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五段腹でも勇者になれるもん  作者: おりひん
俺のハーレム生活開始!?
10/16

初の実戦!(やはり引継ぎアイテムの大活躍!)

話が長くなってしまうので、2つに分けました。そうしたら、短くなってしまいました。すみません。感想&誤字待っています。

 孤児院を出て俺は北ヴェネーボを目指した。一番安全と言われている道を通る。しかし、そんな安全と言われている道にも魔物は現れる。現れた魔物はスライムたちだ。これなら素の俺でも倒せるかもしれないが、念には念を。パラおばさんに貰った剣を腰から取り出す。(ちなみにこの剣は今の俺でも振り回せるぐらいの重さだ。きっと女戦士向けの剣なのであろう)


「マジックポケット、オープン。俊足のブーツ、勇者の盾装備」


 盾でスライム達の攻撃を抑え、俊足ブーツで敵の攻撃をかわし、パラさんの剣でスライム達を切りつける。しかし斬り付けて、斬っても、斬っても元通りスライムに戻る。そういえば、このゲームでは剣でスライムを倒せない。スライムを倒す方法は魔法かハンマーのような相手を切らない打撃だ。どうしたものか……俺の攻撃手段はこの剣だけなのに。(未だに弓は重くて使えない)


 こうなったら!

 俺は拳でスライム達を攻撃した。スライムはピョンピョン跳ねているので、急所に当てることが出来ないが、少しだけスライムの動きが遅くなったと言うことはダメージを与えられた証拠であろう。なんとかして、一匹のスライムを倒した。オッシャー!スライムとは言え、魔物を倒した!メチャクチャ嬉しい!あまりの嬉しさでスライムみたいにジャンプしていたら隙を狙われた。


「危ない!」


 俺は反射的に盾で受け止めてそのまま盾でスライムをぶっ飛ばした……この盾、強すぎるだろう!拳十発分が盾一振りでスライムを倒した。さすが、勇者の盾……攻撃力もすごいな。


 この調子で俺は勇者の盾でスライムをぶっ倒していく。最後の一匹を倒したとき、体全体が軽くなったような気がした。もしかして、レベルアップ!?


 ラノベのようにメニューと念じてみたら、メニュー画面見たいのが出るのか?ふざけてメニュー下面と念じたら、本当に出て来た。マジで!?メニュー画面みたいのには、LV2と示されあった。お、おお、レベルアップしている。この機会に勇者スキル、魔法耐性スキル、フレンドリースキルを見てみる。


 勇者スキルは世界に一つしかないスキルだ。基本的にはLV5ずつスキルが開放される。LV40まで攻撃力アップとか守備力アップとかで魔法が覚えられないが、それはしょうがない。


 魔法耐性スキルはそのままで魔法耐性が付く。レベルが上がるごとに魔法の耐性が強くなる。LV20、LV40、LV60で味方全員に魔法耐性の魔法を唱えることが出来る。魔法耐性はそこそこ珍しいスキルだ。50人に一人ぐらいが持ってるとゲームの中では記されてあった。確か……このスキルを持っていたら冒険者か騎士に絶対になれるどこかで聞いたことがある。


 フレンドリースキルは魔物を仲間に出来るスキルだ。レベルが上がっていくごとに魔物を仲間に出来る確率が上がっていく。そしてある一定のレベルになると魔物とコミュニケーションも出来るようになる。このスキルは魔法耐性スキルよりも珍しく、500人~1000人に一人ぐらいだ。


 そして俺は装備してある剣のスキルを見てみる。防具にスキルは付かないが、武器には必ずスキルが付いている。どうやらこの剣は激流剣と言うらしく、中々攻撃力が高い……て言うか、メチャクチャ攻撃力高いじゃん!黄金の弓ほどではないが、Bランク冒険者が使うほどの攻撃力を持っている。そんな激流剣を持っていたパラおばさんはどんだけ強いんだよ!


 とりあえず、LV10まではなんの技も使えない。LV10には激流剣のスキル、ハヤブサ切りがある。まあ、マイペースで頑張るか。


 メニュー画面を見ていたら、魔物が出て来た。今回はきちんと魔物と呼べる奴らだ。狼にとても近いな。3匹の狼は俺を囲もうとして、一斉に飛び掛るつもりだろうがその作戦に乗るほど俺もバカではない。俺を囲う前に狼に飛び掛る。俺は空中に剣を掲げ下に振り落とす。


「うぉぉぉぉぉ!」


 剣は狼の首に当たりそのままサクッと切れた。幸い、このような魔物には剣が効くようだ。仲間の狼が倒された事によって他の二匹は暴れだして俺に飛び掛る。スライムと戦ったときからずっと盾と俊足ブーツは装備してあったので、今回の事態にも備えることが出来た。一匹を盾で受け止め、もう片方の手で狼を切りつける。一撃で狼は倒された。今思ったのだが、この剣の切れぐあいは絶妙に良い。相手がDランクモンスターと言うこともあるだろうが、攻撃力がずば抜けて高い。残されたもう一匹は逃げようとしていたが、俺はそんなに甘くないので最後の狼を倒す。


 剣は狼の血にまみれてしまった。しょうがないので、マジックポケットにしまう。前にも言ったがこのマジックポケットは有能だ。だから血まみれになった武器を洗ってくれる。だから俺は洗ったり磨く必要が無い。ついでに狼もマジックポケットに入れる。何故かって?冒険ギルドでは魔物を素材にしたりだとか肉として売る事ができるからだ。本来であれば、毛皮を剥ぎ取って“処理”すべきなのだが、俺にはその技術が無いし、容量の馬鹿でかいマジックポケットがあるので一匹丸ごと保管する。このポケットの良いことは血まみれの狼と剣を一緒に入れても剣に余計な血が付かないことだ。狼はそのまま保管されて、血の付いた剣はマジックポケットの中で洗われて磨かれる。本当にゲームをクリアする前に買っておいてよかった。


 こうして俺は北ヴェネーボに向かう。途中で魔物と遭遇したが、問題なくやり過ごすことが出来た。北ヴェネーボには少なくても2日はかかるとパラおばさんが言っていた。空が闇に包まれたのを確認して、野宿するのに適する場所を探す。そう簡単に見つからないだろうと思ってが、意外なまでに良い場所を見つけた。薪の跡があるな……しかし新しいということは昨日とかまでここに居たのだろうか?


 さっき狩った狼をマジックポケットから取り出して、パラおばさんに頂いた特別な石で火をつける。料理ははっきり言って上手ではない。よし、決めた!パーティーには魔物の毛皮の処理が出来る子と料理が得意な子を入れよう!


 調味料みたいなものは無いので狼の肉をそのまま食らう。肉を噛むと、口に中で肉汁が溢れ出る。お、おいしい!きっと腹が減っていた故でもあるが、これは美味しい!あまりのおいしさにいっきに狼の半分を食いおさめてしまった。



 ~ガサ、ガサガサガサ~


 この音は!と思い、すぐに戦いの準備をする。しかし、そこに現れたのは高価な服を着た少女だった。高価な服はぼろぼろになって跡形も無くなっている。16歳ぐらいだろうか?背は低いが出る所は出ている顔の整った少女だった。その娘は狼の肉を見た瞬間、魔物のように食らい残りの半分をたいらげた。


「おっおい、それ俺の肉だぞ!」


 どうやら聞こえてないようだ。お腹も満たされて眠くなったのか、その少女は俺の近くでバタンと倒れる。地面に顔面衝突しないように少女をささえ、仰向けにして寝させてあげた。

 ヤバイ……少女の寝顔を見ているうちにその少女の果実に触りたくなってしまった。落ち着け~、俺。俺は見知らぬ少女に手を出すゲスヤロウではない!

 ……と言いつつ、やはり気になってしまう。15分ほど俺の頭の中に居る、天使と悪魔が少女の果実を食らうべきか口論している。結果的に悪魔が勝ってしまった。彼女の2つの果実に手が伸びる。緊張のせいで冷や汗が頬に流れる。あと、ちょっと…………。果実まで数cmのところで少女が寝言を始めた。


「パパ、助けて!ママ見捨てないでよ!」


 どうやら少女はうなされている様だ。そんな少女を見ると俺の興奮も冷めてしまった。結局、少女が風邪を引かないように俺の着ていたドボドボの服を毛布代わりに掛けてあげた。


 そして俺も寝ることにした。


次は少女のお話です。

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