第4章 侍ストーリー ・ キャサリン攻略?
ソータの後について歩き、ミヤモト、ノリユキ、ノリコはアーケード街の入口に着くと、巨大なトノサマバッタがいた。
ソータは台車を右手に持ってトノサマバッタの背中に乗り、3人に向って言った。
ソータ「じゃあ、このバッタの背中に乗って下さい。どんな体勢になっても落ちないので安心して下さい。」
ミヤモト「そうなのか?では。」
ソータ、ミヤモト、ノリユキ、ノリコの順番でトノサマバッタの背中に乗って座ると、トノサマバッタは羽根を動かして飛び始めた。
ミヤモト「おお!!ソータ、お前、こんなの持ってるんだな、凄いなあ。」
ソータ「これは、俺が世話になっている村井さんの物で、配達の時に乗るぐらいです。」
ミヤモト「そういえばソータ、お前は買物に行って深い霧に包まれた後、どうなったんだ?ヒカリの姿も見えないが。」
ソータ「俺とヒカリは、エイリアンに車の姿に変えられてキャサリンと戦い、ボコボコにされました。そのエイリアンはキャサリンに殺され、隙をみてヒカリが俺を背負ってキャサリンから逃げてくれたんです。俺は血塗れで意識がなく、ヒカリが俺の体内に戻ることによって、なんとか血も止まり死なずに済みました。ヒカリのおかげです。そして、この近くの丘で倒れていたところを村井さんに拾ってもらい、今に至るわけです。」
ミヤモト「なるほど・・・・。ヒカリが体内に戻ったんだったら、また七色の男になれるんじゃないのか?」
ソータ「畑でモンスターを見かけたとき、何度か七色の男に変身しようとしたんてすが、なれませんでした。今の俺にできることは、野菜作りだけです。」
ノリコ「でも、ソータさんの作る野菜は冒険者のステータスを上げて、しかも、食べさせることによってドラゴンを倒せるんだから凄いです。」
ソータ「最近では、ドラゴンはキャベツを食べなくなりました、これは食べるとヤバイぞって知れ渡ってるのかもしれません。だから、キャサリンに食べさせるのは難しいかと。」
ノリコ「街の噂では、最近キャサリンは、二郎系ラーメンにはまっているそうです。ラーメンの中にキャベツを混ぜて食べさせれば、分からないと思うんですが。」
ミヤモト「二郎系ラーメンか。じゃあ、俺とソータは顔がキャサリンにバレてるから、ノリユキ君かノリコさんのどちらかが、二郎系のラーメン屋でバイトをして、こっそりキャサリンのラーメンにソータのキャベツを入れるしかないなあ。」
ノリユキ「それなら僕が。僕の父は、二郎系ラーメンをしてるんてす。キャサリンが二郎系ラーメンを食べに来たときに、僕が父の手伝いがてら、キャサリンのラーメンの中にキャベツをたっぷり入れます。」
ミヤモト「そうだなあ。無敵のキャサリン相手じゃあ、それしか手がないなあ。ソータのキャベツを手に入れたら、キャサリンの住む教会に、ノリユキ君のラーメン屋のチラシを入れておこう。」
ノリユキ「はい。キャサリンはまだ、僕の家のラーメンを食べに来たことがないので、100円の割引き券を10枚ぐらい入れておけば、必ず近々食べに来ると思います。」
ソータ「見えて来ました。あの”ハリケーン”と書かれた茶畑が、俺がお世話になっている村井さんの畑です。」
ミヤモト「おお!!茶っ葉を綺麗に刈って、”ハリケーン”て書いてある。ハリケーン村のハリケーンってことかな?」
ソータ「そうです。では、そろそろ着陸します。」
ソータ達4人を乗せたトノサマバッタは、ハリケーンと書かれた茶畑へ向って下りて行った。




