獣には何の声も届かない
「おいセッカ!動けるか?」
「お腹ふまれてるけど、なんとか、」
は?腹踏まれてる?、スーツの中どうなってるんだ?俺は止まる「一旦スーツを脱げ」
「、、、うん」セッカはスーツを捲り上げる、それを見て俺は絶句した
セッカの腹は紫色に染まっていた、アザかこれは
「治療するぞ、そのまま捲ってろ」
「いい、そんなことより、、任務、私を置いていっていいから、、て何その顔」
セッカから見た俺はそこまで冷酷と思われてるらしい
「ジョンカレンの持ってる情報なんてそもそも大したもんじゃねーよ最悪任務が失敗しても鬼上官に怒られるだけだそのまま服捲ってろよ」
俺は魔導包帯をとりだしセッカの腹に巻きつける
「それ、ガーネットも使ってた、なにそれ」
「治癒魔法がかかってる包帯だよあくまで一時的な治療だからあんまり過信しすぎるなよ、、てあの女に一撃入れたのかよ、やるなぁ」
「正直偶然、」偶然とはいえあの女に1発入れるのは相当難しい、ガーネットはアメリカの軍の中でも12人しかいない最強の魔道軍人の一人だ、手加減していたとしても攻撃を当てれる人間なんてごく一部だぞ、コイツ本当に天才、、、
俺は包帯でキツく縛りつけた
「終わったぞ、動けるか?」「行ける」
「よし、ならさっさと突き抜けるぞ、この扉を開ければもうすぐ最上階、、、」
俺は扉を開ける、とそこには一人の女、ジョンカレンと護衛が5人いた
「ひぃ!」ターゲットは怯えた目で俺を見る
「マジか、ラッキー!」俺は銃を引き抜き発砲する、がその弾は切り裂かれた
そこにはガーネット
「ふぅあっぶな、早く行きなさいヘリはあと10分でくる」カレンと護衛は奥の部屋の扉を開けて最上階に向かう、それを逃す俺とセッカではない、走って追いかけようとするが無論前に立ち塞がるガーネット
俺とガーネットのナイフは交差する
「邪魔すんなガーネット!」
「それはこっちのセリフよ殺し屋!」
ち、やっぱりコイツつえぇ!!技量はほぼ互角だ
「セッカ!カレンを追え!俺はコイツの相手をする!」セッカは奥の扉に走る
「へー!セッカて言うんだ!行かせるとでも?」
ガーネットは無理矢理銃を抜き発砲 その後俺はガーネットを蹴り飛ばす、セッカは何も見ずにジャンプして弾を避けた
「はぁ?何も見ずに避けた??」
「ガーネット、貴方は私を殺さない、けどターゲットを追わせたくない、なら足を狙うのは合理的すぎるよ」
「マジー??やられたわけどね、、1発で終わると、、チ、もう打てない、」
「打たせるかよ!」そしてまたナイフ同士が交差し俺とガーネットは斬り合った
「こっからは魔法使う、殺すつもりで行くから」
「望むところだ」ガーネットのナイフにはいつのまにか、炎が纏われていた
――――――――――――――
「ハァハァなんなのよ!貴方達!ここで抑えて!」
私はジョンカレン ただのスパイで卑怯者だ、、私はアメリカに魂を売った、奴らはここを通ってくる、なら護衛はここにおくのが正解なはずだ
アメリカに魂を売った理由は簡単だ、私の情報は金になるから、それだけだ、別に罪悪感なんてない、そんなのあったらスパイなんてしていない、けどあんな化け物に追われるて分かっていたらこんなことしてない!
「足、、はやいわね、護衛は、、そう、殺したのね」セッカが追いつく、セッカのナイフは血で赤く染まっていた
「ハァハァ、、殺す」「随分と疲れてるわね?大丈夫?引き返してもいいのよ」
私は魔導書を取り出す「あの化け物が相手なら逃げ一択だけど貴方なら簡単に殺せそうだわ」
その瞬間カレンの耳に穴が空いた「ギャ!」
セッカの手元には銃があった、セッカにはカレンの声なんて聞こえてない、あるのは殺意のみだ
「殺す」
幼女の眼光はもう人間ではない、
カレンの心臓は本人が聞こえるくらいにバクバクと音を上げる、これはきっと耳の出血のせいに違いない、そうでないと、、
(そうでないと、、、、私はこの幼女に恐怖してることになる、、、、)
こいつは幼女なんかではない、獲物を狩る時の獣だ、、
獣はナイフを片手に持ち、直線で突っ込んだ




