55日目 車の名義変更と妻の運用資金
8月25日(火)
午前5時
両足が攣り強制的に起こされる。
先日、動画配信で覚えた足攣り対処法を実践する。
これが凄い!今まで苦しんでいた足攣りがウソの様に解消されるのだ。
しかも10秒も掛からず足攣りが消える。
もっと早くこの動画に出会いたかった。
但し完全に治る訳では無いので一旦立って足の血行を促す必要がある様だ。
ぼーっとしながら1階のトイレに行く。
トイレを済ませお茶を飲み妻の写真に歩み寄り線香をあげお鈴を鳴らす。
ムッチおはよう!
今日はね車の名義変更をしようと思う
見守っていてね
本日のゴミは段ボールか…
バラけていた段ボールをビニール紐でまとめる。
この手のゴミはカラスも狙わないので気が楽だ。
午前9時半
郵便局に昨日書いた書類を普通郵便で送り少し早いがカーディーラーへ向かう。
午前10時
予定は10時半、30分も早く着いてしまった。
でも店員さんは快く出迎えてくれた。
担当さんがまだ接客中なので少々待つ。
担当者さんが私の前に来て「この度はご愁傷様でした。まだお辛いと思いますが…」と挨拶をする。
前もって電話対応していたので私の事情を察しての発言だ。
まだ優しさに慣れぬ私は直ぐにグズつき始める。
早速名義変更に入る。
まずは任意保険
コレは車両ナンバーを変えるつもりも無いので名前のみの変更で難なく終わった。
終わったと言ってもまだ完了した訳では無い。
自動車検査証、保険の変更にはこの後専門機関、他企業の介入が必要らしく仕上がったら郵送してもらえる様だ。
手続きに1万2千円が必要らしい。
今月はまだ出費がかさむな
たまたまその手の話し(家族の話し)になったので担当者さんに奥さんの所在を聞いてみる。
お子さんも居るらしく何となく良き家族の営みを感じた。
また私の大きなお世話が始まる。
私「奥さま大事にしてくださいね」
私「勿論お子さんもですよ」
担「あ、はい」
終始笑顔が絶えなかった。
私「少し前の熊本地震や千葉豪雨みたいな事がいつ自分達に降りかかるか分からないでしょ」
私「奥さまとはいつも仲良く、喧嘩してもいいけどその日のうち解決してくださいね」
担「ウチはその日のうちに解決しますね」
私「それは素晴らしいです」
私「それとこれは夫婦それぞれに言える事だけどお互いが写る写真や動画は常に撮った方がいいですよ」
私「それと日常の会話は宝物ですから」
私「私の様に何も残さぬまま逝かれるとほんと辛いです」
そう言うと堪らず啜り泣く。
お前は何処ぞの宗教信者か?と思える程友達やら知り合いに同じ事を話すのが使命みたいになってきた。
担当者の方と気持ち良く話を終わらせ店を出た。
途中スーパーで日用品を購入する。
テッシュペーパーは泣き虫の必需品です。
すぐに無くなりはしないがあって損もない。
銀行へ向かう。
妻が残してくれた運用資金の戻りを何とかしたい。
相続税でどれだけ取られるか分からないので今はむつみ資産の半分を運用に回そう。
この銀行では1/4を運用資金に回すつもりだ。
まずはこの資産をどう増やすかどれが一番相応しい内容なのか銀行の担当者に聞くことにする。
投資信託や年金保険に個人向け国債と色々言われたが利率が良く元本割れしない物が望ましい。
自分の働いた給与から積み立てて投資信託するのなら問題は無いがこれは妻が大切に残してくれた物だ。
やはり元本割れして無くしたくはないと思った。
元本割れせずかつ利率の一番良いものは年金保険らしいのだが途中解約すると大いに損益が生じるらしい。
また利率が良いのは10年満期での受け取りなので貰える楽しみが先過ぎて楽しみがないとの事。
そこまで生きれる気力も無いので外す事にする。
やったとしても相続税が決着ついてからだ。
ここは個人向け国債が望ましいのかな?
私としては本来定期預金でと考えていたが利率があまり良くはないらしい。
掛ける金額にもよるが入金予定の金額では月々の戻りも微々たる物らしい。
入るにしても大手銀行にしようと思う。
今日契約は出来ない。
揃える物が多くまた記入してもらう内容も半端なくあるらしい。
次回に繰り越し
他に運用資金の1/4は他社銀行へ振り込んでもらった。
そちらは大手だからまた違う運用方法もあると思う。
時間が出来たら行ってみよう。
午後3時
やっと家に帰って来た。
妻に「ただいまー」と帰宅の挨拶を済ませると今日あった事を全て話した。
段々日課になってきたな
暫くソファーで横になる。
午後5時
夕食にしようと思う。
先日買った椎茸を洗いヘタを取って傘を裏返しチーズを乗せ醤油をちょっと垂らしオーブンに掛ける。
シンプルだけどコレが一番美味い。
味噌とワカメを入れただけの簡単味噌汁とウチの庭で採れたきゅうりの糠漬けも添え今日の夕飯とする。
この椎茸のチーズ乗せは妻がよく作ってくれたんだよな
晩酌用なんだけどね
皿に盛り妻の写真の前に置き手のひらを見せ
お上がりよ〜
と一言、その間久しぶりにサブスクでも見ようと好きだったアニメを選んでいた。
暫くして妻に向き合い
ムッチ、いただきまーす
をしてテーブルにそれら夕飯を移す。
食と向き合い再び
いただきます
早速、椎茸のチーズ乗せを食べてみる。
噛むほどに椎茸の旨みが口の中に広がり幸せだったあの頃を思い出す。
懐かしくて涙がほろりと流れる。
も〜あなたはすぐ泣くんだから
と妻に言われている様な気がした。
何とも少食だけど幸せで結構お腹が一杯になった。




