第4章 侍ストーリー ・ ワールドウィズ・コロナ
ソータ「ユナ!!迎えに来てくれたんだ!!」
ミヤモト「おお!!ギズモ、元の姿に戻ったんだな。それからユナちゃん、エルダさんて人に聞いたんだが、古代魔術書を探しに行ったらしいじゃないか。見つかったのか?」
ユナはギズモから下りて、ミヤモトとソータの側に駆け寄った。
ユナ「お兄ちゃん、ミヤモトさん。2人とも元気そうで良かった。そうそう、魔術書は手に入れたよ。でも、新魔王のサダも魔術書を手に入れてしまったの。それは、恐ろしくかなりやばい魔法なの、このニュース知ってる?」
ユナはポケットからスマホを取り出して、ソータとミヤモトに見せた。
そのニュースは、世界中の大都市で風邪に似た症状で死亡したり、重症化する人々が増えているというものだった。
ソータはスマホを持っているので知っていたが、ミヤモトは知らなかった。
ミヤモト「この風邪をひくのがサダの魔法なのか?」
ユナ「そう、魔法の名はワールドウィズ・コロナ。」
ミヤモト「ワールドウィズ・コロナ?」
ソータ「これは病気じゃなくて魔法だったのか。どうりでワクチンができないわけだ。」
ミヤモト「ところでミーナはどうしたんだ?まさか、その魔法にやられたのか?」
ユナ「ミーナさんは、さっきオミパに行きました。なんでも今日は、高収入の男の人が集まるエグゼクティブなんとかパーティだそうです。」
ミヤモト「なんだよそれ、相変わらず馬鹿な女だ。ところで、なんでユナちゃんとミーナはその魔法にかからなかったんだ?サダとは古代魔術書を探しに行ったとき、会わなかったのか?」
ユナ「会いましたよ。しかも、私とミーナさんに向ってその魔法を放ったんです。初めて使う魔法だったので、上手くいかなかったらしく、何回もあれ?とか言ってました。で、そのときにミーナさんが魔王・サダから1冊古代魔術書を奪って、私達は急いでその宇宙船から逃げて来たんです。」
ミヤモト「宇宙船?古代魔術書って宇宙船の中にあるんだ・・・・。」
ユナは、背中に背負っているリュックを下ろし、中から1冊の古代魔術書を取り出した。
ユナ「これがその古代魔術書。魔法はデリート・コロナでコロナを打ち消す魔法なんです。」
ソータ「凄い!!じゃあ、早くその魔法を多くの人にかけてあげないと。」
ユナ「そうしたいんだけど、この魔法のMPは1回で4000使うの。最高魔術士の最大MPは999だから、誰もこの魔法を使うことができないの。」
ミヤモト「大丈夫だユナちゃん。ソータの野菜を食べれば、たぶんその魔法を使えるはずだ。なあ、ソータ。」
ソータ「そうですね。ユナ、ちょっと待ってろ。ほうれん草をひいてくる。」
ソータは、今度はホウレン草畑に向って走って行った。




