ギルドの町、北ヴェネーボ到着!
これはどうなっているんだ?更新していないのに、お気に入り登録数が10件以上増えて、評価も合計60ぐらい増えている?これは……ダイエットに興味が!
……と言う冗談は置いといて、正直嬉しいです。ありがとうございます。これ相当の努力をしなければ、読者様に怒られてしまう。
マジックイーターを丸ごとマジックポケットにしまい、この謎の美少女アンナと北ヴェネーボに向かった。今気付いたのだが、アンナはもう丁寧語で話さなくなった。いくら年下とは言え、丁寧語で話されると変な気分になる。それは、日本に居るときオタク相手に丁寧語を話す奴が居なかったからだろうか?
ついでにアンナは俺を睨まなくなった。とりあえず、一安心。美女に睨まれるほど悲しいことはないからな。アンナの顔は優しい笑顔で包まれていた。
「やっぱりアンナは笑っているほうが良いよ」
「……ありがとう」
「ノゾム、私ね……大切な人達を無くしちゃったんだ」
アンナの顔を見ると笑っているのだが、悲しみも感じられた。
「その人達はね、私の犠牲になって……。その私を襲った相手が男でノゾムみたいな体系の男だったんだ」
……つまり、デブって事か。ちなみに、俺は襲っていないからな!俺は自分の意思で制御したのだから。
「だから俺を睨んでいたのか」
「うん、ごめんね」
「まあ、それは終わった事だから良い。今は元気に笑ってるから」
「うん、ありがとう。ところでノゾムは何で冒険者になってお金を貯めようとしているの?」
「孤児院に寄付するためだな。多分、これは俺にとっても良いことだろうし……孤児院の子供たちのためになるから」
テレシアさんに気に入られるためです!……何て事は口が裂けても言えない。
「そっか。すごいね……私なんて」
「アンナは笑っているだけで良い。俺はアンナの笑ってる顔が好きだよ。何か、俺までも元気になれると言うか」
こんな幸せの時間もあっという間に過ぎ、俺達はとうとう北ヴェネーボに着いてしまった。
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ノゾムはすごい。孤児院の子供たちがバラバラに離れないようにお金を集めようとしている。それに比べて、私なんて……この間まで良い教育を受けさせてもらえたし、おいしい物が食べられた。ずっと王宮に居た私は外の世界を知らなかった。私と3,4歳も変わらない子供達が飢え死になりそうなんて。
国のトップになると言うことは、貧しい国民の事も分からないとやっていけない。私は父のように立派な人間に成ろうと思った。しかし、今は儀母と義姉弟を復習しようと企んでいた。私はなんて小さい人間なんだ。復讐は私個人の願望でしかない。しかし、ノゾムのように他人を思いやる気持ちがあれば……。
復讐なんかに囚われないで、どうやったら国民を幸せに出来るか考えるのが姫としての仕事だ……といっても、もう姫として復帰することは出来なさそうだけど。こうなったら、ノゾムみたいに人間として世の役に立つことをするか!
そんなこんなで私たちは北ヴェネーボのたどり着いてしまった。入門には兵士の姿が確認できる。ヴェネーボの王は私の助けを受けてくれた。だから、助けを求めるべきだろうか?入門にはたくさんの紙が貼ってあった。その紙には「ローレンの第一王女、アナスタジア・ローレンを見つけ出した者に大金譲る。王より」と書いてあった。これはどういう事だろうか?私がヴェネーボに到着するのが遅くてヴェネーボの王が心配してくれたのだろうか?しかし、私が遅れたのは長くて二日だ。しかも国民までも読むことが出来る入門に貼ってあるのは何故だろう?私がヴェネーボに匿う事を知っているのは王宮の王様や大臣級の者のはず。
そういえば、兵士たちの様子もおかしい。とても慌てているようだ。何を言っているのか聞きたい!しかし、私が出て行くと見つかる。そうしたら、とても不吉なことが起こりそうな気がする。
「ノゾム、入門の近くに立っている兵士たちが何を話しているか聞いてきてもらえる?」
「別に良いけど……『何も言わずにお願い』」
「わ、分かった」
――――――――――
アンナに頼まれたノゾムは入門の近くまで行く。すると少しずつ、兵士達の声が聞こえる。
「どうしてアナスタジア様を見つけ出さなくちゃいけないんだ?って言うか、ローレンの姫様がこの北ヴェネーボに来るのか?しかも、一般人まで知らせる何てどうなってるんだ?」
「ここだけの話、アナスタジア様は我が王に助けを求めたらしい。しかし、最近女王に就任なされた亡き王の奥方が『アナスタジアを返さないと戦争を起こす』と言ってきたらしい。これはある大臣が言っていたことだから信用できるぞ」
兵士たちは入門に近づいてくるノゾムは見えてなかった。だからこんな重要な話をサラッといってしまった。言い終えた後、兵士たちはノゾムの存在に気が付いた。兵士たちは今にも「ヤバイ」と言う顔をしていた。
「そこの旅人、見かけない顔だな」
兵士たちの会話をばっちり聞いたノゾムは答える。
「はい、初めてここにきました。冒険者になりに来ました」
「ところで今の話聞こえたか?」
ノゾムは「何のことでしょう?」と告げ、門に貼ってあった紙を見る。そこでノゾムは思った。紙に描いてあった人物がアンナに似ていること。アンナはアナスタジア姫なのだろうか?それを確かめるため、兵士たちに聞く。
「この紙に描かれている美しい人は?」
「お前知らないのか?ローレンの王女様だ。もっとも今は行方不明だが。お前も見つけたら連絡するんだぞ。そうしたらヴェネーボの王から大金がもらえるらしい」
「分かりました」
「ところで、この北ヴェネーボに入るには持ち物検査を行わなくてはいけない。きっと大丈夫だと思うが、確認させてもらう」
ノゾムは無事に検査を終えた。兵士たちは門をくぐらないノゾムを不思議に思っていた。
「入らないのか?」
「忘れ物をしてしまって。すぐに戻ってきます」
そう告げて、ノゾムはアンナの元へ駆け寄った。
お読みいただきありがとうございました。感想のほうも楽しく待っています。




