第5章 ドラゴンライダー・ユナの冒険館 アレクサンドリア図書館にて(その1)
アレクサンドリア図書館の入口には、右側にシオンと同じ黒髪の男・ファンタジー系、左側に銀色のバイオレンススーツを着た小柄な男・テクノ系が警備として立っていた。
シオンとユナ、それから小さくなっている宇宙船・ジェシカとその中にいるロボ・サニーは、アレクサンドリア図書館には入れたが、ギズモが入ろうとすると、警備の2人に止められた。
ギズモ「ちょっと、私がドラゴンだから入っちゃいけないとか言うの?」
テクノ系の男「いや、そうじゃないんだ、見るからにアンタは入れないだろう、その大きさじゃあ。」
ファンタジー系の男「小さくなれたりしないのか?その大きさで強引に入られたら、この図書館の入口が壊れて、俺達がこの仕事、クビになってしまう。」
ブルードラゴン・ギズモ「なれるわけないでしょ。アニメじゃあるまいし。」
テクノ系の男「じゃあ、ドラゴンの姉さんはここで待機な。」
ブルードラゴン・ギズモ「そんな・・・・遥々ノヴァから来たのに・・・・」
ファンタジー系の男「ん?今なんて?」
すかさず宇宙船・ジェシカがギズモの耳元にやって来て囁いた。
宇宙船・ジェシカ「ギズモさん、ノヴァから来たことは秘密ですよ。」
ブルードラゴン・ギズモ「ああ、そうだったわね。えっと、遥々あの暑い砂漠を越えて来たのにって言ったのよ・・・・。」
テクノ系の男「まあ、気持ちは分かるが・・・・それにしても姉さんはでかいなあ。こんな大きなドラゴンが地球にもいるんだなあ。」
ファンタジー系の男「確かに。悪いがちょっと、あの岩場の影にでも行って、そこで休んでてよ。」
ギズモは仕方なく、図書館入口から数m離れた岩場の影に行き、座り込んだ。
シオン『さっき、あのドラゴンはノヴァから来たと確かに言った。』
図書館の中に入ると、3階建てで無数の本棚が並んでおり、大勢のファンタジー系の人、ドラゴンが調べ物をしていた。そして、ユナも読める文字だった。
シオン「じゃあ、僕は3階に行ってくる。」
シオンは階段を上り、ノヴァコーナーがある3階へと向かった。
少女・ユナ「ジェシカさん、地球とノヴァって同じ文字が使われてるんですね。」
宇宙船・ジェシカ「おそらく昔、地球からノヴァへ行った人がノヴァとなり、その影響でノヴァの人も地球の文字が読めるようになったと言われてるわ。昔の地球人は、今よりずっと免疫力が高かったみたいだから、ノヴァでも長生きできたらしいの。」
少女・ユナ「そうなんだ、ジェシカさんみたいな宇宙船に乗って?」
宇宙船・ジェシカ「その頃は宇宙船なんか作る技術が地球にはなくて、言い伝えでは突然、空間に穴が空いて吸い込まれた人が何人かいたらしいんだけど、そのうちの1人がノヴァに辿り着いたんじゃないかと言われてるわ。」
シオンは3階のノヴァコーナーで、新刊のノヴァの本を見つけ、テーブルに座って読んでいた。
シオン「こ、これは!!」




