俺と君の勘違い
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日光で目が覚めると、少女がすやすや寝ていた。昨日は魘されていたみたいだけど、今は気持ちよく寝ているみたいだから少し安心した。こんな美少女がボロボロになっていると言うという事は……襲われたのか?まあそこら辺の事情は後で聞くとしよう。
さて、ゲームの世界に来てから時間が分からなくなってしまった。ゲームをしていた時は腕時計をしてなかったので時間が分からない。このゲームの舞台は中世のヨーロッパを参考にしている。だからきっとこの世界に腕時計も無いのであろう。つまり、体内時計で何時か測ればよいということか……。
とりあえず、体操をしてランニングをする。これがこの世界に来てからの日課だ。一応今のところ、一日もこの日課を破ったことは無い。俺の痩せる意志は強いのだ。
近くに川があったので、体を洗ってキャンプ場に戻った。すると、例の美少女が起きていた。美少女は俺を見た矢先、俺を怯えながらも睨んだ……何故に?
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ここは何処だろう?例の気持ち悪い魔法使いから私は必死に逃げてきてここにたどり着いたのだと思うのだが……とりあえず、助かったのかな?近くには燃え尽きた薪が置いてあった。疲れていたので、昨日のことはあまり思えだせないが、何かの肉を食べたのはうっすらと覚えている。人の物を勝手に食べてしまったので、あとで謝らないといけないな。
あっ、私は怪我をしていたはず!傷口を見ると、傷口は布で覆われていて応急処置がされていた。人の物を食べてしまったのに、怪我の手当てまでしてもらえるなんて!この世界にも優しい人はいるんだな~。しかし、周りを見渡しても私を助けてくれた人はいない。もう旅立ってしまったのだろうか?しかし、そこら辺にはその助けてくれた人の荷物らしきものが置いてあった。……と言うことは、しばらくしたら戻ってくるだろう。
その矢先、ガサガサと物音がした。きっとその助けてくれた人だとは思うが、一応魔法を唱える準備をした。姿を現したのは魔物ではなくて、人間だった。しかし、それはあの汚らわしい魔法使いと同じ「男」だった。いつの間にか私を助けてくれたであろう人を睨んでいた。男はあの魔法使いと同じで太っていた。男の体系があの悪夢を思い出させる。
「あの~大丈夫?」
「大丈夫です。この度はありがとうございました」
男には悪いが、私はそう言いここから立ち去ろうとした。しかし、足の神経に痛みが伝わった。その途端私はバランスを失い、バタンと地面に倒れてしまった。
「あんまり無理しちゃだめだよ。応急処置をしただけで、回復魔法は掛けてないから、まだ体は痛みを感じるはずだよ」
男は倒れた私に手を差し伸べた。しかし、私は一人で起き上がった。あの憎たらしい魔法使いと同じ体系で男だ。男なんか信頼できない。
私はヴェネーボの隣の国、ローレンの第一王女だ。私の親はローレンの王だ。しかし、私のママは私が小さい頃に病気で亡くなってしまった。パパは元気をなくした。そこでパパは新しいママと結婚した。そうしたらパパに笑顔が戻った。国の皆は喜んでパパは本領発揮と言うように仕事を真剣にかつ正確にこなした。
そんな時、私に弟が出来た。私はママに好かれようと努力した。しかし、ママは弟に夢中だった。ママは弟だけを愛した。パパは平等に私たちを愛していた。そして私達はすくすく育っていった。そんな中、私のパパ:ローレンの王は急な病で死んだ。しかし、私は誰かに殺されたのだと思う。前の日まであんなに元気だったのに、そんなすぐに死ぬわけが無い。王が亡くなったということで大臣たちはだれが王の座につくか考えていた。普通なら男である弟が跡を継ぐだろう。しかし、私は勉強でも戦でも何でも弟より優秀だった。そこで大臣たちは私を女王にさせようとした。するとママと弟は納得がいかなくて、女王の地位を授かる私を嫌った。
一ヶ月ぐらい前だったか、亡くなってしまった王が信頼していた大臣たちがいつの間にかいなくなっていた。そして、見知らぬ大臣の姿があった。その時から私は、弟のママから虐められていた。肉体的では無く、精神的にだ。このままでは私の命が危ないと、王の信頼していた騎士団がヴェネーボに助けを求めた。ヴェネーボの王はパパと仲が良かったので許可してくれた。ヴェネーボの王もパパが死んだ後のローレン国は奇妙な噂があると言っていたらしい。そして、私側に付いてくれた騎士団は私を無事にヴェネーボへと送ろうとした。そして今に至る。多分、あの魔法使いは弟かママ……いや、今やローレンの女王が依頼した者だろう。あの魔法使いが未だに私を見つけられないと言うことはあの魔法使いは私一人では何も出来ないと思っているのだろう。しかし、それは紛れも無い事実だった。
私の顔はバレてはいけないのだ。騎士団とヴェネーボの王以外は敵も同然。多少、魔法が使えると言っても覚えている殆どの魔法が下級魔法。少しだけ中級魔法を覚えているが、私のランクはCぐらいだ。国が雇った腕の立つものや盗賊にはすぐにやられてしまう。ちなみに例え故郷のローレンじゃなくても、私の顔は目立つらしく、ヴェネーボの民にもこの顔は知れ渡っているのだとか。だからこうして仮面をかぶっている訳なのだが…………無い!?仮面が顔についていない。もしかして、昨日ここに来る途中に無くしてしまったとか?そんなぁ、と言うことは……目の前に立っている男は私の正体を知っている! ?
男に恐る恐る聞いてみた。
「私の顔を見て、何か気づいたり、思ったことはありませんか?」
「そ……それはあるけど」
やはり私の正体はバレていた!でも、私の正体を知っていて私を助けたと言うことは、この男は敵ではない。念のため一応確認しておこう。
「何に気づいたか正直に言ってください」
男はモジモジし始めた。まさか、都合が悪くなったから何か仕掛けようとしているのか?
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「何に気づいたか正直に言ってください」
目の前の少女は俺に告げた。そんなこと恥ずかしくて、言えないだろう。しかし、少女は未だに俺を睨み答えなくちゃいけない雰囲気になっていた。
「そ、それは答えなくちゃいけないか?」
そう言い放つと余計に俺を睨んでくる。
「はい、正直に申してください」
「その~君の顔を見て……」
「はい、私の顔を見てどう思いましたか?」
「その……か、可愛いと思った!」
恥ずかしい!この上なく、恥ずかしいぞ!告白なんて今までした事がないが、こんなに緊張するものなのか?まあこれを告白と言うのは難しいところではあるが……。
「ありがとうございます……ではなくて、えぇぇぇぇ!」
少女は恥ずかしがり始めた。
「じゃあ、私を助けたのって……」
「その、可愛かったから助けなくちゃと思って……」
「あっ、そうですか……。それは……その、聞いてすみませんでした。昨日、私が眠っている時に何かありました?」
そりゃあ、「あれ」をしようと思った。まあ、最終的にはしなかったが。
「そんな、俺は何もしてないよ。もし俺が変なことをしたとでも思うのなら確認してくれれば分かるよ」
もし少女が処女なら一発で分かるはずだ。少女の顔を見ると「こいつ何の話をしているんだ」っていう感じの表情をしていた。えっ、あれ?俺が「あれ」しようとしていた話を言っているんじゃないのか?
「あの……、そうではなく。寝ているとき、私なんか変なことを言っていませんでした?」
「あ~、それか!何か魘されていたみたいだったけど。特に変なことは言って無かったよ。ところで君は誰かから追われていたのかい?寝ている途中、助けてって言っていたから」
「はい。実は襲われていたので逃げてきました。ところでローレンの王女ってご存知ですか?」
「ローレンって言うと、あいつを思い出すな」
「あいつとは?」
「そりゃあもちろん、俺のパーティに居たエリー……」
ヤバイ。もう少しでエリーナの名前を発するところだった。確かこの世界は俺がゲームでプレイした500年後。エリーナの事を言うともっと睨まれるだろう。ちなみにエリーナは俺がゲームでプレイしていた主人公と同じパーティに居た。彼女は世界一の魔法使いだった。そして世界が平和になった後、ローレンの王子と結婚した。
「エリーさんですか?」
「あ、ああ。俺の誕生日パーティに来てくれた、エリーだ。とりあえず、今の王女は知らない」
こんな今にでもばれてしまいそうな嘘が通用するか?以外にも目の前の少女は信じてくれた。
「ローレンの王女を本当にご存じないのですか?」
「知らないが……その王女がどうかしたのか?」
「あっ、いいえ。何でもありません」
俺が聞いた途端、少女はもじもじし始めた。地雷を踏んでしまったか?ここは話題を変えておいた方がよさそうだ。
「そういえば、君の名前は?俺は望と言う」
少女はまたもじもじし始めた。また地雷を踏んでしまったのか?
あ~、こんな文章じゃなくてちゃんとした文章を皆さんに提供したい!著者が欲しい!




