17、牙持つウサギたち
2時間ほど経って――。
フクマ憑きの少女たちの姿はプールではなく、同じ施設内の個室ラウンジにあった。
水着から夏着へと着替えた彼女たちはプールのとき同様に、それぞれが勝手気ままにくつろいでいる。
モダンでラグジュアリーの雰囲気だったプールとは打って変わって、こちらは高級感をやや抑えた落ち着きのある穏やかな安らぎのためのスペースといった感じで、広々とした空間にはソファーとサイドテーブルをメインにした最低限の調度品しか設置されていなかった。
高級ホテルのラウンジや企業の応接室といった堅苦しいという雰囲気ではないが、クルミ色の家具や枠をアクセントとしたアイボリーホワイトの室内の居心地はそれらに匹敵するレベルだった。
床一面にはベージュのカーペットが敷かれ、天井は高く、照明は明るさや色合いを調節できるタイプ。
いまは少女たちの好みに合わせて、ふんわりとした色合いのオレンジが灯されている。
ソファーは街並みが一望できるように大きなガラス窓へと向けられ、そこからはゆっくりと夕闇に染まっていく街を絵画のように鑑賞することができ、外の暑さとも室内プールとも違う、過ごしやすい涼しさの空調は皆の体と心をのんびりとほぐしていた。
「こんな体が沈み込むようなソファー、いままで経験したことないんですけどー」
靴を脱ぎ散らかすようにして長ソファーに寝そべったリリが素足をばたつかせる。
夏着へと着替えた彼女はパステルホワイトのノースリーブブラウス、青のデニム風キュロットと全身ボーイッシュにまとめあげ、手首にはビタミンカラーのシュシュをアクセントにしている。
夏の太陽の下を元気いっぱいに跳びまわるような健康的なスタイルだ。
革張りのソファーに身を委ね、背もたれに頭をのせて天井をぼんやりと見上げ、
「眠くなってきちゃいますね……」
きとらがあくびをこらえながら言う。
彼女はホルターネックの赤いロングワンピースに薄手の白シャツを羽織り、投げ出すように伸ばした脚の厚底サンダルからラメの入った赤いネイルチップをつけた指先をのぞかせている。
大人びた派手な装いながらも落ち着いた雰囲気でラウンジに溶け込み、この場の空気をひと足はやく夜へと近づけていた。
「なつきが伝授してくれたスキル、意外と体力消耗する……」
窓際に立つまろんは色合いをおさえたメタリックリネンのハイウエストワイドパンツにシンプルな黒シャツをタックインさせた都会的コーデ。
水着のときにツインテールにしていた髪は、いまは金のバレッタでひとつ結びにされている。
物静かに窓の向こうに映る夕暮れの街をバックに立つ姿はファッション雑誌のスナップのようだった。
「いやいや、君たちがいきなりアクセル全開にしすぎなんよ」
彼女たちのリーダー格であるなつきは、夏の涼風をイメージさせる淡い色合いをメインとしたゆるふわのガーリーコーデ。
クリーム色のフリル袖ブラウス、ミントグリーンのフレアスカートと『口を開かなければ』という大前提がつくが、たたずまい自体はエレガントなお嬢様といったところだ。
ただ態度はお嬢様というよりはわがまま気ままなお姫様とでもいうべき雰囲気で、ソファーの肘掛けに頬杖をつき、ふてぶてしく足を組んで、つま先にひっかけた黒のショートブーツを揺らしている。
「あんなの教えられたら、どこまでが限界か試したくなるじゃん」
「とりあえずやれることの個人差は分かりましたね」
「おかげで当日やりたいことが増えた」
少女たちが思い思いに返事をする。
だが彼女たちの表情に見える色は疲れよりも充足感のほうが勝っていた。
なつきから教えられた新たなフクマの使い道は、彼女たちにとってそれほどまでに有意義だった。
「で、このあとはどうするの?」
リリが体を起こして、なつきに聞く。
「倉っちと合流して、計画の最終調整かな。このところ全員そろっての打ち合わせもできてないし」
「倉盛さん、おうちの手伝いが忙しくてなかなか合流できませんからねえ」
「あの子の家ってなんの仕事してんの?」
「お寿司屋さん。それも回らないやつ。仕事の打ち上げでいったことあるけど、おいしいお寿司の店」
「となると、晩ご飯はシースーですかな?」
「いや、店に着く頃にはお酒を扱う時間帯になってるから、アタシらがいくとかなり浮くカタチになるし、倉っちに抜け出してきてもらってファミレスで作戦会議かな」
「ファミレスかあ……悪くはないんだけど……」
リリは残念そうに言う。
「天久愛流に勝てたらそのお祝いってことで、寿司パーティーでも開く?」
「いいねそれ。よし、俄然やる気が出てきた」
リリが拳をかためながら立ち上がる。
「じゃ、支度して出発しようか」
少女たちはそれぞれが自身のコーデに似合うバッグを持ち、まろんは黒キャップと黒マスクをつけて顔を隠す。
ラウンジを後にし、建物の外に出ると、街は夕暮れから夜の装いへとすっかり姿を変えていた。
雲間から見えるほのかな月明かりの代わりに、街灯やネオンが地上を華やかに彩っている。
街はまだ昼の暑さを忘れていないのか、少し動いただけでもむっとする熱気がつきまとう。
それが理由で、涼しさと娯楽を求める人々が集まるレジャー施設や大通りと違い、いま行く道筋に人の姿はない。
遠くに街明かりだけがにぎやかに灯る中、目的地めざして歩みを進める少女たちの後ろから、
「おねーさんたち、カラオケ行ったり、おいしい物食べたりしない?」
軽薄そのものという感じの若い男が足早に近づいて話しかけてきた。
少女たちが無視して通り過ぎようとすると、
「ちょ、ちょ、ちょ」
男は彼女たちの前に回り込んできて、
「おねーさんたち、それ有名なブランドのバッグでしょ、どこで盗んできたの? ダメでしょ、ドロボーとかしちゃ。盗むんだったら俺っちのハートを盗んでくんない?」
なつきはきとらとまろんを守るように位置取りすると、
「うざっ」
嫌悪感をあらわに吐き捨てる。
空気が冷え、きわどい雰囲気になりそうな中、
「まあまあ、ここはあたしに任せて」
リリが取りなすように言い、
「それじゃさ、お兄さん。ちょっとお試しチャレンジしたいから、いっしょに来て」
と、男を誘って人通りの少ない裏路地のほうへと向かう。
仕方なく、なつきたちもそれについて行く。
より人気のない細い裏路地へと入り込むと、
「さて、ここらへんでいいかな。ちょっと目を閉じて壁のほう向いてて」
ボーイッシュな少女の言葉に、
「はーい」
軽薄そのものの返事をして、男は壁のほうへと体を向けた。
「まだこっち向いちゃダメだよ~」
との言葉のあとに、ごそごそと衣擦れのような音が聞こえ、好奇心を抑えきれない男は薄目を開き、壁に映る自分と女の子の影をこっそりと確認する。
目の前に自分の影、少し離れたところに先ほどの少女たちの影。
そしてふたつの影のあいだにもうひとつの影、リボンを立てたような髪飾りにくわえてふわふわとした毛玉のような尻尾飾りをつけた影絵が壁に映り込んでいる。
その影がゆっくりと扇情的な仕草で近づいてくるのを薄目で見ながら、
(おほっ、これバニーガール? お試しってどうなっちゃうの、俺? ……あれ? これは俺の影。離れたところに女の子たちの影……1、2、3、4……じゃあ近づいてきてる5人目は……)
少女たちと自分のあいだに誰もいないどころか、影の元となるものがなかったことに気づいたときには、自分のものでも少女のものでもないバニーガールの影がどんどんと近づいてきていた。
あわてて大きく目を開けて少女のほうに向き直ると、彼女と自分のあいだ、ほぼ目の前に黒一色で構成された影人間とでもいうべき、ゆらめく影が立っていた。
黒一色というのは正しくはない。
少女たちと同じ背格好で、頭上に青みがかった黒いうさみみ飾りが揺れている。
上半身は青い襟と青いスカーフのセーラー服、下半身は青のバニースーツが淡い色合いの立体映像のように影に追随していた。
ちぐはぐな組み合わせをした影のバニーガールは立体的ではない平面そのもので、紙か板がそこに立てられているかのようだった。
そんな影バニーの顔にあたる部分にふたつの青い丸が眼となって現れる。
LED のようにくっきりとした光がまっすぐにこちらを向いていた。
「あーあ、気づいちゃったか。まあいいや、やることは変わらないし」
影バニーの背後に立つ少女がほがらかな声でいうと、逆光の中で彼女の瞳が青く光り、笑みを浮かべた口元には異様な鋭さをみせる犬歯がきらめく。
バニーガール風のシルエットも同じように笑った。
口に当たる部分が白い三日月のように大きく裂ける。
上下にノコギリのような歯が並ぶその向こうに青い目の少女が見え――、
「それじゃあご希望どおりにハートを盗んであげるね」
少女がいたずらっ子のようにくすくすと笑うと、影も連動するように声なき笑いをたてる。
夏のものとは思えないほど冷えた空気が体を包み込み、体温だけでなく体中の感覚を奪っていく。
(えっと……なんすか、これ?)
男は当然の疑問を口にしようとしたが言葉が出てこない。
『そんなヒマがあるなら逃げろ』と彼の本能が告げていた。
生命の危機を察知して、男は逃げ出そうとしたが、体が思いどおりに動かず、尻もちをつくように路上にへたりこんだ。
絵の描かれた板が覆い被さってくるかのように、影女がじっとその上から不自然な角度でのぞき込んでくる。
なんの感情も宿していない青い瞳と大きく笑う口元だけが文字通り貼り付いている。
少女は顎に指を当てて考え込むようにして、
「そうだなあ、お兄さんの生命力がハート3つだとして、ハート1個の半分くらいは残しといてあげるよ」
と優しげな口調とは裏腹に、冷たい笑顔を見せる。
彼女に貼り付いた笑顔の仮面は影のバニーガールと同じく、こちらへと向けた好意的な感情はいっさい持っていなかった。
寒気と恐怖が男の歯を震わせ、悲鳴をあげようにも声が出てこない。
こみ上げてくるものは喉の奥に引っかかったまま、代わりに出てくるのは8月にそぐわない白い息。
荒くなった呼吸が破滅へのカウントダウンのように響く。
「それじゃあ、いっただきまーす」
可愛らしい口調とは釣り合いの取れていない残酷な言葉が合図だったかのように、かがみ込んだ影がぺらぺらの紙のような薄い手を伸ばして男の胸に触れた。
素肌に氷を押し当てられるような感触とともに、影の指先がなんの抵抗もなく服をすり抜けて体の中へと潜り込んでくる。
比喩ではなく、実際に影の手は男の体の中にしみこんでいた。
まるで手をひたして水温を確かめるような自然な動作だった。
黒い腕がナイフのように体に突き刺さっているというのに、傷も痛みも出血もなく、ただ心臓を直接わしづかみにされるような錯覚と『吸い取られる』という感覚が全身を支配していく。
脈と呼吸が早鐘のように、より速く激しくなる。
聞こえてくるのは呼吸と呼ぶには情けない自身の嗚咽。
震える手足には力が入らない。
だが、仮に手足を動かせていても無駄だっただろう。
にじみ出てくる涙でかすみながらも、男の視力だけは正常に機能し続けていた。
目を下げれば自身の胸に突き立つ影、目を上げれば影法師が浮かべる薄気味悪い笑顔で視界がいっぱいになる。
この恐怖から逃れようにも自分の意思では目を閉じることすらできず、いっそ気を失えればと思うが、それすらもままならない。
吸われる。体力が。吸われていく。気力が。
代わりに影が、黒が、男の中に浸食していく。
目がかすみ、焦点を失っていく中、笑う黒の仮面だけが最後まで映り続けた。
もはや体力でも意思でも体を支えることができなくなり、男はあえなく地面に横たわった。
意識が薄れていく男の耳に、
「次の人生は真っ当に生きようね~」
少女の笑い声が残響となって響いていた。
ナンパ男の生命力を吸い取った影のバニーガールはリリの元へと戻ると、重なって溶け込むようにして彼女の中へと消えていく。
影バニーが完全にカラダの中に溶け込むと、リリは雷に打たれたかのように、びくんと大きく体を震わせた。
それがおさまると、リリは蕩けた恍惚の表情を浮かべ、
「やっば、妖気のカケラをちまちま集めてたときよりもチカラが全身に伝わってきて、疲れたカラダにめっちゃみなぎる!! これ……なんかすっごく気持ちいいっ!!」
聞く者すべてがぞくぞくとしてくるような歓喜の声をあげる。
「はしゃぐのはいいけど――」
なつきが闇に溶け込むような涅色の瞳をうすぼんやりと輝かせながら、瞳と同じほどに冷たい声で言った。
「ツメが甘い」
彼女の足下から伸びる影が異様な長さとなって、倒れ伏した男のさらに向こう、通りの近くまで伸びていた。
影は幾筋にも分裂し、細く長い闇色のバンデージを思わせるカタチになって大きめの物体に巻き付き、こちらへと引きずってきていた。
それは少し離れていたところに隠れて様子を見ていたナンパ男の仲間たちだった。
影のバンデージが彼らの目と口をふさぎ、手足の自由も奪っていた。
男たちは必死に逃れようと抵抗しているが、無駄だった。
闇色のリボンが肉に食い込み、骨をきしませる。
声をあげようとするのを首を締め上げて黙らせる。
なつきの影はその細さに似合わぬ力強さで男たちを近くまで引きずり寄せる。
これが彼女が独自に生み出した、体力と精神力を代価にして、実体を持たないフクマを自在に操れる影へと変異させる能力。
複製体を作成する方法に、リリ・きとらが河原で目撃した姿形を変えられる水の妖異と武器を変幻させる天久愛流の戦法からヒントを得た思いつき。
複雑な立体構造を持たせるまでには至ってはいないものの、薄い影絵細工ながらもある程度の強度を保ち、パワーのほうも数十㎏なら軽々と扱える。
なつきが水面上に立ち、歩いてみせたのも、リリが影のバニーガールを生み出したのもこれを利用したものだった。
魔術・妖術・忍術といったものには精通していないなつきがイメージだけでこの能力を編み出したのは、彼女と仲間たち、そしてフクマにとって有意義な進化だった。
「お仲間さんがいたんだ」
頬を上気させたままのリリが熱のこもった青い目で身動きできない男たちを見下ろす。
その熱も彼女とフクマにとってはごちそうのお代わりに向けるものでしかない。
「フクマが食事してるあいだ、そこのチャラいのを助けるどころか見捨てて逃げようとしてたけどね」
「さすがリーダー。よく見てる」
「で、どうするんですか、この人たち?」
きとらの問いに、
「当然食べちゃっていいよね? ね、ね?」
リリが興奮ぎみに言う。
「1、2、3……人数的にはわたしたちの分ですよ」
「さっき食べたばっかなんだから、ここは譲るべき」
きとらとまろんの言葉に、
「アタシはいいから3人で分けなよ。これから大勝負を挑むんだし、こんなんでも少しは足しになるでしょ。というわけで、みんなでちゃっちゃと召し上がれ」
なつきは涼しげな口調で答える。
聞こえてくる物騒な会話と、目をふさがれていても感じ取れる不穏な空気に、男たちは拘束から逃れようと激しく身をよじる。
その様子を冷たい目で見ながら、なつきは男たちをより強く締め上げた。
「エサが暴れるな」
「いいじゃんいいじゃん、これだけ活きがいいのは歓迎するべきでしょ」
リリが言うが早いか、バニーガールへと変えた自身の影を身動きのとれない男へ覆い被せた。
バニーガールの手が男の体へとめり込んでいくと、リリはどこか扇情的な吐息をもらし身を震わせる。
まろんは呆れたようにその様子を見ながら、
「こちらもお言葉に甘えて」
瞳を金色に変え、両手を組み合わせると、壁に小さなウサギのシルエットをつくりだした。
可愛らしく見えるウサギはそこから自立して男たちのほうへと足取り軽いステップで跳ねていく。
そして影のウサギは大きく顎を上下に開いて、針や釘のような牙をむき出しにすると、凶悪そのものの獣のシルエットとなって男の首筋へと食らいついた。
黒曜石の刃物のような牙はすんなりと肉に食い込み、生命力をすすっていく。
「では、わたしも遠慮なく――」
きとらの瞳も炎のように赤く変わり、なつきのものに似せた影のリボンを数本つくると男の体を串刺しにするように食い込ませた。
逃げ出すことはもとより、悲鳴をあげることすら許されず、男たちは活力を吸い取られていく。
激しく身をよじる無駄な抵抗もむなしく、やがて身じろぎひとつできなくなり――。
あとには魂が抜けた男たちが転がる死屍累々とでも表現すべき惨状に、
「ちょっとやりすぎちゃったかな?」
頬を上気させたリリがなまめかしい響きでつぶやく。
同じように少し頬を染め、高ぶりを抑えるように深呼吸をしたきとらが、
「どうしましょうか、これ」
抜け殻状態の男たちを見下ろしながら言う。
なつきは倒れている男たちをゴミを見るような視線で見つめ、
「この時期だもん、放っておいても熱中症とか脱水症状とかで処理されて終わりでしょ」
「それじゃあ、騒ぎになる前に退散しましょうか」
「賛成。そうだ、いちおう決戦の舞台となる場所を見ていく?」
「下見は必要だけど、倉っちと合流してからでいいでしょ」
「よーしファミレスだー、なに食べようかなー」
少女たちは倒れた男たちに目もくれず、表通りに戻ると、何事もなかったかのようにすまし顔で去って行く。
雲間の月と街の明かりに照らされた裏路地に人影はなく、彼女らの凶行を見ている者はいなかった。
ただ1匹の猫を除いて――。
その焦げ茶色をした小さな猫は暗がりに身を潜めて、少女たちによる一連の所業を金色の瞳におさめていた。
彼女たちを止める術を持たない猫は傍観者として一部始終を見ているしかなかったが、観察者として少女たちの顔、背格好、そして影を操る能力をしっかりと頭の中にたたき込んでいた。
去って行く少女たちを追うべきか、猫は悩んだが、まずは事の次第を主に報告するべきと考え、素早くこの場をあとにした。
猫は街明かりが灯る中、主の気配をたどって一陣の風のように夜の道を駆けていく。
そして通りをひとり歩く猫耳帽子の人物を見つけて飛びつくと、不安や恐怖を拭い去るように身をすり寄せた。
猫耳帽子の人物は猫を優しく抱きとめ、
「おっと、なんだ……って、おまえ、スズノの猫か」
意外な言葉を発する。
抱きかかえられた猫は、自身の主と同じ顔、同じ声で笑うまるっきり別人の存在に、戸惑いと驚きで大きく目を見張った。




