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終幕:祈りの果てに
画面の中では、燃え上がる駅舎が赤く夜空を染めていた。
煙の向こうで、人々が泣きながら線路を抱きしめ、
壊れた列車の傍らで誰かが笛を吹いている。
その旋律は、祈りでも、鎮魂でもなく――決意の音だった。
暗い教官室。
報道映像を見つめるリリアナと悠真。
窓の外では、都市のネオンが雨に滲んでいる。
悠真「……あいつら、走りやがったか。」
リリアナ「先生。これは、もう“祈り”ではありませんね。」
悠真は、しばらく無言で画面を見つめたまま、
ゆっくりと息を吐いた。
悠真「ああ。“反逆”だ。
けど――正しい方向に走ってる。」
リリアナが静かに頷く。
彼女の瞳には、映像の炎よりも深い光が宿っていた。
カメラがゆっくりと離れる。
モニターに映る燃えた駅の上空を、
一筋の煙が、夜明けの風に乗って消えていく。
最後に、警笛がひとつ――長く、切なく響いた。
――第4章:レール連合と暴走都市
その音が、次の物語の始発を告げていた。




