350 男のネイル事情
クラン箱の拠点
アルホとトラン
二人はお互いの手を見ながら何かをしている。
真剣な表情のアルホは自分の手と
トランの手を見比べている。
「……」
そこに
「何してるの?」
ベルグが現れる。
「あっ師匠!」
「おっ!いいところにきた
ちょっと手を貸せ」
「えっ!?手?」
困惑するベルグ
ベルグの手を掴んだトランは
またアルホと真剣な目でベルグの手を眺め始める
「アニキが言ったとうり
ちょっと長めです!」
「だろ」
得意気なトラン
「え?何んなの?」
困惑のベルグ
「爪の長さを見てるんです!」
「ああ!なるほど
それで2人で手を見てたんだ」
「ベルグは威力よりか?」
「そうそう
ちょっと長めのが力入るんだよね」
ベルグらしい分析に
アルホは頷く
「お前あれ以上、力いらないだろ」
反則級攻撃力のベルグにつこっむトラン
たしかにとアルホ…
アルホの爪は
ちょい短めコントロール重視だ。
「ベルグ!
その長さのこだわりを教えてくれ!」
トランが絡む
剣術オタク
ベルグは…
「この長さのこだわりはね!」
目が輝くベルグ
「指の外形から出るか出ないかのギリギリを
攻めるのがコツなんだよ!
このギリギリが大切なんだ。
実はねジャストに見えるんだけど
ジャストじゃ無くて髪の毛一本分ぐらい出すのが絶妙なんだよね!
ペラペラ…
ペラペラ…
…
」
真剣な表情でメモを取るアルホ
さすがアルホ!真面目だ。
と…
「キモっ!こいつ変態だぞ!アルホ!」
トランが叫ぶ
「うるさい!そもそも君が聞いたんじゃないか!」
「それに!
それを言ったらトランも長めでしょ!」
たしかに
トランの爪はわずかにベルグより長かった。
…
…
トランとベルグの手を交互に見るアルホ
…
…
すべてスルーし
…アルホは
「魔法の威力にも関係あるんですか?」
鋭い洞察のアルホ
「……」
トランの回答が気になるベルグ
やはりアルホは鋭い
トランが無意味に爪を伸ばしているとは思えない。長さも同じに揃えられ。何か意図的だ…
「あるぞ
剣と同じで威力上がるが、
オレが長めなのは怪我防止だ」
「怪我防止?」
困惑の2人
「高威力の魔法を打つ時
たまに指先が焼けるんだよ。
爪があると守ってくれるんだ!」
得意気なトラン
「なるほどそんな意図があったんですね!」
関心するアルホ
ベルグは…
指先が焼けるほどの魔法なんて聞いたことがないぞ…
と
沈黙した。
こんばんは
いつもありがとうございます。
寒暖差には気をつけてください!




