逃げるけど、人生から逃げたわけではない!
お気に入り登録ありがとうございます。9件も、なんか感動してきました。初めて評価を貰ったのですが、文章:2、ストーリー:3でした。これが良いのかどうかは分かりませんが、5段階中で言ったらそこまで良くないような気がします。(←これで一日スランプでした)評価をしてくれたと言う事はお気に入り登録したくれた人と言う事だと思います。出来れば、なぜこの評価にしたか教えてください。(感想を送るのが嫌でしたら、メッセージでもオッケーです)文章が乏しいのは承知しています。2でもしょうがないでしょうが、ストーリーは5を目指して頑張ります!
話しは変わりますが、活動報告にそこそこ重要な事を書きました。よければ、見てみてください。
20日まで投稿は難しいと思います。その間にプロットを進めておきますので。
そうだ、こんなところで俺は立ち止まってはいけない。俺はせっかく魔法が存在するファンタジー世界に来れたのだ。ハーレム作りをしないでどうする?
計画のためには俺は人に優しくなって、恩を売らなくてはいけない。
俺が思い付いたアイディア……つまり、逃げると言うことだ。これは10歳以下の少女を見捨てるわけではない。俺と少女が一緒に逃げると言うことだ。俺は本来の目的を忘れていた。俺の目的はそこの小さい子を助けることであって、相手を倒すことではない(勇者みたいに倒せたら良いのだが、それは出来ないので)。
さて、逃げるにしてもどうすれば良いだろうか?
熱が冷めないうちに俺は思い付いたアイディアを行動に移す。
「さっきの黄金の弓を渡すから、そこの少女を渡してくれないか」
「伝説の弓をくれると言うのですか?そんなにこの少女が大切なんですか?」
俺はとっさに浮かんだ嘘をぶちまける。
「その子の事は知らないが、俺の死んだ妹に凄く似ているんだ。俺だってこの伝説の弓を渡したくはないが、俺にはこの弓は重すぎて使えないし、俺にとってこんなのはお金儲けの道具にしかならない」
俺の口から飛び出したことは、殆どでたらめだ。妹なんて居なかったし、黄金の弓は俺の大切な武器だし。もちろん、こいつらに渡すわけがない……て言うか、物理的に無理なのだ。
「分かった。そこまで言うのならよい、弓を渡せ」
「いや、そこの少女が先だ」
俺は弓をマジックポケットから出した。女の子を連れてきたのは、なんと身体の細い悪戯ヤロウだった。ラッキー!少女が俺の実行範囲内に入ったとき俺は黄金の弓を投げて、少女をお姫様抱っこをした。(いずれは彼女を……)そして、俊足のブーツを装備したまま逃げ道へと走り出す。
「お譲ちゃん、少しの辛抱だ。しばらくの間、我慢してくれよな」
俺は全速力で走り出した。俊足のブーツは俺の速度を倍にしてくれる。100メートル22秒の俺は11秒になっている。つまり普通のものでは追いつけない。
男たちは俺の投げた弓を掴もうとした。しかし、弓は男たちの手に落ちる前に消えてしまった。
「ざまー見ろ、バーカ!子供を虐めるのは最低のすることだぞ!それでは~」
「このデブ目が、ファイアボール」
えぇぇぇぇ!あの細っちいヤツが魔法!?こっちに来るよ。はっきり言って、俺には前のデータから引き継いだ道具やスキルはあるが、チートボディを受け継いでいるかは定かではない。このまま当たれば、死ぬかもしれない。
……もちろん、俺はそんな攻撃を食らうほど柔なデブではない。
「マジックポケット、オープン。勇者の盾装備!」
俺の盾には二種類のモードがある。まず、魔法を吸収して体力を回復させてくれるがマジック・ライフモード。これはとても便利なのだが、ランクの強い相手(もしくは俺の能力が相手に比べ低い時)に直接攻撃されたらすぐに壊れ、再生するまで24時間待たなくてはいけない。
もう一つは直接攻撃も魔法も防いでくれるディフェンスモード。体力を回復できるような事は出来ないが、それなりの強敵の相手を受けてもなかなか壊れない。壊れることは今まで数えるほどだが(ちなみに壊した相手は魔王とそのエリート部下)、これも同じく24時間すれば再生する。
俺は「マジック・ライフモード」と唱え盾の形を変えた。魔法耐性スキルを継いだが、未だレベル1にもなっていないので、今回は使わなかった。このモードは体力も回復できるし。
ファイアボール分の魔法が俺の体力へと変換された。俺の体力は少し回復して、足はスピードを増した。男二人組みは急いで追ってくるが、俺の俊足には敵わない。……分かっているよ、俺の足じゃなくて、ブーツだろう!
俺は無事に狭い路地裏から抜けた。真っ先に俺の目に映ったのは、西洋の建物だ。まるで、古い洋画の中に描かれている建物だらけで、俺の興奮度はマックスに達した。そんな中、ゼーゼー言って汗を物凄く流している俺に少女は告げた。
「おじさん、ありがとう」
「おっ、おじさんだとぉ!」
ガ、ガーン……俺はまだ二十歳だ。確かに中年の腹はしているが、そこまでふけているようには見えないはずだぞ!
「ごめんなさい。おにいさん、助けてくれてありがとう」
「お、おう。ところでお譲ちゃんの住んでいる場所は?連れて行くよ」
「おにいさん、優しいね。私の住んでいるところはヴェネーボの南のはずれの方」
ヴェネーボ?そんな町はゲームの中では無かったはず、ここは本当にゲームの中なのか?
「……と言われても分からないな。連中が追いかけてくるかもしれないから、右とか左とか言って、道案内してくれるかな?」
「うん、分かった」
「そうだ、お譲ちゃんの名前は?」
「私はマリー。おにいさんは」
「俺は村方望だ。ノゾムでいいよ」
全速力とは言わないものの、俺は出来るだけ早く走った。うん、グッド・エクササイズ!マリーはお姫様抱っこをされながら案内をしてくれた。(全く、よく走らせてくれるぜ)
「ところで、マリーちゃんは何であんな所に居たの?」
「アンナお姉ちゃんにお使いを頼まれたんだけど、道に迷って。そしたら知らないおじさん達が『お店の場所、教えてあげるよ』って言ったから付いていったの」
「そうか……お手伝いは偉いけど、知らない人について言っちゃだめだよ。……て言うか俺も知らない人じゃん!」
マリーは微笑んで「おじ…じゃなくて、おにいさんは優しいから平気だもん」と言ってくれた。おじさんなんて呼んだら怖~い、変態おじさんになっちゃうぞ!
さすがにもう追っては来ないだろうと思い、スピードを落とす。マリーを下に降ろそうとしたら、「このままがいい!」と言われ、俺はもう汗だく。いくら軽いマリーでも、俺の筋肉には限界がある。腕に限界を感じ始めた時、マリーは「あそこ!おにいさん、あそこ!」と言い、俺はマリーを降ろす。……明日は絶対に筋肉痛だ。
マリーの家らしき所はいかにもさっきまで見ていた立派な西洋のレンガの家と言う感じではなく、田舎にありそうな一戸建ての古い家だ。しかし、屋根の上には十字架がある……教会か。教会と言うものの、立派なものではなく、十字架があるから教会に見えるだけと言ったほうが正しいだろうか。
俺が教会へ近づいて行くと、中から10歳程度の少年・少女が出てくる。マリー……お友達に会えて良かったな。何て思っていたら、あいつら武器を持っていないか?(もちろん武器と言っても、箒程度の攻撃力のものばかりだが)少年・少女たちはマリーニ「よく頑張ったな」とだけ告げ、俺のほうに襲ってくる。
「何で俺に襲い掛かってくる!?」
「貴様~、よくもマリーを!」
10人程度の子供の攻撃を避けて・受けて、俺はクタクタになりながら叫ぶ。
「俺は助けてだけだ!そうだろ、マリー」
マリーは頷き、「おにいさんは優しい人だ」と説得させるが、「マリーは脅されているのだろう。大丈夫だ、俺たちが敵を取ってやるからな」などと言い、再び俺を攻撃する。漫画とかではよく、バットとかデブに当てても、腹の脂肪でポヨンと弾く事があるが、それは嘘だ。脂肪と言うことは筋肉が少ない。つまり、ダメージは相当だ。俺の体力はもう残りわずかだ。走ったり、攻撃されたり、お姫様抱っこをしてあげたりと筋肉が悲鳴を上げている。
子供たちは攻撃を止める事も無く、俺は避けているうち気持ち悪くなった。一日にこんな運動量はキツイ。だって殆ど家でグーたらしていたんだぞ!自分の体力を恥じながら、俺の視界は回っていく。目眩がして、俺は地面に倒れた。
その時、教会の中から二人の女性が現れた。一人はしわの多いおばさんシスターだ。もう一人は……俺の頭が狂っているのだろうか?俺の見たもう一人は、今まで生きてきた中で見たことの無いほど美しいブロンドのシスターさんだ。ローブの上からでは分からないが、そこそこの巨乳であることは分かる。大人しそうで純粋の彼女は地面に倒れている俺を見て、心配そうな顔を浮かべた。
「騒がしいと思っていたら、何事ですか!」
おばさんシスターさんが怒鳴る。美女シスターさんはすぐに俺の元にやってきた。本当に美女だ。俺はこんな人に出会えて、幸せだ。
「大丈夫ですか?」
彼女の声はクリアで、俺の心は癒されていた。まるで小鳥のさえずりをずっと聞いていられる天国のような気分だった。
「お、お構いなく」
お相手は女神のような人だ。今の俺なんかに相手なんかしてくれないだろう。しかし、絶対にいつかは…………。助けられてほっとしているのか、俺の意識は暖かいものに包まれ遠ざかっていった。
感想待っています。←これは欲しい。喉から手が出るほどに。感想聞きたいですよ。




