ダイエット開始だ!このヤロー!
著者の件はなかなか上手く行きそうにないので、気楽に待つとします。
久しぶりの投稿ですみません。完全復帰したわけではありませんが、これから』頑張っていこうと思います!
「テレシアさん、俺さ……冒険者になってこの孤児院を救って見せるよ」
テレシアさんは唖然として、俺を見る。
「何で私達のためにこの孤児院を救ってくれるのですか!?冒険者はそんな甘い職業じゃないのですよ!命だって落とすかもしれないのですよ」
「俺は今までずっと逃げてきたんだ、もう逃げるのは嫌なんだ。これは孤児院の子達のためじゃない、俺のためだ!俺は今まで助けてもらってばかりで、助けようとはしなかった。今度は俺の番だ。孤児院の子達は、責めてもの俺なりの罪滅ぼしだ」
「でも…………」
「男に二言は無い!こんなデブでもやる時はやるんだ!」
俺は右の拳を出し、Good luckサインを向ける。今の俺、決まったな!
「男に二言は無い?……そんな言葉一度も聞いた事がないですよ」
こっちの世界ではないのかな?
……て言うか、テレシアさんが笑っている!やっぱり綺麗だな。この笑顔を俺はいつまでも守っていけるかな?いや、守っていくんだ!
「やっと笑ってくれたね。男に二言は無いというのは……簡単に言うと、自分の言ったことに責任を持ちやり遂げるって言うことかな……。ところで、冒険者ってそんなに大変なの?」
俺の知っている冒険者と違わなければ良いんだけど。
「そんなことも知らず、良くあれだけの事を言えましたね。さっき、少しかっこいいなと思った私がバカみたいです!フフフ、ノゾムさんって面白いんですね」
テレシアさんは半分呆れながら、半分笑顔を見せながら冒険者のことについて説明してくれた。どうやら俺の知っている冒険者と同じで冒険ギルドに参加しなくてはならない。今まで経験からここはゲームの世界だと結論付けられる。冒険ギルドまで同じと言うことは、ここは確実に俺がプレイしていたゲーム、つまりYour life gameの中だ。……て言うか、このゲーム名をそのまま和訳したら「あなたの人生ゲーム」じゃん!
……どうりで世の中に売られてなかったわけだ。
冒険ギルドにはEランク~Sランクまである。低い順で表すと、E D C B A Sだ。
Eランクは基本的に無くし物を探したり、一日アルバイトみたいな安全な町の中で行うミッションとなる。
Dランクは町の外に出て、薬草取りのついでに弱い魔物と戦う事がある。戦うことがメインではなく、薬草取りがメインだ。
Cランクから魔物討伐が多くなってくる。
EランクからDランクに昇格するにはEランクのミッションを最低30回。DランクからCランクは50回、CランクからBランクは100回。Aランクになれるのは一握りの人間だ。殆どの人がCランクかBランクで終わってしまう。よってSランクの人は大抵英雄になっている。
なお、魔物討伐がメインとなるCランクからは昇格試験がある。昇格試験を受けるにはお金を払わなくてはいけない。DからCに上がるとき、Cランクかそれ以上の人が試験管になる。Aランクになる時にはかなりのレベルの人が試験管になる。
ちなみに、魔物にもレベルが付いている。これはDからSまである。基本的にCランク昇格試験に必要なレベルは弱いCクラスモンスターと言われている。
冒険者は自分のランクより上の依頼を受けてはいけない。しかし、パーティーのランクが上の方だと出来るようになる。パーティーとはご存知のように二人以上で組んで経験値を分け合うことだ。
ゲーム中では俺はSランクでパーティーランクもSだったが、パーティーの中にSランク試験を受けてない者が居た。つまり、個人でAランクの者でも、パーティーでSクラスモンスターを倒せれば、Sランクパーティーになるのだ。
孤児院を助けるためにお金を稼ぎたい訳だが、Eランクだと貰える報酬料が目に見えている。
……俺はゲームの主人公のようにSランクになれるのだろうか?この体系じゃなれないだろうな~。こうなったら死ぬ気でダイエットをしなければ!
ダイエットをしているところを見られるのは恥ずかしいので、テレシアさんに人目につかないような所でダイエットを開始する。
イギリスかどっかのヨーロッパの話だと思うが、デブは自分に甘いらしい。確かにその通りだな。いや、もしかしたら例外もあるのかもしれないのだが俺はこれに当てはまっている。
……つまり、ダイエットはどれだけ自分に厳しくなれるかが重要なのか。自分との戦いだな。
それなら自分に勝つまでだ!
……とは言ってみたものの、どんなダイエットが効率良いんだ?今までダイエットなんてした事がなかったから俺にはわからない。
とりあえず、この五段腹をどうにかしないとな。伝説の武器を持っている奴が五段腹のオタクだと笑われるからな。
それなら、腹筋をつけるしかないか。硬い地面に仰向けになる。やはりひとこぶラクダみたいなこぶが俺にもある。もちろん俺のは腹にあるが。手を頭の後ろに回し固定する。そして、腹に力を入れて起き上がろうとする……
しかし腹筋が出来ない。どうしよう、出来ない。腹筋一回も出来ないなんて、恥ずかしい。こうなったら全体内に溜まる力で起き上がるまでだ!
「オラァァァァァァ、オタクの力をなめんじゃねぇぞ!」
……出来ない。オイオイ、これがSランクを目指す主人公のすることか?
あれから何度も呻きながら腹筋をしてみても、結果はむなしく終わった。
腹筋が出来なかったので、次のダイエットを始める。腕と腹筋が付く、腕立て伏せだ。硬い地面に手をつける。石や砂などが混じっていて、手が痛くなるがこれぐらい堪えないでどうする!しかし、ひじを曲げる前に俺の体は地面に付く。ひじを曲げない状態でも、体重を支えられないなんて!
それでは、体育の授業に禁止されたあの種目をするか!それは……うさぎ跳びである。うさぎ跳びはひざを鍛えるのに、とても効率の良いやり方なのだがしすぎるとひざを壊す。しかし、ひざなんて小さいことを気にしていたらSランクになんかなれない!
俺はうさぎ跳びを開始した。すると、
バキバキバキバキ!
ひざを痛めてしまった。俺の体はこんなにも弱いのか。これは今までの生活を相当見なおさなければいけないな。
とりあえず、このダイエットも三日坊主では意味が無い!俺はハーレムを作るんだ!そのためにもダイエットをしなければ。うさぎ跳びのせいで地面に倒れていた俺は重い足を地面に付け立ち上がる。今にも筋肉が悲鳴を上げそうだ。
これだけやってだめだったのだ。残るのは、初歩的な走ることだけだ。
それから俺は何時間も走り続けた。そう、全てはハーレムを手に入れるために!




