46日目 妻を感じていたい
8月16日(日)
午前4時頃
「痛っ!」
足攣りで今日も目覚める。
夢が見られない。
妻に会いたい…
先日の奇跡の様な出来事は良き記憶として留めておきたいが、やはりどうしても妻を一目見ておきたい。
もう時間が無いのに…
ズンと気持ちが沈み心が重い。
四十九日が近づいている。
仏教に於いて故人の魂が最後の審判を受け、次の世界へ旅立つ日とされている。
最後の審判があるのかは私には分からない。
私的には妻は絶対極楽行きだと元より信じているから
四十九日と言う期間、故人が実際に下界に居るのか誰も実証出来た者はいない。
でも信じたい。
この四十九日の間に妻を一目見ておきたいのだ。
それを過ぎれば極楽に旅立ってしまう。
伴侶が突然この世からいなくなって辛い思いをしている者なら痛い程分かるはずだ。
言葉も無く遺書も無くここ10年の写真も無い突然逝かれた者の痕跡がほしいのは当然の思い。
最後ぐらいは本人の姿で会いたい、会いに来てほしい、だから夢枕に現れてと願うのだ。
午後9時頃
明日は義母の葬儀だ。
準備しておかないと
妻の時は私は違った意味でこの世には居なかったから今回はキチンと揃えよう。
きっとお母さんの隣には絶対妻が居るはずだから
今回は親戚の人も多いと聞く
私が貧乏臭い感じだと妻も恥ずかしいと思うだろうし親戚の人にだらしが無い旦那を見せたく無いと考えるはずだ。
・白髪混じりで汚らしいので染めた
・正装のホンブルグハットを被って行こう
・安物だけど一応礼服は購入した
・黒の下ろしたて靴下(前からあった)
・靴は間に合わなかったのでお古の正装靴を磨く
・絶対泣きまくるからタオル地のハンカチ
・ポケットテッシュ×2
・妻の写真(写真立て付き)
・妻が買ってくれた高そうな数珠
・香典
・飲み物用に銭少々
前もって準備を済ませた。
後は明日、受付を担当するので早めに行くのを忘れずにしないとだ。
ムッチ、明日は男として皆に恥ずかしく無い旦那を演じて来るよ見ていてくれ!




