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最終項 脳内宇宙ビッグバン。ツインテールよ永遠なれ

 いろんな人を結構敵に回しちゃった感のある筆者。言っちゃった。やっちゃった。もう取り返しはつかない。しかし、今の筆者に後悔の二文字はない。すべてはツインテールという絶滅危惧種をサブカル世界でアーカイブするための必要悪なのである、などと、本気で思っているのだ。本人はこれで結構人身御供になってるつもりなんである。いよいよ最終項。どうか呆れず、生暖かい目で見守ってあげてほしい。

 筆者はここまでツインテールについて考察して、ついに理解できない永久不可侵の存在であるという結論に至った。いや、そもそも侵略して征服してやりたいという欲求すら起こさせない、不可解極まる、霞のようなものだった。それもそのはずで、現実にツインテールがほとんど存在しないのだからその魅力など理解のしようがない。その不可解さこそがツインテールの魅力とはいえなくはないだろうか?

 だからこそ需要があるのかないのかよく分からないけど、ただなんとなくいろんな作品にこんなキャラいたっけ? 的なポジションを確保しつつ、人々の(というか主にオタク男子の)記憶の底に眠り続けてきたのだろう。それがいつ、いかなる形で発露するかは決して誰にも分からない。もしかすると永遠に眠ったままなのかもしれない。

 さて、いよいよまとめに入ろう。いや、強引にでもまとめないといつまでも終われないんじゃないかとかいう疑念が持ち上がってきたわけでは決してない。

 筆者が思うに、ツインテールは到底、魅力的とは言い難い。お世辞にもヒロイン級キャラとも言えない。好きになれるキャラの典型からも外れている。いわば脇役キャラだ。それは間違いあるまい。だが、ただの脇役の記号についてここまで考えるってことは、これはもう好きなんじゃないのか? 筆者は今までさんざんツインテールにこだわりはないとかスカした態度をとってきたけど、実は好きなんじゃないの? 

 これまでツインテールについてあれこれ考えてきたのは、ツインテールを自身の作品に無理なく出す設定、あるいはそれに準じる根拠がほしいというような動機を述べた。だが、そんなもん必要なのか? 好きなら何も考えずに出してもいいんじゃない? だって好きなんだもん。便利なんだもん。

 この女の子、ツインテールだけど、なんでツインテールなの? なんて疑問を抱くだけ野暮だ。んなもん作者が好きだからに決まってんだろ。この回答一発で済む。いちいちツインテールキャラがツインテールにする理由など考えて設定まで用意した所で、それで作品世界に厚みが出るかは甚だ疑問だ。このコは生まれつき側頭部に十円ハゲがあって、それを隠すツインテールを大好きなお婆ちゃんに教えてもらって……などという意味のない設定をしたところでユーザーにはそれこそどうでもいい。そんな脇道に逸れる暇があったらさっさとストーリーを進めろやって話だ。ならもういいじゃないか。自分はツインテールが好きってことで。なにを恐れることがあろうか。

 世の中にはツインテールが好きだ! ツインテールじゃなきゃ駄目なんだ! てな人もいることはいるのだろう。筆者はそのカテゴリに入れられるのを心のどこかで恐れていたのではないのか? だから斜に構えてツインテールの魅力を探ろうとか、いかにもツインテールに興味などない風を装いたかったのではないのか?

 誰しも経験があるだろう。AVを大量購入する際、あえて数本、ストライクゾーンから外した作品を混ぜ、店員に性癖を特定されまいと工作したことが。風俗に行ったときも、あえて好みを外した指名をして、度量を大きく見せようとしたことが。

 そんな行為に一体なんの意味があろうか。店員やお姉さんはそんなこと、いちいち気になんか留めない。とどのつまりは本人の安っぽい虚栄心だ。そんなものを大事にしてはいけない。虚しいだけだ。

 だから、これからは自分に正直になろう。ツインテール少女のように、いままでの自分と決別しよう。なにをすべきかはもう分かっている。拳を握り締め、大声で叫べばいい。

 俺は、ツインテールが好きだあーっ!(唇を噛みしめながら)

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