↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大好きな妻が亡くなった  作者: ゆき


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/56

15日目 妻なら絶対そうする


7月16日(木)

午前5時頃

あっ痛っ…

昨日就寝前にストレッチを念入りにやったが効き目は無く足攣りに顔を歪める。

どうも上手くいかない。

それでも中程度の痛みに留まっているのは成果ありと思うべきなのか


妻は夢枕には現れなかった…


妻に挨拶をする。

線香を点けお燐を鳴らす。


「ムッチ、おはようございます」

「今日も一日よろしくお願いします」


遺影に目をやると微笑む妻に心が和む

私自身も笑みを浮かべる。

でも心の深層部は常に重く沈んでいる様だ。


午前7時前

燃えないゴミの日なので各部屋のゴミを集め地域指定のゴミ袋に入れる。

先日片付けた服の針金ハンガーが大量にある。

これも指定のゴミ袋に入れる。

昔からあったセルロイドの人形やその他家財道具は既にゴミ袋に入っていたので袋は全部で2個にまとまった。

その他電池類や缶ゴミに瓶ゴミも別の袋に分別しまとめる。


ゴミ置き場へ行くと既にゴミが乱雑に置かれ網は被さってはいなかった。

燃えるゴミ(生ゴミ)では無いがそれでもカラスは突く時がある。

乱雑に置かれたゴミを丁寧に並べ直し私のゴミも隣に並べ網を被せる。

途中男性が来て挨拶の後ゴミを置いた。

私がゴミをまとめているのが分かったからか網の中に丁寧にゴミを入れてくれた。


妻なら絶対そうする活動終了!


妻が他界してから私は常に「妻なら絶対そうする」を念頭に動いている。

今までの自分では絶対やらなかった事をする。


料理はしていたが私の料理は妻仕込みだ。

食べ終わった物は洗い場に置きっぱなしにしないで直ぐに洗う。

少しでも床にゴミが溜まれば掃除機を掛ける。

洗濯物は天気予報を必ず見て洗う日を決める。

使い終わった物は面倒くさがらずに必ず元の場所に戻す。

まだまだ妻の功績は一杯ある。

当たり前と言う人もいるだろう

でも私は身体が不自由と言う理由でやらなかった事が多々あった。

そんな私だが「妻なら絶対そうする」精神で今は動く様にしている。


何故そんな気持ちになったのか?


一番は妻を忘れたく無いから

あと何となく妻が側で囁いている気がする。

そんな妻の功績を私は受け継ぎたいと思う。

やらないと妻が悲しむ…いや、天国に居る妻に叱られるからかな

こんな事で妻への罪滅ぼしにはならないが、やはりそれらをする事で妻が応援している気になる。


ありがとうムッチ、俺頑張るよ!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。