良いけど  この施設内でもう3~4日くらいだろうか?


走っていた


長い廊下

階段

どこに行けば良いのかも分からないけど


とにかく走った


狭い機械の隙間にも身を潜めた

良く分からない書類も読み漁った

気持ちの悪い生き物が沢山いる所も通った


怖くて、見れなかった場所もある


多分



人間みたいなモノも居たと思う



凄く

眠たい



『人目につかない様な所』にようやく潜伏出来た


酷い臭いがする


それでも、迂闊うかつ音など立てられない


でも、もう 今は   眠ってしまおう





・・・・・・





どれくらい眠っていたんだろうか


付近にまで人の声が聞こえた気がしたから恐らく、もうこの中までも探しに入って来たんだ



身体が痛い



けど  動かないと



覚悟を決めて汚い道を進んだ



廃棄場の汚水や薬品の匂いが鼻を突く

たまらずに衣類を引き裂き、口で呼吸をする けど、喉が焼ける様で気持ちが悪い

何かのガスが発生しているのだろう

目にも痛みが走る



3時間くらいは歩いたか



空気が変わるのが分かった


外だ


鉄の格子を銀色の足で蹴破り、そこからもまた


とにかく走った


建物の見える方向へと


ただ ただ ひたすらに











7/18 23:30


都まで来れた


人に紛れられる、そう思った


奪ってきた食糧が尽きてしばらくが経つ

やっと食べる物にありつけると思った



しかし、このみてくれは嫌でも他人の目に入るだろう



だから

夜に紛れて関所へと盗みに入り、甲冑と食料を頂戴した


あの場所に比べたら警備も薄く平和ボケしている見張り達

そんな者に見つかる筈も無かった






7/27 11:00


町に入って一週間ちょっと、、と言っても今日が何日かなんて感覚は既に無い


上から下までフル装備の警備兵が噴水の横でサボっている様に見える


(あっつい  お腹 空いた)


でもありがたい事に

此処には公園と言う場所があり、水には困らなかった


(人目を避ければ水浴びも出来る、けど)

向かいのベンチに寝転がる年配者に目をやる


(あの人みたいに物乞いなんてしたら目立ってバレるだろうし)






(強盗とか したくないんだけどなぁ)






その日の夜


一軒の家に忍び込んだ








7/29 8:00


「号外~~~~  号外~~!」


バレたと思った


咄嗟に声の聞こえない所まで走って逃げた



流石にこの町にはもう居られない、出た方が良い



げほ  こほ げほ



気持ち悪い  お腹痛い



多分、この前食べたモノのせいだろう








7/31 22:00


(うぅ、お腹空いた)


隙を見つけて関所に入り、甲冑は倉庫に戻した


もうこの頃にはろくに動けていなかったのだろう


姿を見られたから そのまま町を出た


人目のつかない森の方へと必死に走ると運良く廃小屋を見つけた



そこからは警護の薄い荷馬車を襲ってやり過ごした








8/10 20:00



しくじった



襲撃に失敗した




馬車に撥ねられた




なんとか小屋には戻れた  けど


頭が 背中が 身体が痛い


動けない








8/14 14:50


もう  ダメかもしれない




全く動かない






(あたしの人生なんだったんだろ)





(くっそ   あいつら  なんなんだよ)





(こんなとこで死んじゃうのか)






(嫌だなぁ虫とか湧くんだろうな  嫌だなぁ   嫌、、)


目には涙がこみ上げる





(ヤダヤダヤダヤダ)


ギシギシ!


小屋が何かの振動で小さく鳴る



激痛の中反応でゆっくりと上半身を起こし目元を拭う





ギギギギギィ


腐った木のドアが軋む音が響く





「誰!?」


眩しい光の向こうから








優しそうな声が聞こえた









「え~と、救難届を頂きまして~」


アルちゃんがはらぺこで臭いとかを気にしてたのはこんな感じでした


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