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小学生男子だった僕、悪役令嬢の取り巻きに転生したのに、舞踏会で料理を食べてただけで王子様に選ばれました  作者: 奈香乃屋載叶(東都新宮)


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第208話 第二聖女21

「……来たね」


 ボク達は再び南区の配給所へと向かった。

 何度来ているんだろう。

 そう思ってはいるけれども、配給を受け取りに来たとは違う人を見てその気は、一旦落ち着いた。


「誰ですの?」


 アデリナ様が声を掛ける。


「止める側」


 ボクが簡単に推測しながら説明する。

 足音。

 複数。

 揃っている。


「第二聖女ポラリス・バルカナバード嬢」


「並びに、アデリナ・レーゲンスブルク嬢」


 ボク達の名前をはっきりと。

 役人ではない。

 神殿でもない。

 だけど無関係でもない。

 一段上。


(本体じゃない)


「何をしている」


「配給」


 問いかけに対して、ボク達は短く。


「見れば分かる」


 同じ返し。


「命令を確認する」


 一拍。


「この配給は停止だ」


 空気が止まる。


「……理由は?」


 アデリナ様はいらつきを見せず、聞き返した。

 内心では苛ついていると思うけれど。


「規定違反」


「どの?」


 即、聞き返す。


「許可のない流通」


 そんな理由を言ってきた。


「許可は?」


「必要ない」


 ボクははっきりと答える。


「第二聖女として」


 一歩。


「現場判断」


 ゆっくりと答えると、辺りは沈黙した。


「権限を超えている」


「止める?」


 一歩。


「今?」


 ざわつき。


「やめるのか?」


「また止まるのか?」


 声が上がる。


「止めるな!」


「戻すな!」


 ヤジが聞こえる。

 役人が揺れる。


(弱い)


「……混乱を招いている」


「違う」


 ボクは否定して、周りをを見せるような動きをする。


「回ってる」


 一拍。


「止めたら」


「止まる」


 短く。


「責任は?」


「取る」


 その問いかけに即答。


「第二聖女として」


 視線がぶつかる。


「……書面で通達する」


 逃げだね。

 でもそう答えるしかないだろうけれど。


「今は止めない」


 一歩下がる。


(引いた)


「……一時的だ」


 去る。


「必ず止める」

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