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助けてください、魔王様!  作者: けとし
第1章
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第21話 深紅の巨神兵vs鼓太郎

やっとの更新。久々にインフルの脅威「教え込まれました。まだ頭痛い….。

 ルフォート達を置いて暗い洞窟の中を進んでいくと、何かがこちらに迫ってくる音が聞こえてきた。


 俺は飛ぶために使っていた風魔法を、今度は前方にブレーキの代わりとしてと足元に着地の衝撃を和らげるために展開し、静かに着地した。

 点としてだが、全てを潰すとでも言うかのようにスカーレットゴーレムはこちらへと向かってきているのが分かる。


 速度からして、ルフォート達の方に向かっているようだ。


「なら、どちらが脅威に値するかおしえてやらないとな」

 いいながら俺は風魔法を唱えよう……として、ふと今更思うことがあった。その考えに行き着くと、何故か口角が上がっていったような気がした。


万能弾エニシング・バレット。」

 そう唱えると、先ほどシュバルツ隊が使用したものと同じ黒色の弾丸が生まれる。その数は、25ほど。

 それぞれに細工を施すのに時間がかかったため、出来上がった時にはその姿ははっきり見え、俺のいる空間はスカーレットゴーレムの体から発っせられる紅い光に照らされていた。


 その姿は、巨大な赤い半透明な人形と言えばだろうか。

 体長は洞窟すれすれなことから2メートルはゆうに超えているだろう。体は鉱石で出来ているのでゴツゴツとしているのかと思ったが、磨かれた宝石のようにツルツルしていた。


 自身はヒヒイロカネという希少鉱石で出来ているというのに、人と同じように鉄の鎧を着ていた。ほぼ人に似た姿をしているが、肩の部分だけ富士山のようなものがついていた。


 ……それも相まって走り方がチャージかましてくるアメフト選手にしか見えないのは何故なのだろう。


 そんなスカーレットゴーレムに俺は作り出した弾丸を一斉に放つ。放たれそれは黒い軌跡を残しながらスカーレットゴーレムに向かっていき……その表面に弾かれた。


 歪まないよう慎重にライフリングを刻んだあげく、強化魔法で底上げしまくったのに傷一つつかないって。後でどこかで試すか。


 そう考えてる間も同じ弾丸を生み出し属性を付加するなど、細工をしては放つを続けるがゴーレムは一向に止まる気配がない。


 なら。



「———鋼鉄の壁(アイアンフォール)追加コネッソ金剛バジュラ』!」


 詠唱と共に地面を叩いた。それに呼応して少し先、俺とゴーレムの間を遮るように、俺の望んだとおり鈍い光沢のある鉄の壁が。それも金剛石に程近い強度をもった状態で現れた。


 これには驚いたのか、今しがた生まれた壁の向こうで、ゴーレムが止まろうとしている音が聞こえる。


 これで勢いは無くせた。俺は後ろから誰も来ていないことを確認する。その際暗闇の向こうでクーラムバインとルフォートが戦闘をしているのが分かった。なにをやっているのだろうか。


 頭の中で魔法を構築する。

 発動寸前まで構成された魔法を魔力で圧縮し、いつでも使えるようにするという技術。これがなかなかに難しい。実際、これを習得するのに一年は掛かった。おかげで六つの魔法をストックすることができるようになり、戦術も広がった。



 しかし……転生して、召喚され。この世界に再び踏み入てから色々試してはいたものの、どういうわけか完成する時間が長くなってしまった。



 壁の向こうで打撃音が聞こえる。ダイヤモンドの体で出来ていてしかも魔法鉱物。すぐに壊されるだろう。


 その予想は正しく、俺がストックを3つ作り終えたところで壁にヒビが入り、そして、鉄の壁は大きな穴を開けて壊された。金剛バジュラをエンチャントされた元壁の欠片は、周りの壁へ抵抗がないかのように奥へと刺さっていく。


 壁から距離をとってて良かった。


 身を低くして風魔法で駆けていく。いや、飛ぶ。スカーレットゴーレムは右手を振りかぶり拳を振り下ろしてくるのを回避。地を蹴ってるわけじゃないので避けるのも簡単。しかし、頭の中を謎の警鐘が鳴り響く。右上に上がれと。


 勘の示すままに動くと、先ほど俺のいた場所の真下。半径4メートル程の範囲を、無数の水晶の槍が地面から現れた。


 危ないと思う暇もなく、奴は巨体に似合わない速度で左腕を振るう、その手は剣の形に変化しており、紙一重に避けると俺は右手をスカーレットゴーレムに向け、発動するための言葉を言う。


「『日輪の炎』」




 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽


 俺の名前はログアステン。エリカさんに恋をして早61年、ピチピチの139歳だ。

 あ? 男がピチピチとか言うなキモい? しばくぞ。


 あー、いや。そんなことよりもだ。俺とペーラムは、目の前の現状を理解できずにいた。いや、これは彼らの近くにいた愛しきエリカさんもだろう。目元を抑えてを仰いでしまってる。うん、可愛い。


 コホン。さて彼らとは一体誰のことだろうかと言えば……ルフォート様とクーラムバイン団長の事である。


 この二人、スカーレットゴーレムの接近が報告された時、コタロウ様が行ってしまったのに慌てて追いかけようとしたルフォート様を抑えた団長となんか言い合いになり、口調がどんどん荒れていった二人は、最終的に……お互いに得物を手に取り戦い出したのだ。

 エリカさんがそうなってしまうのも無理ないよね、これ。しかもその二人ときたら、死合いを繰り広げながらも、ちゃっかり接近してきていたモンスターたちに向けて攻撃しているのだ。最初は偶然だと思ったのだが、しっかり狙い違わず命中している。外れたものはあったがそれはわざとで、氷などで動きを止めるためだったりと、抜かりない。しかもまだまだ余裕があるようだ。


「さ、流石【白桜】よね」

「いや、【黒龍こくろう】もだろ。流石元魔王様のご子息だ」

 いや、流石というか……はっきり言おう。早すぎで見えません! 一瞬止まったと思ったらいつのまにかあっちこっちに残存のこしていくほど。次元が違いすぎる。

 ルフォート様も二つ名を持つほどの実力の持ち主なのは知っていたけど、団長と互角に近い戦いをできるのには驚きだ。

「いや、二人とも異名のつくきっかけとなった魔法を使ってない。私たちに気を使っているのが分かる」

 いつのまにか近くに来て(避難して)いたエリカさんがそう言った。マジかよ……というかエリカさん、アレ見えるんですね。


「あ、お姉ちゃんも見えるんだね。凄いね、ルフォート様。投げナイフ一つで団長のレイピアを弾いたりして防いでるんだもの」

 ペ、ペーラムにも見える……だと!?

 何故かショックを隠せない。どうして俺には見えないのか。まだまだ訓練が足りないのか。というか俺だけが見えないのかと考えてしまい、慌てて周りのヤツらを見てみると。


「……」

 全員、ポケーとしていやがった! ちゃんと働いているのは数名だけで、しかも新人ばかり。て、てめーら……。


「お前ら、ちゃんと働け!団長とルフォート様はこちらでなんとかしておく」

 エリカさんに言われた彼らは、副団長からの命令ということで渋々といった感じでモンスターへの攻撃を再開していった。





 ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲▽




 熱い。途轍もなく。暑いではなく熱いである。

 まるで夏の猛暑日にエアコンの暖房をマックスにしてこたつの中に入り、電気カーペットもダニ殺しにまで温度を上げたうえに熱々のおでんを……いや激辛鍋を食っているようなものだ。子供が掻いてはいけない量の汗が吹き出る吹き出る。水魔法で水を作り飲んではいるが、昔召喚師がミスって召喚されたボルケーノドラゴンの吐く溶岩流ブレスよりも熱いぞ。え? 現状の説明とか。見れば分かるだろスカーレットゴーレムを焼いてるんだよ。


 召喚前に見てたテレビにさ、ダイヤモンドを太陽の熱で消滅させるというのがあったの。それを思い出した俺は、なら同じようにすれば勝てるのではと考えた……のはいいんだが、日輪の炎はダメだわ。スカーレットゴーレムが消滅する前に俺が焼け死ぬ!はよ二酸化炭素になってくれ、肌がメラニンでちょっと黒くなってる気がするんだよ。紫外線あるとか思わなんだよ。炎なのになんだよ紫外線て。

 現代知識を活用して創ったけどこれは失敗作だな。あ、炎はゴーレムを囲むようにして存在している。土魔法で俺の足元から奴のいるところまで穴を開け、風魔法で酸素を送り込んでいる。


 にしても全然膝をつかないな。ヒヒイロカネにはミスリルのように魔法を吸収する力やオリハルコンのように拒絶する力はないはずなのだが。


 そう思い目に魔力を込め注視してみる。すると、ゴーレムを構築しているヒヒイロカネの表面に薄い魔力の幕が張られているのが分かった。なるほど、ヒヒイロカネの力で魔力を増強しているのか。


 そんなことを考えてると。頭の中にフーの声が聞こえてくる。


 “パパ。何時になったら遊んでくれるの?”

 ……今のこの現状、俺の目を通して見ている筈なんだが。


「すまんが、今は遊べない」


 “なんでなんで! 私もそのお人形さんと遊びたいー”


 奪還してきてから度々言葉の練習を行ってるおかけで、だいぶ口調が良くなってきたファトム。しかし、好奇心は子供並にあるのだが、それは大抵遊べる=戦えるという……一種の戦闘狂にも思える怖さというか、そういったものがある。


「ダメだ。コイツとは遊ぶな。というかここではでてきたらダメだ。クーラムバインならまだしも他の奴らはお前のことを知らない」


 昨晩の双鰻ふたうなぎの際、面倒になった時にうっかり使ってしまったから奴もフーの事を知っているが……あの時の無表情はすんごい怖かったのを覚えてる。昨日のことだからではなく、これから先も思い出してしまうだろうほどに怖かったから。


「それに、一応ガゼルが専用の遊び場を作ってくれている。完成までもう少し……」


 “うー。もう我慢できない!”


「え、ちょっと——は?”

 フーの我慢できない発言の直後。一瞬、意識が途切れすぐに帰ってきた。しかし、現状は好ましくない。何故かと言えば。


「やったぁ! だーいせーこー」


 俺の目の前には、メガネをかけた黒髪の少年がキャッキャと声を上げていた。


 ……俺、聖剣に体を乗っ取られました。

ふはは。だれがまともな戦闘シーン書くといった。

すんません、やっぱ無理でした(土下座


いやぁ、難しいね。魔法をどれ使うかも迷うし、敵の動きも決めるのがアレだわ。

といった感じで今後ものびのひ更新させていただきます。

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