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猫のカフカ  作者: キャベツはどうした
宝探し珍道中
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第4節

 ファーム5の騎士団員は川幅が広いこともあって、魚や水生生物が過半数を占める。



 ファーム4の騎士団が私のことをどう説明したのかはわからない。



 もしちゃんと人質として報告したならば、過激なことはしてこないはずだが、今の行為を踏まえると、やはり人質のことは気にするなという程度のことは言っているのかもしれなかった。



「ちょっと待ってくれ、どんどん集まってくるぞ!」



 ラービーが盛り上がる水面を見渡した。



 彼らは泳ぎながら(いかだ)に接近して、体当たりを仕掛けてくる。

 私たちは振り落とされないように踏ん張るのが精いっぱいで、抵抗の余地はまったくない。



「私は被害者だといってるだろうに! 早く岸へ行け! 君だって対処できないだろ!」

「クソッ!」



 ラービーはオールを漕ぐ向きを変え、進行方向を川岸へ変更させようとするが、コイの図体がそれを許さない。



「これじゃあお宝にたどり着けやしねぇ!」

「栄光を勝ち取ろうする者には必ず試練はやってくる。巻き込まれている私の身はどうなる。君のせいだからな!」

「少し黙ってろ! 舌を噛んでも知らないぞ!」



 まるで階段の上を走っているように、(いかだ)は小刻みに揺れている。

 直後コイの体で持ちあがり、激しく水面に着地する。



「も、もうダメだ!」



 私は爪を丸太に喰い込ませていたが、木の繊維をむき出しにして、爪もろとも自分の体躯が川の中に引きずり込まれそうになっていた。



「くそぉぉぉぉぉぉっ!」



 ラービーの悔やみの叫び声が聞こえる。



 そのときだった。


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