表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『異世界鉄道ゆる建設記 ~鉄道マニア、線路で世界をつなぐ~』  作者: 南蛇井


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
67/94

終幕:祈りの果てに

画面の中では、燃え上がる駅舎が赤く夜空を染めていた。

煙の向こうで、人々が泣きながら線路を抱きしめ、

壊れた列車の傍らで誰かが笛を吹いている。

その旋律は、祈りでも、鎮魂でもなく――決意の音だった。


 


暗い教官室。

報道映像を見つめるリリアナと悠真。

窓の外では、都市のネオンが雨に滲んでいる。


 


悠真「……あいつら、走りやがったか。」

リリアナ「先生。これは、もう“祈り”ではありませんね。」


 


悠真は、しばらく無言で画面を見つめたまま、

ゆっくりと息を吐いた。


 


悠真「ああ。“反逆”だ。

   けど――正しい方向に走ってる。」


 


リリアナが静かに頷く。

彼女の瞳には、映像の炎よりも深い光が宿っていた。


 


カメラがゆっくりと離れる。

モニターに映る燃えた駅の上空を、

一筋の煙が、夜明けの風に乗って消えていく。


 


最後に、警笛がひとつ――長く、切なく響いた。


 


――第4章:レール連合と暴走都市


その音が、次の物語の始発を告げていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ