23日目 永代墓の契約
7月24日(金)
午前中
本日、永代墓の契約に行く。
永代墓、個別型永代墓、樹木葬と悩んだが、最終的には個別型永代墓に決めた。
永代墓なら10万円+諸費用だが、個別型永代墓は4倍の価格の様だ。
契約金を掻き集めないといけない。
カードでも良かったのだが前もって葬儀の為に引き出したお金と皆の香典に私の通帳のお金を合わせそれをきちんと数えて封筒に入れる。
40数万円か結構な額だな
ほんと人が亡くなるって結構掛かるな…
妻には聞かせたく無い話しだがきっと今の彼女は私の心さえも筒抜けなのだろう。
午後1時頃
霊園に到着し営業の方と話しが始まる。
契約の前にまず実際の永代墓がどの様な物か見せてもらう事に
沢山の一般墓の中を通りその先を進むと側面の生垣近くにそれはあった。
普通の墓と墓の間に埋もれる様に変わった造りの墓石が見えてきた。
名前が彫られた25cm角の四角い黒い石が8つ、縦に2列×横に4列で計8個程並べられており下段4つ、中段2つ、上段2つの三層構造で配置されている。
まるで押したくなる様な黒いボタンだな
見せてもらった区画は8つのうち7つは契約済みで1つだけ余っていた。
もう一つの区画は2つ契約済みで前2つ取られていて6つ空きがある様だ。
今はこの二区画のみらしくここから選ぶしか無いらしい。
妻なら何処を選ぶ?
私ならどうしたい?
この墓は初めから二人の名を刻む予定だ。
なので二人で考えて決めたい。
と言っても妻の意見は彼女の思考を想定して考える必要がある。
私なら絶対高台だ!
見晴らしの良い方が気分がいいに決まっている。
妻ならどうする?
手前に2つあるが前2つの陰になっており近くではあるが陽が陰りそうで難あり。
また、法事の際にお供物置き場にされそうだ。
中間でも良いがこれも陽が陰る造り。
やはりてっぺんだよね!
何だろ…いつもの事だが、私の強引さに妻が笑いながら承諾している感じがする。
霊園営業の方に一番上の右側と伝える。
契約金を払い後日きちんとした埋葬許可証を郵送するそうだ。
(埋葬許可証とは、故人の遺骨を墓地や霊園、納骨堂に納骨する際に必要となる公的な証明書)
但し、石に名を刻むのに一ヶ月は掛かるそうで四十九日には間に合わないとの事。
ムッチぃお墓一緒に入ろうね
取り敢えず天界と下界の直通ホットライン回線は問題なく出来そうである。
さて、帰ろう。
午後3時
雨が降ってきた。
しかも雷が凄い…って全然遠ざからないで間近で鳴りっぱなしなんだけど
怖いなこんなの初めてだ。
遠くで鳴っている分には心躍るものがあるが、こう近くで鳴りっぱなしなのはさすがに怖い。
ウチの地域は停電にはなっていなかったがウチから離れた地域では停電で困っていたらしい。
この暑いのにクーラーを使えないのはさすがに可哀想だ。
早い復旧を望む。
午後9時
まだ雷が鳴っている。
昔、都市伝説だと思うが、何処ぞの国で雷が止むことが無い町の話しを聞いた事がある。
まさに今がそんな感じだ。
落ちるなら落ちてもいいよ
でもきちんと死なせてほしい。
さて、寝よう…




